T.ホンダにおける革新的価値を創る研究開発の進め方
1.ホンダにおける創造的技術者・研究者の育て方
(1)もの事の本質を問う
@目的と手段
A価値とは何か?
(2)徹底的にものを考えさせる
@自分独自の考え(原体験の重視)
A本質議論
B共創(他人から知恵を学ぶ)
(3)概念(コンセプト)を叩き込む
@概念とは何か?
A自ら生み出した概念で勝負
(4)自律した技術者・研究者に育て上げる
2.ホンダにおける創造的風土の創り方
(1)絶対価値の追究=革新性を問う
(2)プロジェクト・チーム性=3人寄れば文殊の知恵
(3)挑戦奨励=失敗を問わない
(4)平等性=ヒエラルキーの無い本質討議
(5)7:3の論理=異端・変人の許容
U.ホンダにおける革新的研究開発マネジメントのしかた
〜情報より知・知恵〜
1.ホンダにおける独創的商品開発のポイント
(1)10人中9人が賛成したらToo Lateで、研究意義がない
〜100の欠点よりも1つの長所を探し出すことの貴重さ、
多数決・合議・ロジックからはクリエーションは生まれない、
駄目な理由を考える暇があったら、どうしたら解決できるか考える、
トップの度量の大切さ〜
(2)将来の価値を予測していないと開発が無駄になる
〜技術コンセプト・手段は合議で決めると創造性を失うが、
目的の将来価値は十分議論して定めないと、研究開発が無駄になる〜
(3)長期の研究を続けるには自分発のコンセプトが不可欠
〜研究には反対がつきもので、しっかり目標と方向を定めないと、ぐらつく〜
(4)世界的レベル
(5)不可能な命令
〜2階に上げてハシゴを外す〜
(6)トップが現場に関心を持つ
〜任せながらも現場を覗く〜
(7)各部門の戦略とマネジメント方法
(8)決断時の関心事項
(9)時代価値、将来価値の見つけ方
2.事例紹介
(1)エアバッグ研究開発
(2)高信頼性の確立手法
〜トレーサビリティ・システム、アポロプロジェクトから学んだ手法・考え方〜
V.質疑応答
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