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<セミナー詳細>

セミナーコード:20080715   このセミナーの受付は終了しています

★植物ポリフェノールは、がん・心疾患・老化などの原因となる活性酸素の消去能や、その他の
 生体調節作用が注目され、機能性食品・医薬品・化粧品の開発において重要なキーワードに
 なっている。
★本セミナーでは、植物ポリフェノールの基礎知識や食品分野への具体的な活用法を経験豊富
 な津志田博士に、また新たな生理活性をもつ非天然型ポリフェノールの創製や医薬品・機能性
 食品・化粧品への応用法を同研究の第一人者であられます阿部博士に解りやすく解説いただ
 きます。

〜機能性食品・医薬品・化粧品開発のための〜
植物ポリフェノールの特性とその活用法

●講 師 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
食品機能性研究センター長
食品総合研究所 食品機能研究領域長
農学博士
津志田藤二郎 氏 
●講 師 静岡県立大学薬学部 生薬・天然物化学分野 准教授
科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業
さきがけタイプ(PRESTO)「代謝と機能制御」領域
研究者(兼任)
薬学博士
阿部郁朗 氏 
●日 時 2008年 7月 11日(金) 10:00〜16:00
(受付は講義開始時間の30分前からとさせていただきます。)
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F・404室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、喫茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター


10:00〜12:30
T.植物ポリフェノールの基礎知識と食品分野への活用
 1.植物ポリフェノールの基礎知識   (1)植物ポリフェノールの種類・分類    @タンニン     〜縮合型タンニン、加水分解型タンニン等〜    Aフラボノイド     〜カルコン・フラバノール(カテキン)類、イソフラボン類、      アントシアニジン類など〜    Bリグナン     〜リグナン、ネオリグナンなど植物性リグナンとマンマリアンリグナン等〜    Cスチルベノイド     〜レスベラトロール等〜    Dフェニールプロパノイド     〜カフェ酸、フェルラ酸、クロロゲン酸等〜    Eフェノール酸系     〜安息香酸、サリチル酸等〜    Fその他     〜クルクミン、ジンジェロール等〜   (2)植物ポリフェノールの効果・作用    〜抗酸化・抗ガン・紫外線吸収・抗炎症・抗アレルギー・     コレステロールの抑制・毛細血管の保護・高血圧抑制・美白・その他〜   (3)植物ポリフェノールの安全性    〜安全性に関する取り組みや目安摂取量などについて〜   (4)植物ポリフェノールの定量法    @定量の必要性と目的    A測定法の種類と選択方法     @)高速液体クロマトグラフィー(HPLC)     A)薄層クロマトグラフィー(TLC)     B)フォーリン・デニス法     C)フォーリン・シオカルト法     v)その他  2.植物ポリフェノールの食品分野への活用   (1)生体成分との相互作用    @タンパク質との相互作用     〜機能性ペプチド・酵素・レセプターなどとの相互作用〜    A炭水化物(澱粉など)との相互作用     〜澱粉分子の高分子化と溶解性の減少〜    Bリポソームとの相互作用や金属とのキレート作用   (2)食品の品質に関与する相互作用    @褐変・混濁・沈殿を引き起こす原因    A褐変・混濁・沈殿の対策方法   (3)植物ポリフェノールが味に与える影響    @苦味・渋味を引き起こす原因    A苦味・渋味の緩和方法   (4)機能性食品への活用例と開発動向    @特定保健用食品    Aアレルギー対策商品    Bメタボリックシンドローム対策商品    Cその他  3.質疑応答
(津志田 氏)
13:30〜16:00
U.新たな生理活性をもつ非天然型ポリフェノールの創製と   医薬品・機能性食品・化粧品開発への応用
 1.植物ポリフェノールの基本格子を決定する酵素タンパク質について   (1)なぜ酵素が重要なのか?   (2)植物ポリケタイド合成酵素の概要・役割  2.非天然型ポリフェノールの創製技術と現在の状況   (1)非天然型ポリフェノールの創製技術    @生合成酵素が示す触媒能力の活用    A酵素タンパク質の立体構造に基づく合理的な機能の改変   (2)現在までの創製状況と今後の見通し  3.遺伝子導入による植物の代謝産物の大量生産技術と現在の状況   (1)ポリケタイド合成酵素遺伝子を組み込んだ新機能賦与植物創出    〜本来植物が微量にしか生産しない代謝産物を大量・安価な供給が可能に〜   (2)現在までの創出状況と今後の見通し  4.医薬品・機能性食品・化粧品開発への応用と現在の状況   (1)医薬品開発への応用    @抗がん剤    ANMDA・セロトニンレセプター拮抗剤    B試薬中間体    Cその他   (2)機能性食品開発への応用    @赤ワイン・ポリフェノール    Aアロエ・ポリフェノール    Bウコン・クルクミン    Cその他   (3)化粧品開発への応用    @チロシナーゼ阻害作用    Aシミ抑制効果    B美白作用    Cその他   (4)現在までの開発状況と今後の見通し  5.現在の研究動向と課題   (1)結晶構造に基づく合理的な酵素機能の最適化   (2)醗酵工学や植物細胞工学への展開   (3)コンビバイオによる迅速な酵素機能の改変  6.質疑応答
(阿部 氏)

−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。