第一講:CGM(消費者生成メディア)と消費者行動の変化
1.CGMとは
(1)CGMが拡大する背景
(2)企業発の情報からCGMへ
(3)CGMの種類と特徴
(4)代表的なCGMの使われ方(ブログ、SNS、ユーザーレビュー)
2.CGMによる消費行動の変化
(1)「よく考える消費者」の増加
(2)双方向コミュニケーションによる影響
(3)バイラル効果と炎上リスク
(4)情報の主権交代
(5)CGMで大衆化する「IT消費」
3.CGMによる消費者と企業の関係性の変化
(1)顧客化ステップの変化 〜「AIDMA」から「AISTAR」へ〜
(2)情報の非対称性の解消
(3)顧客接点の多様化
(4)求められる企業の「こだわり」
(5)ミドルマス・コミュニティ形成の重要性
4.質疑応答
(塩崎 氏)
第二講:CGMを活用したマーケティングの実際
1.Web2.0とCGM
(1)Web1.0とWeb2.0
@Web2.0では、消費者・利用者が情報発信の主役になる。
Aデータが付加価値を生む。
(2)CGMのインパクト
@情報の大爆発
A情報のフラット革命
2.CGMを利用した商品のプロモーション
(1)CGMの利用による満足度の向上
@収集する情報の充実化による納得度の向上
A購買後の情報共有による満足度向上
Bロイヤリティの向上、消費者が「ファン」になる。
(2)具体的な事例の紹介
@消費財メーカーの事例
A生産財メーカーの事例
(3)具体的な進め方(開設から運営まで)
@自社ブログの開設
A既存のCGMの活用(ブログプロバイダー、SNS運営企業との連携)
(4)成功のポイント
@検索エンジンとの連動(サーチエンジン最適化)
Aアフィリエイト・プログラムの利用
B消費者の口コミを活用したバイラルマーケティング
C「ロングテール」のつかまえかた
(5)CGM活用の留意点
@提供する情報の鮮度と種類
A口コミの効果などをどのように測定するか
B「炎上」の予防と対策
C社内体制
DCGMに合う商品と合わない商品
3.CGMを活用した商品開発
(1)具体的な事例の紹介
@商品情報サイトを活用した事例
A商品開発専用サイトの事例
B自社サイトで収集した消費者の声を生かした事例
(2)成功のポイントと課題
@消費者のリアルな声と情報ノイズを区別する必要性
A消費者データの収集と統合(Customer Data Integration)
B蓄積されたデータの分析手法(テキストマイニングなど)
4.今後の展開
(1)Web2.0の次は?
・パーソナライゼーションとレコメンデーション
(2)B2B(生産財)分野への応用は?
・SaaSなどによる情報処理のパラダイム転換
5.質疑応答
(浜屋 氏) |