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<セミナー詳細>

セミナーコード:20081104   このセミナーの受付は終了しています

★FFTアナライザを使い、振動や騒音などのデータ解析・処理をしているが、なかなか
 上手くいかない、時には誤ってしまう等、お困りではありませんか?
★本セミナーでは、データの精度アップ・効率的処理のために、FFTアナライザを正確
 に使うための実用的知識、使いこなしのポイントについて、実務経験豊富な小林講師
 にわかりやすく解説頂きます。

〜実務にすぐに役立つノウハウを解説〜
FFTアナライザの正しい使い方

●講 師 (有)アイトップ 代表取締役
工学博士
小林英男 氏 
<講師紹介>
(社)日本騒音制御工学会認定技師(第97号)
(社)日本音響学会技術開発賞受賞
<略歴>
東京電機大学工学部卒業後、企業派遣で東京農工大学大学院
特別研究員(5年間、文部省認定)。大学在学中にカリフォル
ニア大学などにて英語研修。大学卒業後、リオン(株)に入社
し、騒音・振動の測定・分析・対策および海外事業部でセー
ルスエンジニアとして従事。
その後、(株)アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海
外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システ
ム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技
術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化な
どの研究開発を行い大ヒット商品を世に送り出した。
その後、技術コンサルタントとして独立し、リオン(株)、
(株)小野測器、サイバーネットシステム(株)をはじめとして、
150社以上の一部上場企業などに技術移転、技術指導および
技術コンサルティングを実施した。この間に先進国を中心に
20ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだ
けでなく、通訳なども行ってきた。
<所属学会など>
(社)日本機械学会、(社)日本騒音制御工学会及び
(社)日本音響学会の各研究分科会にて研究メンバーを歴任。
(社)日本工業英語協会会員。
●日 時 2008年 11月 20日(木) 10:00〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F・404室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 48,300円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき43,050円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター


−講師からのメッセージ−
 振動や騒音などの実験データ解析において、通常最も活躍するのがFFTアナライザ(高速 フーリエ変換器)であるといっても過言ではない。FFTアナライザはフーリエ変換理論に基 づき開発されているが、一般にはこの理論は難解であり、この理論を正しく理解しないままブ ラックボックスとしてこの分析器を使用している、または使用せざるを得ないというエンジニ アが実に多い。  このような状況では、FFTによる解析結果が技術的に正しいのか誤っているのかさえ判断 できていない。よって、解析結果に振り回されている状況が多々見受けられるばかりか、解析 結果から有意情報・無意情報を技術的に区別した上で、解析結果から正しく技術情報を読み取 れていないことが多い。  本セミナーでは、上記のように多くのエンジニアが陥りやすい誤りについて詳しくかつ解り やすく解説し、FFT解析を技術的に正しく行え、自分の解析に技術的に自信が持てるエンジ ニアを育成することを目標とする。
1.FFTアナラザを技術的に正しく使用していますか?
  どうすれば正しく使用できるのか?
2.周波数分析とは
 1) 周波数分析により何がわかるのか?  2) 周波数分析の種類と各々の使いこなし方のポイント   ・FFTの場合   ・オクターブ(1/1、1/3)分析の場合 3) 振動の周波数分析を考えてみよう。  4) 騒音の周波数分析を考えてみよう。
3.FFTの使いこなしノウハウのポイントとは
 1) 窓関数(ウィンドウ)の意味と種類・特徴・選定のしかた  2) アベレージング回数(平均化回数)の意味とその最適回数(最小回数)の   決定のしかた  3) カップリングの意味と種類・特徴・選定のしかた  4) 振動・騒音の各場合における解析上限周波数の決定の仕方 5) 周波数分解能とは?  6) FFTのオーバーオール値(OA値)と騒音計や振動計の測定値は同じか、    それとも違うのか?  7) FFTソフト(測定器メーカー以外による)使用において注意しなくては    ならないことは?
4.FFTアナライザの操作手順とそのポイント
 1) 特製クイックリファレンスとその解説
5.FFTアナライザの理論背景を分かり易く解説
 1) フーリエ級数とは 2) フーリエ変換に登場する虚数単位の物理的意味  3) 虚数単位と位相との関係:オイラーの公式  4) フーリエ変換は何を行っているのか? 5) フーリエ変換とラプラス変換の関係とは?   (ラプラス変換についてもやさしく解説します)
6.FFTアナライザの具体的な各種使用例
 1) 周波数応答関数(FRF)とその求め方  2) 固有振動数(共振振動数)とその求め方   *パワースペクトルから固有振動数(共振振動数)を求めるのは、    技術的には誤り。  3) 衝撃音の分析のしかた
7.FFTアナライザの変遷と最新のFFTアナライザ
8.FFT分析を改良した注目の最新分析技術
 1) キーワード“時間−周波数分析”とは?  2) 短時間FFT分析とは?  3) ウィグナー分布解析とは?  4) ウェーブレット解析とは
9.質疑応答

−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。