T.ナレッジマネジメントシステム導入と成功のポイント
〜研究・開発設計に求められるナレッジマネジメントシステムの
考察〜
近年、エンタープライズサーチや串刺し検索といった言葉で代表されるシステムの登
場でナレッジマネジメントシステム導入検討の機運が再び高まっています。一方、製造
業においては、ナレッジを生み出すプロセス、使うプロセスを考慮する必要や、技術情
報流出への対応の問題があるはずです。製品開発や研究開発の現場で必要とされ、企業
の競争力の源泉となるナレッジマネジメントシステムのあるべき姿の考察と、その構築
例について、ご紹介します。
1.製品設計や研究開発の現場におけるナレッジ管理の現状
2.経営視点とナレッジマネジメント成熟度レベル
3.製品設計や研究開発に求められるナレッジマネジメントシステムの基本要件の
考察
4.ユーザ視点、活用シーンの考察
5.ナレッジマネジメントシステムの構築例
6.ナレッジマネジメントシステムの投資対効果
7.まとめ ナレッジマネジメントの成功の秘訣
8.質疑応答
(東風 氏)
U.DICにおけるナレッジマネジメント 成功と失敗
1.DICについて
2.DICのナレッジマネジメントへの取り組み
3.成功と失敗
4.今後の課題(自社での取り組みからの気付き)
(1)Aida's Model(Knowledge Management)
(2)ナレッジの種類と達成目標(共有と活用)
(3)ナレッジマネジメント実践のためのツール
(4)ナレッジマネジメント展開のために(Champion, Facilitator, Evangelist)
5.まとめ
6.質疑応答
(相田 氏)
V.太平洋セメントにおけるナレッジマネジメントの具体的な進め方
〜研究開発部門における情報活用・環境整備への取組み〜
ITインフラが整備された現在、研究開発業務においては、情報を取扱うスキルや企
業内における情報共有の環境整備が、研究開発成果にダイレクトに影響を与えるといえ
る。
弊社で行ってきた研究開発部門における情報活用の方法について、その一端をご紹介
します。
(江里口 氏)
W.東京ガスにおけるナレッジマネジメントの実践
〜都市ガス生産現場の技術・技能の伝承〜
東京ガスエネルギー生産本部は都市ガスの生産を担当している部門で3つの製造工場
を有している。約40年にわたるLNG(液化天然ガス)工場操業で得られた建設、技
術開発、オペレーション等の知識、技能を共有・活用し、一人ひとりの知見を深めるこ
とにより、一層の業績・能力向上につなげるナレッジマネジメントを推進しており、ス
リムな本部運営の中、技術・技能伝承を実現している。活動の概要と共に、維持・向上
のための取り組みを紹介する。
(川端 氏)
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