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<セミナー詳細>

セミナーコード:20100203   このセミナーの受付は終了しています

★本セミナーでは、Liイオン電池を利用した機器開発・装置設計・電池製造等に携わられておられる技術・研究開発・設計・
 生産担当者を対象に、小型から、EV・HEVや定置型電源用の大型リチウムイオン二次電池にいたるまで、安全性評価
 及び材料から見た安全性向上・最適設計と、具体的な電池パックの安全設計法、さらには、製造効率と安全性を両立する
 パック製造手法について、斯界の第一線でご活躍されていらっしゃる鳶島、奥藤両講師に詳しく解説頂きます。

−機器開発・設計・技術担当者のための−
リチウムイオン電池の安全性向上と電池パックの安全設計法
〜小型から、中・大型リチウムイオン電池まで〜
●講 師 群馬大学 大学院
工学研究学科 教授
工学博士
鳶島真一 氏
●講 師 台湾 Celxpert社 技術総監
(元)NECモリエナジー
取締役 技術部長(兼)商品開発部長
奥藤忠司 氏
  <講師紹介>
1987年、三井物産出資によるカナダMoli Energy社の立ち上げに参加。
金属Li電池の保護回路、充電回路の開発設計に従事。
NTTの携帯電話機の事故により金属Li電池の開発を断念。
1990年三井物産、NEC、ユアサコーポレーションの共同経営の会社Moli Energy(1990)Ltd.
を設立、技術部長としてLiイオン電池の周辺回路の開発設計に従事する。
1998年、NECの出資比率引き上げに伴いNECモリエナジーに社名変更、
取締役技術部長、商品開発部長としてLiイオン電池の周辺回路の開発を指揮。
Moli Energy(1990)社の台湾E-ONE社への売却に伴い退社。
その後米国にわたり、燃料電池の研究/開発に従事。
2007年、台湾Celxpert社で技術総監になり、Liイオンパック業界に復帰。
電池製造の経験も踏まえパックの安全設計に従事、現在に至る。
●日 時 2010年 2月 4日(木) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
12:30
T.リチウムイオン電池の安全性向上と最適設計

 1.リチウムイオン電池の最近の話題と安全性に関する動向
  (1)リチウムイオン電池の性能と自動車・電力貯蔵システム等への適用について
  (2)安全規制・安全規格の動向と展望
   〜安全基準の動向、国内外の規制のポイント、安全性ガイドライン〜
 2.リチウムイオン電池の非安全時の電池の挙動について
  〜小型から、中・大型リチウムイオン電池まで〜
 3.リチウムイオン電池の安全性劣化要因とその対策
  〜小型から、中・大型リチウムイオン電池まで〜
  (1)安全性劣化要因
  (2)トラブル例
  (3)リチウムイオン電池の安全性確保策
 4.リチウムイオン電池の安全性評価の実際
  〜小型から、中・大型リチウムイオン電池に対応する〜
  (1)安全性試験対象と安全性試験前処理条件
  (2)電池材料開発における安全性評価
   @電池材料の熱的挙動の評価方法
   A電池材料の熱量測定の例
  (3)電池開発における安全性評価
   @電池の安全性試験方法
   A電池の安全試験例
  (4)自動車用リチウムイオン電池の安全性評価試験項目とそのポイント
  (5)電池実用化時の注意事項
 5.材料から見たリチウムイオン電池の安全対策と最適設計のポイント
  〜小型から、中・大型リチウムイオン電池に対応する〜
  (1)安全性向上と高容量化を両立するための考え方
  (2)電池の安全性と構成部材の関係及び安全設計
   @電池の安全性と負極材料の関係及び安全設計のポイント
   A電池の安全性と正極材料の関係及び安全設計のポイント
   B電池の性能と安全性向上のための電解液・添加剤の活用法
   C電解質・セパレータによる安全性対策の動向
 6.質疑応答
(鳶島 氏)
13:30
|
16:30
U.リチウムイオン電池パックの安全設計と製造法

−講座の趣旨−
  機器開発に必要な電池パックの安全設計の技術や製造手順を解説します。電池パックに入れる
 セルの選別方法、電池パックの構造、安全回路の設計、充電回路の安全設計などの現状と問題点、
 ポイントについて解説します。さらに電池パックの製造手順と試験について説明します。

 ●リチウムイオン電池パックの安全設計法
  【事故を防ぐための電池パック設計について解説します。例えば、外部短絡時や、自動車による
   踏みつぶしを想定した圧壊時、電池内に導電性の異物が混入して電池内部が短絡した時、
   過充電時、機器落下時といった状況における発火や破裂を防ぐための、JIS C8714「携帯電子
   機器用リチウムイオン蓄電池の単電池及び組電池の安全性試験」に沿った安全設計を中心に
   説明します。このほか、電気自動車や定置型電源用の大型電池の安全設計についても解説
   します。】
  1.セルの選別
   (1)セルの選別方法
   (2)現状の問題点
  2.電池パックの構造
   (1)セルのアッセンブリ方法
   (2)電池パックケースの構造
   (3)安全回路の配置
  3.安全回路の設計
   (1)保護回路
   (2)セルバランス回路
   (3)ガスゲージ回路
   (4)自己診断システムの導入
  4.充電回路の安全設計
   (1)各種充電回路
   (2)避けたい充電方法
 ●リチウムイオン電池パックの製造手順
  【製造効率を高めつつ、安全性を確保する方法について解説します。】
  1.効率よく製造するための手段
  2.試験内容
  3.試験方法
 ●トラブルシューティングと質疑応答
(奥藤 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。