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<セミナー詳細>

セミナーコード:20100706   このセミナーの受付は終了しています


★本セミナーでは、電池の性能、安全性、信頼性を維持するために極めて重要な電極作製に関わる技術に焦点をあて、
 電極材料粒子の有機溶媒中における分散挙動の評価と制御から、リチウムイオン電池製造におけるバインダー選定
 と電極作製・評価、電極塗工プロセス最適化技術、リチウムイオン電池用電極活物質のナノ多孔化と高速Li挿入・
 脱離特性評価等について、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳しく解説頂きます。

リチウムイオン電池用電極材の
分散制御・調整と塗工・作製技術

●講 師 東京農工大学 大学院 共生科学技術研究院 教授
工学博士
神谷秀博 氏
●講 師 (株)クレハ 電池材料一部 担当課長 佐久間充康 氏
●講 師 児玉化学工業(株) 機械事業部
産業機器部 次長
竹原秀麿 氏
●講 師 長崎大学 大学院 生産科学研究科 准教授
博士(工学)
山田博俊 氏
●日 時 2010年 7月 2日(金) 9:40〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:40
|
11:10
T.電極材料粒子の有機溶媒中における分散挙動の評価と制御

 1.微粒子の液中凝集、分散特性の基礎とその評価法
  (1)付着・凝集分散挙動を支配する粒子間相互作用の分類
  (2)微粒子の液中分散・凝集特性の評価法
 2.微粒子の液中凝集挙動の制御事例(主に無機系微粒子を対象に)
  (1)リチウム電池用材料を対象とした相互作用、分散挙動評価事例
  (2)炭素系粒子の分散挙動制御事例
 3.ナノ粒子、ナノ物質の分散・凝集制御法
  〜電池応用を想定した場合の留意点
  (1)ナノ粒子、ナノ物質固有の分散設計の困難さ
  (2)表面改質構造設計による分散制御
  (3)ナノ粒子・ナノ物質の有機溶媒中への分散
 4.質疑応答
(神谷 氏)
11:20
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12:50
U.リチウムイオン電池製造におけるバインダーの選定と電極作製・評価のポイント

 1.PVDFの特徴
  (1)ポリマー分子構造
  (2)化学的性質
  (3)電気化学的特性
 2.PVDFバインダー
  (1)KFポリマーの特徴
  (2)電極内での結着状態
  (3)高接着グレード
  (4)NMP溶液
 3.電極の作製条件と性能評価
  (1)バインダー分布状態
  (2)電極・集電体の割れ
 4.スラリーのゲル化抑制方法
  (1)コポリマー
  (2)有機酸添加
 5.質疑応答
(佐久間 氏)
13:40
|
15:10
V.二次電池電極塗工プロセスの最適化技術

 1.電極塗工の現状
  (1)スロットダイ塗工の利点
  (2)スロットダイ各種塗工方法
  (3)塗工工程に於ける不具合(対処すべき不具合)
 2.塗工厚み均一化・不具合対策のための機器構造
  (1)スロットダイ構造
  (2)スロットダイ設計の重要事項
  (3)固定型スロットダイ
  (4)スロットダイ調整機構
  (5)スロットダイ周辺機器
 3.生産効率の改善技術
  (1)塗工プロセスシミュレーション
  (2)多層同時塗工
  (3)両面同時塗工
 4.塗工のための計測・制御
  (1)インライン計測
  (2)計測結果へのフィードバック制御
 5.今後の展開
 6.質疑応答
(竹原 氏)
15:20
|
16:50
W.リチウムイオン電池用電極活物質のナノ多孔化と高速Li挿入・脱離特性評価

 1.リチウムイオン二次電池の高出力化
 2.電極における分極要因
 3.固体内におけるリチウムイオン拡散
 4.電極活物質のナノ構造化
 5.ナノ多孔性電極の出力特性の試算
 6.ナノ多孔体の作製
 7.電極活物質のナノ多孔・複合化とLi挿入・脱離特性評価
  (1)TiO2/C複合体
  (2)V2O5/C複合体
  (3)LiFePO4/C複合体
 8.ナノ多孔性電極の課題
 9.質疑応答
(山田 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。