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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110505   このセミナーの受付は終了しています


★本セミナーでは、現行材料では高性能化の要求に対し課題があるリチウム二次電池の負極に焦点を当て、負極及び
 負極材製造における技術(装置・設備)、部材(銅箔、バインダーなど)の現状から、高性能化を実現する負極材料の
 開発及び動向について、電極特性や性能、負極と銅箔・バインダーの特性及び剥離対策など開発・高性能化のポイント
 に至るまで、斯界の第一線でご活躍中の坂口、秋本、両博士に詳しく解説頂きます。

リチウム二次電池負極の現状と
高性能化に向けた技術開発の動向

●講 師 鳥取大学大学院 工学研究科
化学・生物応用工学専攻 教授
工学博士
坂口裕樹 氏
  <研究紹介>
・次世代二次電池用負極材料の創製
・プラグイン自動車用二次電池の開発
・全固体電池の創製
・次世代電気化学デバイスの創製
(坂口先生研究室:http://www.chem.tottori-u.ac.jp/~sakaguchi/
●講 師 独立行政法人 産業技術総合研究所
先進製造プロセス研究部門
結晶制御プロセス研究グループ長
理学博士
秋本順二 氏
  <講師紹介>
1990年に当時の工業技術院 化学技術研究所に入所以来、
新規無機材料酸化物の研究開発に従事してきた。
最近10年程は、主としてリチウム二次電池材料の材料開発、構造・物性解析に取り組んでいる。
また、同氏が研究グループ長を務める産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門
結晶制御プロセス研究グループでは、次世代型のリチウム二次電池等に使用する
高性能なエネルギー部材の資源生産性を考慮した製造技術の開発を目指している。
そのために、イオン交換合成法などの低温素材製造技術、良質な結晶育成技術、
ならびに結晶構造解析技術・評価技術を応用・発展させて、マンガン酸化物、チタン酸化物、
鉄酸化物などの新規電極材料や固体電解質材料の開拓とその製造技術の開発を行っている。
●日 時 2011年 5月 27日(金) 12:10〜16:55
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 45,150円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき40,950円)
※テキスト代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
12:10
|
15:20
T.リチウム二次電池負極の現状と高性能化へ向けた技術開発の動向

 1.リチウム二次電池の大型化、高性能化に伴う負極材料の要求特性
   〜充放電容量、効率、寿命、安全性〜
 2.リチウム二次電池用負極材料の特徴と開発動向
  (1)カーボン系
   〜黒鉛、炭素、他〜
  (2)金属・合金系
   〜スズ、ケイ素、ゲルマニウム〜
  (3)セラミックス材料
 3.リチウム二次電池用負極材の製造技術の現状と展望
  (1)負極製造のための装置・設備の開発状況
  (2)負極部材の開発状況
   〜集電体(銅箔)、バインダー、導電剤など〜
 4.リチウム二次電池高性能化のための金属・合金系負極の開発事例
  (1)なぜ金属・合金系負極材料か?
  (2)リチウム貯蔵金属・合金の探索と創製
   @リチウム添加合金の負極特性
   A設計指針
   B合成手法
  (3)金属系材料に適した電極の作製と負極特性
   @従来法により作製された電極との性能比較
   〜Ge, Sn, Si系電極を例に
   Aサイクル安定性の改善とそのメカニズム
   B高速充放電性能の向上
  (4)ケイ素系コンポジット厚膜電極の創製と負極性能
   @ケイ素−Mg2Ge系電極
   Aケイ素−希土類シリサイド系電極
   B無電解析出法により金属被覆されたケイ素系電極
 5.負極開発・高性能化のポイント
  (1)銅箔の特性と負極活物質に適した集電体とは?
  (2)バインダーの特性と負極活物質との関係性
  (3)電極活物質の集電体からの剥離対策
   @気相−液相−固相(VLS)成長
   A電解析出
   B液相合成
   C熱処理
   Dガスデポジション
 6.今後の技術開発の展望
  (1)高容量化・高出力化のポイント
  (2)材料開発のポイント
  (3)量産化のポイント
 7.質疑応答
(坂口 氏)
15:35
|
16:55
U.リチウム二次電池用酸化物負極の現状と高容量へ向けた研究開発

【共同研究者】
 (独)産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門
 ナノ移動解析研究グループ長 後藤義人 氏
 石原産業(株) 神代善正 氏
 石原産業(株) 外川公志 氏

 1.リチウムイオン電池用酸化物系負極材料の現状と特徴
 2.高容量化へ向けた研究開発の動向
  (1)二酸化チタン系
  (2)その他の酸化物系
 3.新規チタン酸化物負極材料(H2Ti12O25)の特徴
 4.新規チタン酸化物負極材料の合成方法
 5.新規チタン酸化物負極材料の化学的評価
 6.新規チタン酸化物負極材料の電極特性
  (1)初期充放電特性
  (2)充放電サイクル特性
  (3)ラミネートセル評価
 7.質疑応答
(秋本 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。