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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110601   このセミナーの受付は終了しています

★汚泥の処理コストは、排水処理におけるコストの大部分を占めており、汚泥の減量・減容は即コストダウンにつながります。
★本セミナーでは、汚泥減量化の最近の動向から各種汚泥減容化技術の特徴・比較とコストダウンにつながる選定・適用の
 ポイントについて、斯界の第一線でご活躍されている平石博士に詳しく解説頂きます。

汚泥減容化技術の開発動向と実処理への経済的な適用
●講 師 豊橋技術科学大学 環境・生命工学系 教授
(元)味の素(株) 中央研究所 主任研究員
理学博士
平石 明 氏
  <講師紹介>
昭和60年、東京都立大学大学院博士課程満期退学。
コニシ(株)、味の素(株)中央研究所を経て、平成8年より豊橋技術科学大学勤務。
研究テーマは微生物を利用した環境バイオテクノロジー。理学博士。

<主要著書>
汚泥の減量化と発生防止技術」(エヌ・ティー・エス)
「微生物の分類・同定実験法」(シュプリンガー・フェアラーク東京)
「エコテクノロジー入門」(朝倉書店)
「遺伝子から見た応用微生物学」(朝倉書店)
土壌・地下水汚染の浄化および修復技術」(エヌ・ティー・エス)
バイオプラスチックの高機能化・再資源化技術」(エヌ・ティー・エス)

<研究紹介>
自然環境中における微生物の分布、群集構造、機能などについて生態学的観点
から研究調査を行うとともに、有用な微生物を探索・分離し、特性評価を行い、
環境バイオテクノロジーへの応用を研究している。
主な研究テーマは以下のとおりである。
1.有用微生物の探索・分離と特性評価
2.廃水処理プロセスにおける微生物の動態解析
3.生分解性プラスチックを利用した高度廃水処理技術の開発
4.固形廃棄物処理プロセスにおける微生物生態
5.有機塩素化合物の微生物分解とバイオレメディエーションへの応用

(平石先生研究室:http://ens.tut.ac.jp/microbes/)

●日 時 2011年 6月 9日(木) 10:15〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

排水処理・汚泥処理に携わっておられる、エンジニア・技術・研究・設計・施設・工務のご担当者の方。
排水処理・汚泥処理関連分野の商品・製品を扱っておられる方。
【予備知識】

上記対象者であれば予備知識は不要です。
【習得知識】

余剰汚泥処理における全般的な知識:活性汚泥法の原理
再基質化に関する知識:生物の呼吸
余剰汚泥処理における生物学的方法に関する知識:硝化・脱窒等
【講師の言葉】

 汚泥減量化にベストという方法はありませんが、活性汚泥法の原理をも含めた最新情報の習得によって、個々の実状に応じた適切な減量化技術の取捨選択ができます。現在主流の再基質化法においては、特に生物の呼吸システムの理解が必要であり、この知識は活性汚泥プロセスの様々なトラブル解決にも役立ちます。
T.余剰汚泥の処理・処分の現況と減量化の考え方

 1.余剰汚泥の発生量と処理・処分の現況
 2.余剰汚泥の性状と処理・処分における問題点
 3.余剰汚泥減量化の考え方
  (1)活性汚泥法の操作条件と余剰汚泥発生率の関係
  (2)ゼロエミッション化のポイント


U.汚泥減容(減量)化技術の開発動向と経済的な適用のポイント
  (目的に合った処理・プロセスの選定)
  〜どのような処理方式が進んでおり、コスト削減はどの程度可能か?〜


 1.直接減容化法
  (1)直接減容化の原理
  (2)濃縮・脱水
 2.再基質化法(物理化学的方法)
  (1)再基質化の原理
  (2)高圧噴流法
  (3)超音波法
  (4)熱分解法
  (5)水熱反応
  (6)オゾン法
  (7)薬剤添加法
 3.再基質化法(生化学的方法)
  (1)酵素剤による溶菌
  (2)溶菌細菌による方法
 4.発生抑制法(生物学的方法)
  (1)自己酸化法
  (2)硝化・脱窒促進による汚泥減量
  (3)脱共役法
  (4)食物連鎖法 〜捕食作用を利用する方法〜
  (5)微生物利用における可溶化技術 
 5.ハイブリッド方式による汚泥減容化技術の動向
  〜どのような方式があり、どのような組合せが適しているのか〜
 6.次世代型汚泥減容化技術の動向
  〜どのような方式が考えられているのか?〜


V.汚泥処理における最近の動向

 1.汚泥中の有価物回収
 2.汚泥ガス化発電等によるエネルギー回収
 3.燃料としての汚泥の活用


W.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。