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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110612   このセミナーの受付は終了しています


★本セミナーでは、ナノカーボンの合成とエネルギーデバイスへの応用に焦点をあて、各種ナノカーボン材料の特性・
 合成方法から、注目されるリチウムイオン電池を始め、電気二重層キャパシタ、燃料電池、又、LED用白色蛍光体
 への応用及び技術開発について、最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます!!

ナノカーボンの合成とリチウムイオン二次電池など
エネルギーデバイスへの応用技術

●講 師 横浜市立大学 大学院
生命ナノシステム科学研究科
ナノシステム科学専攻 教授
博士(工学)
橘 勝 氏
●講 師 信州大学 繊維学部
化学・材料系 教授
日本フッ素化学会 理事
炭素材料学会 編集副委員長
Ph.D.
沖野不二雄 氏
●講 師 名古屋工業大学 大学院
工学研究科 つくり領域 教授
(社)電気化学会 東海支部 幹事
中部電食防止委員会 幹事
日本化学会 東海支部 幹事
炭素材料学会 運営委員
博士(理学)
川崎晋司 氏
●日 時 2011年 6月 9日(木) 10:10〜16:25
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:10
|
11:50
T.カーボンナノウォールの作製と電池電極への応用

 【習得できる知識】
 ・カーボンナノウォール(CNW)の生成方法および構造
 ・CNWのリチウムイオン二次電池負極特性
 ・CNWへの白金担持とその電気化学特性

 【講座の趣旨】
 ・新規ナノカーボン材料の一つであるカーボンナノウォール(CNW)の紹介
 ・CNWのリチウムイオン二次電池および燃料電池の電極材として可能性の紹介

 1.はじめに
 2.カーボンナノウォールとは
  (1)生成法−プラズマCVD法−
  (2)構造−ラマン分光・TEM−
  (3)電子状態−光電子分光−
  (4)物性−電気伝導−
 3.リチウムイオン二次電池負極特性
  (1)電極作製
  (2)充放電特性
  (3)アニール効果
  (4)ハイレート特性
 4.燃料電池白金担持電極特性
  (1)電極作製
  (2)白金担持状態
  (3)CV評価
 5.まとめ
 6.質疑応答
(橘 氏)
12:50
|
14:30
U.フルオロナノカーボンのリチウム一次電池正極およびナノカーボンファイバーの
   電極への応用


 【習得できる知識】
 ・フルオロナノカーボンの構造と物性
 ・フルオロナノカーボンを正極とするリチウム一次電池の特性
 ・ナノカーボンファイバー不織布の電極材としての可能性

 【講座の趣旨】
 炭素材料の多様性に由来する種々のフルオロナノカーボンの特性とそれらを
 正極としたリチウム一次電池の放電特性およびリチウムイオン二次電池負極材に
 黒鉛ナノファイバー不織布を利用した新規電極構造の技術開発を中心に紹介する。

 1.ナノカーボンのフッ素化
  (1)フラーレンのフッ素化
  (2)多層カーボンナノチューブのフッ素化
  (3)単層カーボンナノチューブのフッ素化
  (4)二層カーボンナノチューブのフッ素化
 2.フルオロナノカーボンを正極とするリチウム一次電池
  (1)フッ化フラーレン
  (2)フルオロ多層カーボンナノチューブ
  (3)フルオロ単層カーボンナノチューブ
  (4)フルオロカップスタック型カーボンナノチューブ
 3.リチウムイオン二次電池負極材に黒鉛ナノファイバー不織布を利用した
   新規電極構造の技術開発

  (1)ナノ炭素繊維不織布の作製
  (2)リチウムイオン二次電池負極への応用
  (3)リチウムイオンキャパシタ用負極への応用
  (4)リチウムイオン二次電池合金系負極活物質への応用
 4.カーボンナノチューブのリチウムイオン二次電池への応用
  (1)多層カーボンナノチューブ
  (2)単層カーボンナノチューブ
 5.カーボンナノチューブの電気二重層キャパシタへの応用
  (1)多層カーボンナノチューブ
  (2)単層カーボンナノチューブ
 6.質疑応答
(沖野 氏)
14:45
|
16:25
V.ナノスペースカーボンおよびその複合体のエネルギーデバイスへの応用
 〜Li二次電池負極、キャパシタ電極、LED用蛍光体〜


 【習得できる知識】
 ・ナノカーボンの骨格構造、空孔構造の評価手法
 ・ナノカーボンのイオン吸蔵・吸着メカニズム
 ・ナノカーボン-セラミックス複合体の合成法および構造・物性評価手法

 【講座の趣旨】
 規則正しい空孔構造を有するナノスペースカーボン(カーボンナノチューブ、グラフェン、
 メソポーラスカーボンなど)およびその複合体について、エネルギーデバイス
 (Li二次電池負極、キャパシタ電極、LED用蛍光体)への応用を中心に合成から
 構造・物性評価までを説明する。

 1.ナノスペースカーボンの合成と機能化
  (1)ナノスペースカーボンとは
  (2)カーボンナノチューブの機能化
   @開端、閉端チューブ、チューブの開裂
   A各種有機分子の内包
   Bセラミックスとの複合化
  (3)メソポーラスカーボン
   @三成分共組織化法による合成
   Aセラミックスとの複合化
  (4)グラフェン様分子のボトムアップ合成
 2.Li二次電池負極
  (1)Li二次電池の原理、現状と課題
  (2)高容量化と高出力化(脱インターカレーション)
  (3)高容量電極材
   @有機分子内包カーボンナノチューブ
   Aメソポーラスカーボン-Si複合体
   Bグラフェン関連物質
  (4)高出力電極材
   @メソポーラスカーボン-TiO2複合体
   ATiO2(B)のLiイオン挿入時の構造変化その場観察
 3.電気二重層キャパシタ電極
  (1)カーボンナノチューブの電子状態密度とキャパシタ特性の関係
  (2)ナノチューブ内部に二重層は形成されるか?
  (3)グラフェンのキャパシタ特性
 4.LED用白色蛍光体
  (1)ナノカーボンの量子ドット効果
  (2)メソポーラスカーボン-シリカ複合体の白色発光特性
  (3)もみがらの炭化処理物の蛍光特性
 5.質疑応答
(川崎 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。