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<セミナー詳細>

セミナーコード:20111212   このセミナーの受付は終了しています

関連書籍≫≫「地熱発電の潮流と開発技術」

★原発事故に伴う電力不足や全量買取制度・規制緩和などにより地熱発電/温泉発電が国内外で大変注目されており、
 プロジェクトも活発化している!!
★本セミナーでは、低温熱エネルギーを有効利用するバイナリー発電技術による温泉発電の実際と、地熱発電における
 性能管理・出力向上・掘削技術及び富士電機の取組みについて、市場・政策・実証試験・プロジェクト状況など国内外の
 動向を交え、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

地熱発電/温泉発電の最新動向と技術開発及び取り組み
●講 師 地熱技術開発(株) 取締役
営業・事業開発部長 (兼) 技術部 専門部長
技術士(応用理学)
大里和己 氏
  <講師略歴>
昭和58年 早稲田大学 理工学部卒業。
昭和58年入社、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)等の地熱関連の委託研究開発
・委託調査事業、民間等の調査コンサルタント(物理探査・坑内計測・貯留層工学)に従事。
平成15年より、アンモニア水を利用した温泉熱・地熱・排熱用低温バイナリーサイクル発電
(カリーナサイクル)の設計・事業形成に参画(自治体・温泉事業者・電力事業者・地熱開発事業
者などの導入検討調査・設計業務に従事)。
平成15年〜平成22年 群馬県嬬恋村・長野県小谷村・群馬県六合村・新潟県・静岡県等の
NEDO地域新エネルギービジョン策定等事業における調査リーダーを担当。
平成16年より、現職。
平成17年〜平成18年 NEDO「地熱開発促進調査小谷地域」においてプロジェクトリーダー。
平成19年〜平成20年 NEDO「地熱開発促進調査佐渡地域」においてプロジェクトリーダー。
平成19年〜平成21年 NEDO「新エネルギーベンチャー技術革新事業・温泉エコジェネシステム
の開発」においてプロジェクトリーダー、温泉発電実証機の開発に従事。
平成22年〜 環境省「地球温暖化対策技術開発等事業(競争的資金)・温泉発電システムの
開発と実証」においてプロジェクトリーダー、温泉発電実用機の開発・実証に従事中。
●講 師 東北水力地熱(株)
技術部 部長
鎌田邦一 氏
  <講師紹介>
昭和54年4月、東北電力株式会社入社。
八戸火力,新仙台火力,原町火力,女川原子力発電所に勤務し,発電所の運転・保守・
環境・性能管理・品質保証業務に従事。
平成20年7月、東北電力 火力部 地熱統括センター所長。
葛根田,上の岱,澄川,柳津西山の4地熱発電所の運用管理業務全般に従事。
平成23年7月、東北水力地熱株式会社 技術部部長。
松川地熱発電所ならびに,東北電力株式会社の葛根田および上の岱地熱発電所への
蒸気供給を行うための蒸気基地に係る管理業務全般に従事。
●講 師 富士電機(株)
火力・地熱統括部 プラント技術部
主席
村上 隆 氏
●講 師 帝石削井工業(株)
削井部長
菊池一男 氏
●日 時 2011年 12月 14日(水) 10:00〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
11:40
T.低温熱エネルギーを有効利用するバイナリー発電技術による
   温泉発電/地熱発電


 1.低温地熱エネルギーについて
  (1)地熱エネルギーにおける低温地熱エネルギーの位置づけ
  (2)低温地熱エネルギーの国内外の活用事例
 2.温泉発電システムと技術(バイナリー発電)
  (1)温泉発電システムの原理
  (2)温泉発電システムの実例(カリーナサイクル)
 3.温泉発電の市場(マーケット)
  (1)全国の温泉発電資源量
  (2)温泉発電の事業モデル
 4.温泉発電システムの開発と実証プロジェクト(環境省)について
  (1)プロジェクトの目的と内容
  (2)松之山温泉(新潟県十日町市)における実証試験の計画と進捗状況
  (3)実証試験における課題
  (4)今後の展開
 5.温泉発電普及に向けて
  (1)温泉地での事業化に必要な要件
  (2)温泉発電における様々な規制や地元合意形成における障壁について
  (3)松之山温泉の実証プロジェクトでの地元合意形成の事例
  (4)温泉発電の将来展開
 6.まとめ
 7.質疑応答
(大里 氏)
12:30
|
13:50
U.地熱発電所の性能管理と出力向上等の課題への取り組み

 1.地熱発電のしくみ
  〜発電方式の概要(種類,装置構成,特徴など)〜
 2.発電所の監視方法
  〜遠方監視システムの構成と監視方法〜
 3.性能管理と出力向上対策
  (1)設備利用率と性能管理
  (2)減圧運転による出力向上の事例
  (3)設備改良による出力向上対策の事例
 4.地熱発電所特有の課題と対策
  (1)蒸気中腐食成分による腐食と対策事例
  (2)硫化水素ガスによる腐食と対策事例
 5.質疑応答
(鎌田 氏)
14:00
|
15:30
V.地熱発電をめぐる国内外の最新動向と技術開発

 1.地熱発電システムの原理・特徴
  (1)バイナリー発電(有機ランキンサイクル)との違い
  (2)地熱発電の方式・特徴と装置構成
   (シングルフラッシュサイクル、ダブルフラッシュサイクル)
 2.地熱発電をめぐる国内外の最新動向
  (1)地熱発電開発をめぐる政策動向
   〜推進・支援する動きなど〜
  (2)国内外における地熱発電の現状と動向
   〜計画・稼動状況など〜
  (3)高温岩体発電システム:EGS(Enhanced Geothermal System)
 3.地熱発電の技術開発
  〜富士電機の取組み
  (1)プロジェクトへの取組みと建設・設備事例
  (2)地熱発電プラントの信頼性向上技術
   @プラント主機の信頼性向上
    ・蒸気タービンにおける地熱蒸気対策
     〜コーティング技術、ショットピーニング技術、材料技術〜
    ・復水器における地熱蒸気中の不凝縮ガスの対策
    ・発電機における地熱雰囲気対策
     〜発電機機内清浄度の維持、発電機部位別の腐食対策〜
   Aプラント設計での信頼性の作り込み
    ・HAZOPの実施概要
    ・HAZOPの例
   B地熱蒸気の性状分析によるプラントの安定稼動
    ・地熱蒸気性状自動分析装置の特徴
    ・プラント運転状態の監視・運転最適化
    ・適用事例
 4.質疑応答
(村上 氏)
15:40
|
16:50
W.地熱発電における掘削技術

 1.掘削技術の概要
  (1)ロータリー掘削技術と掘削装置
  (2)傾斜掘削技術の概要
 2.石油井と地熱井の違いについて
  (1)地下条件
  (2)掘削技術対応
  (3)坑井仕上
  (4)その他
 3.地熱発電用坑井掘削における最新技術動向
  (1)高温度掘削用ビット
  (2)トップドライブシステム
  (3)高傾斜掘削技術
 4.まとめと質疑応答
(菊池 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。