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<セミナー詳細>

セミナーコード:20120412   このセミナーの受付は終了しています

★通常では困難とされる排水(廃液)中等に混在するレアメタル・重金属を処理・リサイクルする技術とは?!
★本セミナーでは、排水(廃液)中レアメタル・重金属処理の現状から、経済性・環境性の両立に向けた高効率・簡便な
 処理・回収・リサイクルの各手法(ガスセンサー制御硫化物法、エマルションフロー法、不織布、機能性ゲル)について、
 斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

排水(廃液)中レアメタル及び重金属等の
処理・回収・リサイクル技術

●講 師 (株)アクアテック 代表取締役
技術士(衛生工学)
大西彬聰 氏
●講 師 (独)日本原子力研究開発機構
原子力基礎工学研究部門 研究主席
兼 環境・放射線科学ユニット
環境化学研究グループリーダー
理学博士
長縄弘親 氏
●講 師 福井大学 大学院工学研究科
ファイバーアメニティ工学専攻 教授(Ph.D)
堀 照夫 氏
●講 師 九州大学 大学院 工学研究院
エネルギー量子工学部門 教授
(同大学)シンクロトロン光利用研究センター 副センター長
(前)工学研究院附属 循環型社会システム工学研究センター
センター長
理学博士
原 一広 氏
●日 時 2012年 4月 10日(火) 10:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
11:40
T.レアメタル・重金属排水(廃液)処理技術の現状と
   ガスセンサー制御硫化物法によるレアメタル等の効率的回収・リサイクル


 1.レアメタル・重金属排水(廃液)の特性
 2.レアメタル・重金属排水(廃液)処理技術の現状(金属イオンの分離方法)
  @難溶解性塩−凝集沈殿法(水酸化物法、硫化物法、炭酸法、シュウ酸法)
  A溶媒抽出法
  Bイオン交換法
  C晶析法
  Dセメンテーション
  E電解法
  Fフェライト生成−磁気分離法
 3.ガスセンサーによる液中反応制御技術−新しい水処理制御技術
  (1) 硫化物法(NS法)
  (2) 微生物脱窒処理工程におけるメタノール検知・添加制御技術
 4.硫化水素ガスセンサー制御硫化物沈澱法(NSプロセス)による
   レアメタル・重金属等の処理・回収・リサイクル

  (1)NSプロセスと従来硫化物法との違い
  (2)NSプロセスの適用分野(対象金属)
   @ Ni(ニッケル)・Cu(銅)・Mo(モリブデン)・Co(コバルト)・Sn(スズ)・Au(金)・Ag(銀)
   A上記以外のレアメタル・稀土類、またPb(鉛)・Hg(水銀)・As(ヒ素)・Cd(カドミウム)、
     Se(セレン)、Sb(アンチモン)などの毒性の高い金属にも対応。
  (3)排水(廃液)中におけるシステム・適用例
   @濃厚無電解ニッケルめっき工程
   Aプリント基板製造工程
   B有害金属の高度処理
 5.NSプロセスによる有用金属回収と汚泥削減技術(NEDO国家プロジェクト研究成果)
  〜汚泥版都市鉱山
 6.インジウム及び遊離酸回収技術(液晶工程・半導体製造工程)
  (1)水酸化物法
  (2)硫化物法
  (3)樹脂法(遊離酸との分離回収)
 7.質疑応答・名刺交換
(大西 氏)
12:40
|
13:55
U.”エマルションフロー法”による排水中レアメタル回収と廃液浄化
 〜簡便・低コスト型の新規抽出分離法〜


 1.エマルションフロー法の特徴
 2.エマルションフロー法の仕組み
 3.排水中レアメタルの回収
 4.排水中粒子成分の回収
 5.めっき廃液からのニッケル回収(事例紹介)
 6.自動車用塗料廃液の浄化(事例紹介)
 7.他の方法との比較
 8.質疑応答・名刺交換
(長縄 氏)
14:05
|
15:20
V.不織布による液体からのレアメタル高効率回収

 1.電子線グラフト重合
  (1)電子線照射技術の特徴
  (2)電子線グラフト重合の原理
  (3)金属捕集機能の付与
 2.高効率吸着性の付与
  (1)適した材料の選択
  (2)高いグラフト率を目指して
  (3)選択性について(吸着時か?脱着時か?)
 3.レアメタルの吸着例
  (1)Smの例
  (2)その他のレアメタル金属吸着の実例
  (3)非金属類の吸着
 4.今後の展開
 5.質疑応答
(堀 氏)
15:30
|
16:45
W.レアメタル・重金属リサイクルを可能にする機能性ゲル開発と利用の試み
 〜混合廃液からの極性分別リサイクルなどについて〜


 1.高分子ゲルの構造と機能性について
  (1)高分子ゲルの構造上の特徴
  (2)高分子ゲル内部の相互作用と機能性
  (3)考えられている応用分野と利用例
 2.レアメタル・重金属の回収・リサイクルを可能にする高分子ゲルの開発
  (1)高分子ゲルのレアメタル・重金属吸脱着について
  (2)レアメタル・重金属陽イオン回収への適用例
  (3)レアメタル・重金属陰イオン回収への適用例
  (4)混合廃液からの極性分別リサイクルゲルの開発の試みと利用例
 3.質疑応答・名刺交換
(原 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。