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<セミナー詳細>

セミナーコード:20120603    このセミナーの受付は終了しています

★震災後の電力供給状況などから、廃棄物発電及びバイオマス発電が注目されています。
★本セミナーでは、廃棄物/バイオマス発電の現状から、焼却システム・各種発電装置・ガス化技術の特徴と
 廃棄物/バイオマス発電システムの実際(比較・評価・展望)について、排熱の有効利用等を含め、斯界の
 第一線でご活躍中の堀添博士に詳説頂きます。

廃棄物/バイオマス発電システムの実際
(現状・課題・対策・評価・展望)
●講 師 名古屋大学 大学院 工学研究科
化学・生物工学専攻 教授
(元)三菱重工業(株) 横浜製作所
環境ソリューション技術部
工学博士
堀添浩俊 氏
  <講師紹介>
1974年、九州大学化学機械工学科卒業。
1976年、同大学院工学研究科化学工学専攻修士課程修了。
同年、三菱重工業(株)広島研究所に入社配属。
1994年、同横浜研究所、2000年、同横浜製作所環境ソリューション技術部勤務後、
2006年4月より名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻分子化学工学分野
資源・環境G教授、現在に至る。

●日 時 2012年 6月 8日(金) 10:30〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

・廃棄物及びバイオマスを資源・燃料として取り扱っている企業のエンジニア・技術・研究・企画・調査・設計・
 施設のご担当者の方。
・廃棄物発電及びバイオマス発電にかかわる装置を取り扱っている企業のエンジニア・技術・研究・企画・
 調査・設計・施設のご担当者の方。
・廃棄物発電及びバイオマス発電の導入をお考えの自治体のご担当者。
・廃棄物発電及びバイオマス発電に関心がおありの方。
【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

・廃棄物 / バイオマス発電設備の選定、導入、設備基本計画、運用、研究開発に役立つ基礎的な事項、
 原理、技術
・各種廃棄物処理と発電システムの原理・特徴・課題・対策・新技術
・各種バイオマス発電システムの原理・特徴・課題・対策・新技術
・廃棄物 / バイオマス発電システムの各種高効率化の原理・特徴・課題
【講師の言葉】

廃棄物 / バイオマス発電は新エネルギー導入目標量の中で大きな割合を占めているが、その目標達成のためには低コスト化と高効率化等が急務である。廃棄物発電は中大型の一般廃棄物焼却設備を中心に安定的に稼動中であるが、発電効率は平均で10数%と低いのが現状である。本セミナーでは廃棄物発電技術の現状と発電効率の低い原因を整理し、資源リサイクルと環境負荷低減に配慮しながら発電効率・熱効率向上に向けた各種最新設備や新技術を紹介する。バイオマス発電では燃焼・ガス化発電やメタン発酵発電の現状と最新設備や新技術、事業性の検討事例を紹介する。尚、本セミナーの前半ではこれらの廃棄物 / バイオマス発電の現状と対策応用の理解がスムーズにいくように、基礎的な事項、原理、技術を整理して丁寧に説明する。
【プログラム】

T.廃棄物 / バイオマス発電システムの基本事項

 1.廃棄物焼却システムの基本
  (1)廃棄物処理法
  (2)焼却炉の分類
  (3)廃棄物焼却処理設備の基本計画概要とプロセス
  (4)大気汚染防止法と対策技術の概要
     (ばいじん、塩化水素、硫黄酸化物、窒素酸化物、ダイオキシン、水銀)
  (5)飛灰処理(ダイオキシン対策、重金属溶出対策)
  (6)焼却灰の最終処分場
 2.廃棄物 / バイオマス発電の現状と問題点
  (1)廃棄物発電
   @廃棄物の種類と質、量の推移
   A廃棄物発電の推移・現況と課題
  (2)バイオマス発電
   @バイオマスの種類と質、量
   Aバイオマス発電の推移・現況と課題
 3.廃棄物 / バイオマス発電を推進する行政施策と提言例
 4.各種発電装置の基本原理と特徴
  (1)蒸気タービン発電
  (2)ガスタービン発電
  (3)ガスエンジン発電
  (4)燃料電池発電
  (5)複合発電
  (6)次世代高効率発電システム
  (7)その他の発電装置
 5.ガス化技術の基本原理と特徴
  (1)熱分解ガス化反応
   @反応平衡・反応速度と触媒
   Aガス精製(湿式、乾式、物理吸収、化学吸収)
  (2)ガス化炉の基本計画
   @固気混相流動の基礎(終末速度、管内流動、流動化速度)
   A流動床、噴流床、循環流動床プロセスの基本計画
  (3)水熱ガス化システムの特徴と課題


U.廃棄物発電システムの実際(比較・評価・展望)

 1.直接燃焼発電システム
  (1)各種炉(ストーカー、流動床、循環流動床)の特徴と課題
  (2)資源リサイクル(溶融スラグ、重金属溶出抑制)
  (3)高効率発電への取り組み
  (4)次世代炉
 2.熱分解ガス化溶融発電システム
  (1)各種炉(流動床炉、シャフト炉、キルン炉)の特徴と課題
  (2)高効率発電への取り組み
 3.ガス変換発電システム
  (1)各種炉の特徴・課題
  (2)高効率発電への取り組み
 4.廃棄物発電システムの比較評価と導入調査例


V.バイオマス発電システムの実際(比較・評価・展望)

 1.熱化学的変換技術
  (1)直接燃焼発電
  (2)ガス化発電
  (3)高効率化(省エネ乾燥、潜熱回収)
 2.生物化学的変換技術
  (1)メタン発酵の基礎と実際
  (2)食品廃棄物のメタン発酵発電事業性検討例
  (3)下水汚泥の高効率メタン発酵発電技術
 3.バイオマス発電・熱利用・液体燃料製造等の事業性のケーススタディ例


W.廃棄物発電後に発生する排熱の有効利用

 1.低温排熱技術(バイナリー発電など)
 2.焼却熱の熱輸送


X.セルロース系バイオマスからのエタノール製造の省エネ高効率化

 1.研究開発動向と課題
 2.前処理および糖化の省エネ高効率化(水熱爆砕、固体酸糖化の紹介)
 3.濃縮・脱水の省エネ高効率化(蒸気再圧縮法、溶媒抽出法の紹介)


Y.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。