| 【受講対象】 プラント配管設計及び、配管関連業務に携わっておられる、プラントユーザーエンジニア、プラントエンジニアリング会社設計・技術・施設・工務ご担当の方。
 
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  | 【予備知識】 上記対象者であれば予備知識は不要です。
 
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  | 【習得知識】 プラント配管設計者に必要な技術・姿勢を原理・原則に軸足をおいて広範囲にカバーし、配管設計者の基礎知識の習得を図った。
 詳細部分は講師の経験を元に失敗しないための要点をメインに、失敗しない、コストダウンのヒントを示しておりますので、今後の配管設計に生かして欲しい。加えて配管設計の新たな楽しみを発見して頂きたい。
 
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  | 【講師の言葉】 プラント配管設計40余年での経験をを元に、従来の配管技術に経験知と知恵を加えております。この講義は全てが正しいとは考えておりません、講演内容について反対・疑問があれば忌憚なくご意見を提案して戴き、その場で検討を加え、納得した結論にもって行きたいと考えております。受講者の皆様にも考えていただく事が多々出てくるかと思っております。
 
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  【プログラム】 T.配管設計業務の概要と留意点
 
 1.配管設計の特性と配管設計者に求められる資質
 Key word: プラントエンジニアリングは有機的結合体である。
 2.配管設計業務フローと関連業務フロー
 Key word: 配管設計は無から有を生み出す
 3.PLOT PLANの役割と注意すべき点
 Key word: 総合力がわかる
 4.プロセス設計との関わり
 Key word: プロセス説明書は転ばぬ先の杖
 5.機器配置図の役割
 Key word: 機器配置Study は敵を知ることになる。
 6.配管計画の役割
 Key word: 昔は人、今は設計標準
 7.3D CAD利用
 Key word: 3D CADは段取りが勝負、物の納期は工事ではなく配管設計工程で決める。
 8.配管サポート計画
 Key word: 意外な落とし穴に気をつける
 
 
 U.配管設計の要素技術
 
 1.仕様書の作成ポイント
 (1)配管設計基準
 内容:配管設計の守るべき原則には必ず根拠があり、その根拠を理解して頂く。
 (2)配管材料基準
 内容:配管設計基準と両輪となる重要な基準書であり、基準書に隠された技術的内容の説明。
 バルブの規格選定がコストダウンにつながる。
 2.ローディングデータの作成ポイント
 (1)機器L/D
 〜機器据え付けは機器L/Dで行えるように〜
 (2)パイプラックL/D
 〜事前に決めておく事項、配管荷重の取り方〜
 (3)架構L/D
 〜事前に決めておく事項、床排水、床高さ〜
 〜床材の選択、床耐荷重の周知、設計基準レベルの統一〜
 (4)コンプレッサー建屋・基礎L/D
 〜基礎形状の注意点〜
 (5)パイプサポートL/D
 〜ペービングと独立基礎の経済性〜
 3.配管計画のポイント
 (1)Tower廻り計画
 (2)熱交廻り計画
 (3)ドラム廻り計画
 (4)ポンプ廻り計画
 (5)加熱炉廻り計画
 (6)パイプラック配管計画
 (7)高温スチームタービン廻り
 (8)エアーフィンクーラー廻り
 4.熱応力の基礎理論
 (1)許容応力は引張応力の1/3
 (2)許容応力範囲の基礎
 (3)高圧ガス、JPI, ASMEの違い
 5.耐震設計
 〜耐震設計と熱応力のマッチング〜
 6.材料の特性
 〜ネルソンカーブとNACE規格、ステンレス鋼の知っておくべき特性〜
 7.配管材の購入
 〜個別仕様書の作成ポイント、高圧ガス保安法による材料規制と検査規制、
 Flange face面を侮らない〜
 8.埋設配管
 〜設計工程、径路の優先順位〜
 9.消火設備配管
 〜Fire water main grid 配管、散水配管〜
 10.モジュール配管の実際
 〜パイプラックモジュール計画、Tower周りモジュール計画〜
 11.現地設計
 〜スチームブロー計画、Flushing計画〜
 
 
 V.配管見積作業概要
 
 1.概略法
 2.詳細積み上げ法
 3.精査方法
 
 
 W.質疑応答
 
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  | −名刺交換会− セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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