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<セミナー詳細>

セミナーコード:20120610   このセミナーの受付は終了しています

★圧縮エアーを生成する空気圧縮機の消費電力は一般工場全体の20%を占めているといわれており、節電対策の重要な
 テーマとなっています。
★本セミナーでは、エアコンプレッサの種類・特徴から、具体的な各種(運転圧力低減による省エネ・制御による省エネ・
 吸入温度を下げる省エネ)省エネ手法と、エアブローの省エネ・空気漏れ対策を含む空気使用側の省エネなどについて、
 圧縮機メーカーにて圧縮機の開発、またエンジニアリング会社にて実際のユーザーの省エネ対策や省エネ診断など経験
 豊富な長谷川講師に詳説頂きます。

〜すぐ役に立つ〜
エアコンプレッサ及び圧縮エアの実践的省エネ技術
●講 師 長谷川コンプレッサー・コンサルティング・オフィス代表 長谷川和三 氏
  <講師紹介>
1968年 名古屋大学工学部機械工学科卒業。
1968年 IHI(旧名:石川島播磨重工業)入社、圧縮機の設計開発。
1998年 汎用圧縮機設計部長。
1999年 ターボ機械協会理事。
2002年 回転機械事業部副事業部長。
2004年 中国現地法人IHI寿力(蘇州)圧縮技術有限公司社長。
中国事業(新会社設立)計画・工場立上・生産開始まで実施。
2006年 IHI復帰。
2008年〜2011年 日揮プランテックおよびグンゼエンジニアリングでESCO事業担当。
(おもに空気圧縮機と圧縮空気の省エネ担当)。
2007年〜現在 日本及び中国の大学院や学会での講演・講義や、
日本及び中国企業の省エネコンサルやセミナー実施中。

過去の講演:省エネルギーセンタ主催省エネ講演(仙台・東京・名古屋・広島・福岡)。
東京電力・関西電力・トヨタグループ・三星半導体・デンソー主催の講演会。

資格:エネルギー管理士。ターボドクター(ターボ機械協会認定)。
公害防止管理者(騒音・振動・大気1種・水質1種)。

●日 時 2012年 6月 8日(金) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

@製造工場の設備課、施設課、環境課、動力課等で工場の省エネ推進業務に携わる方。
A圧縮機、ブロア、エアドライヤ、水噴霧装置の製造会社で省エネ商品の開発企画部門の方。
Bエンジニアリング会社で圧縮機設備の省エネを担当される方。
【講師の言葉】

一般製造工場では、圧縮エアはポピュラーな動力源として広く利用されていますが、空気圧縮機の工場全体の消費電力の約20%を消費しており、省エネ対策の重要なテーマです。
講師は圧縮機メーカーで30年間開発設計に携わった後、エンジニアリング会社でユーザーの立場で省エネ工事の経験を積み、新しい知見を得た。
この技術を公開することによって、ユーザーの省エネ推進やメーカーの省エネ機器の開発のヒントを与えたい。

【プログラム】

1.製造現場におけるエアコンプレッサの電力消費


2.エアコンプレッサの種類と特徴

 (1)給油式圧縮機と無給油式圧縮機
 (2)圧縮方式の違いによる圧縮機の分類
  〜往復動(レシプロ)式、 スクリュー式、 ターボ型〜


3.エアコンプレッサの大きさによる省エネ―分散か集中か


4.エアコンプレッサの運転圧力低減による省エネ

 (1)運転圧力と動力の関係
 (2)運転圧力の下げ方
  〜空気流路の差圧の測定、配管の圧力損失の計算、各機器の選定


5.エアコンプレッサの制御による省エネ

 (1)各圧縮機の部分負荷動力
 (2)負荷無負荷制御(無負荷馬力)
 (3)負荷無負荷の切り替え時間
 (4)圧力制御
 (5)台数制御
 (6)同時絞り制御


6.エアコンプレッサの吸入温度を下げる省エネ

 (1)空気温度を下げることによる省エネ
 (2)圧縮機の吸入温度と動力の関係
 (3)空気の温度の下げ方
 (4)2段の吸込温度を下げる


7.除湿機(ドライヤ)の選択による省エネ
 〜圧縮空気中の水蒸気とドライヤの選択〜




8.エアコンプレッサの設置場所
 〜問題のある設置場所、騒音対策の3つのアプローチ〜




9.異なる使用圧力への省エネ対応
 〜ブースタの利用、ライン(系統)のバイパス制御〜




10.エアブローの省エネ対策

 (1)エアブローの実情
  〜無人工場ではエアブローの使用量が増加する、ノズル交換によるエアブローの削減例〜
 (2)スマートグリッド・パイピングによる省エネ
  〜間欠ブローの集合化、ブロアの選択方法〜


11.空気漏れ対策
 〜空気漏れ量の把握、漏れ対策、漏れ箇所〜




12.エアコンプレッサからの熱回収
 〜温風回収、温水回収、圧縮空気の加熱〜




13.エアコンプレッサの省エネ手順

 (1)圧縮機の省エネ達成までの手順
 (2)圧縮機の更新および改造検討の着眼点
 (3)ターボ型圧縮機の改造・改善
  〜使用圧力変更による圧縮機の改造、IGV(インレットガイドベーン)への交換、ケーシングの防錆対策〜


14.エアコンプレッサの購入における注意事項


15.質疑応答(適宜)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。