●講 師 |
東京農工大学 名誉教授 工学博士 |
松岡正邦 氏 |
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<講師紹介> 【略歴】
昭和48年4月 東京工業大学 大学院 理工学研究科同博士課程修了(工学博士)、 東京工業大学工学部助手
昭和48年10月 東京農工大学工学部講師 (助教授を経て)
昭和62年12月 東京農工大学工学部教授
平成13年5月 東京農工大学 副学長
平成23年4月 東京農工大学名誉教授、環境安全管理センター 副センター長
昭和63年8月(〜平成1年8月まで)Professorial Research Fellow,University of Manchester Institute of Science and Technology(UMIST)
平成5年3月(5月まで)Guest Professor, Delft University of Technology
平成10年6月(9月まで)Visiting Professor, UMIST
【主な学会活動】
平成13年4月 化学工学会理事、関東支部長(平成15年4月まで)
平成18年6月 分離技術会 会長(平成22年6月まで)
【学術上の表彰】
化学工学会「研究賞」:「晶析操作による有機物の高度分離・精製」(1996.4.3)
分離技術会「業績賞」:「晶析工学の体系化とその発展に対する多年の貢献」(2011.6.3)
化学工学会「学会賞」:「結晶工学および結晶化工学における平衡論と速度論」(2011.9.15)
【主な著書】
1) Advances in Industrial Crystallization,(分担)Butterworth-Heinemann Ltd.(1991)
2) 解説化学工学 改訂版(共著)、培風館(2001)
3) 結晶化工学(単著)、培風館(2002)
4) 結晶多形の最新技術と応用展開(監修、分担執筆)、シーエムシー出版(2005)
5) 分かりやすい結晶多形(単著)分離技術会、(2008)
6) 分かり易い晶析操作、同改訂版(共著:久保田徳昭)分離技術会(2003)、(2009)
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●日 時 |
2013年 2月 8日(金) 10:00〜16:30 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
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●受講料 |
49,980円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円) ※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
【受講対象】
結晶を扱う、エンジニア・技術・研究・設計・材料開発のご担当の方々。
晶析操作にご関心がお有りのエンジニア・技術・研究・設計・材料開発ご担当の方々など。
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【予備知識】
晶析操作の経験者または結晶を扱ったことのある企業技術者を対象と考えていますが、高校の化学を学んだことがあれば初心者にも理解できると思います。
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【習得知識】
晶析操作の基礎事項および操作条件と製品品質の間の一般的な関係の理解に基づいて製品品質(粒径分布、形状、純度等)向上のための操作法の基本的な原理を習得できる。
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【講師の言葉】
結晶化現象を利用する粒子群の製造操作および分離・精製操作は長い歴史を有している。
これらに共通する基礎的な事がらを、演習と実例を交えて分かり易く解説して理解を深める機会としたい。
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【プログラム】
T.結晶入門:結晶の内部構造と外形の基礎
1.結晶構造入門:結晶系、対称性、空間群
2.結晶構造と結晶形態:結晶形態を決める内部要因と外部要因
U.結晶化現象と速度:現象の理解と定量的なデータの整理法
1.溶液相と結晶相の相平衡関係:溶解度の整理法
2.結晶化現象:無秩序から秩序への相変化現象の理解
3.変化速度(移動速度)の要点:物質移動速度と伝熱速度の表し方
4.結晶の核化速度:最小粒子(結晶核)の大きさとその出現速度、測定法と整理法
5.結晶の成長速度:過飽和溶液からの析出速度、過飽和度の低下速度、測定法と整理法
6.結晶粒子群に固有な結晶化の現象と速度:具体的な現象とその原因
7.結晶製品の高度精製操作:より高純度な製品を得る操作法
V.晶析操作と装置:基本的なアイデアと実例
1.回分操作と連続操作:操作例と操作中の結晶化現象
2.連続完全混合型晶析装置の設計法と解析法:基本的および実用的な実験装置の作成法の基礎
3.完全混合型晶析装置からの粒径分布:粒径分布の決まり方と粒径分布から得られる重要情報
4.R-Zモデル:完全混合槽からの製品粒径分布の改善に向けた装置と操作法
5.回分操作における粒径分布の改善のための操作法
W.結晶化現象の展開:最近の話題
1.結晶化による分離・精製:固液平衡と精製現象
2.結晶化による光学分割:食品や医薬品分野の重要操作
3.結晶多形と多形転移:どこにでもある結晶多形現象と多形制御の基礎
4.Co-Crystal形成の結晶化工学:新たな物性の設計と開発
5.メカノケミカル操作:固体からの結晶化操作、結晶多形にも大きな影響
6.結晶化現象を解明するための分析装置
X.質疑応答:基礎から応用までの疑問にお答え致します
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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