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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130406   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
〜漏れ現象(密封理論)を正しく理解し、シールを正しく行うための〜
漏れのメカニズムとガスケット・パッキンの
正しい選定・使い方及びトラブル対策
●講 師 元 玉川大学 工学部 教授
トライボロジーアドバイザー 工学博士
似内昭夫 氏
  <講師紹介>
1969.3、玉川大学大学院工学研究科終了。
1969.4、同大学助手,講師,助教授を経て,1997.4、同教授。
2003.4〜2008.3、同工学部長。2009.3、同定年退職。現在に至る。
●学会等社会活動
所属学会:日本機械学会、日本トライボロジー学会
*自動車部品工業会「JIS B 2402オイルシール原案作成委員会」委員長(2010〜)。
*日本産業機械工業会「メカニカルシールJIS改正原案作成委員会」委員。
*日本機械学会;機械状態監視資格認証専門委員会委員。同トライボロジー技術委員会委員長。
*日本トライボロジー学会;理事,各種委員会委員長,シール研究会など各種研究会主査歴任
  現在 トライボロジー相談室 Tribology Supervisor(TS)2011〜。
*日本油空圧工業会「耐環境性油空圧シール機構に関する調査研究委員会」委員長。など
●著書
監修・共著「シーリングテクノロジー―密封・漏れの解明とトラブル対策」テクノシステム(2010)
など多数
●日 時 2013年 4月 16日(火) 10:10〜16:40
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆1日受講49,980円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)】
◆両日受講69,980円
  【1名につき(※受講者が1日目と2日目で違う場合でも可)】
※4月17日(水)開催「メカニカルシールの漏れ現象と選定・適用方法及び
  トラブル改善事例、最近の技術動向」
セミナーと両日受講もお受付け
  致しております。

※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【予備知識】

専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

漏れのメカニズム
ガスケット・パッキンの特性と使用に当っての留意点
漏れ対策とシール損傷対策
【講師の言葉】

 1986年スペースシャトルチャレンジャーの爆発炎上のニュースはご記憶の方も多いと思います。この事故は外部燃料タンク接合部のOリングが損傷したことによる漏れの発生が原因で,恐らくシールの漏れに関する事例として最も有名な事例でしょう。これほど大事故でなくても漏れと言う問題は,昔から多くの技術者達を悩ましてきた問題であり,現在でもやっかいな問題として多くの技術者達を悩まし続けています。極最近では三菱自工製の軽自動車でオイルシールの抜けによる漏れが問題になり176万台のリコールが発生しています。
 では漏れの問題をクリヤするためにはどのようにしたらよいのでしょうか。万能の対策法はありませんが,何故漏れるのかを理解し,適材適所でシールを選定する事で,かなりの漏れの問題は解決できるものと思われます。
 本講座では,漏れと密封についてトライボロジーの立場から考えてみることを勧め,ガスケット・パッキンについてその基本特性や,使用にあたっての基本的な考え方を紹介することで,シールの正しい選定及び使い方が習得出来るようにする事を目的にします。
【プログラム】

1.漏れの実態

 1)現場における漏れの実態
 2)機器の漏れの実態
 3)漏れが機器に及ぼす影響
 4)漏れ管理(HFI)


2.シールに関連したトライボロジーの基礎

 1)トライボロジーとは
 2)トライボロジーからみた表面の考え方
 3)摩擦・摩耗のメカニズム
 4)しゅう動面の摩擦とストライベック曲線


3.漏れの基礎知識と漏れのメカニズム

 1)シール面の考え方
 2)漏れはどうして発生するのか
 3)漏れ防止の考え方
 4)漏れ検出法


4.シールの種類とシール用ゴム材料

 1)GasketとPacking
 2)色々なシール
 3)シール用材料に求められる材料特性
 4)シール用ゴム材料の諸特性


5.静的シール(Gasket)の考え方と使い方

 1)非金属ガスケット
 2)セミメタリックガスケット
 3)金属ガスケット
 4)ガスケットにおける密封の考え方
 5)ガスケットの使い方


6.動的シール(Packing)の考え方と使い方
 〜Oリングなどスクィーズパッキン〜


 1)スクィーズパッキンの密封
 2)はみ出し現象
 3)Oリングの使用法


7.オイルシールなどリップパッキンとその他のパッキン

 1)オイルシールとその基本特性
 2)オイルシールの使い方
 3)リップパッキンの種類と密封
 4)グランドパッキン


8.動的シールにおける密封理論

 1)往復動シールにおける密封理論
 2)オイルシールの密封理論


9.シールシステムの実際例
 〜油圧システムにおけるシールシステム〜


 1)油圧システムの基本
 2)油タンクに求められ機能
 3)作動油の汚染とその影響
 4)往復動シールシステム
 5)油圧システムにおける漏れ防止ポイント


10.シールの選定

 1)選定条件
 2)ガスケットの選定
 3)パッキンの選定


11.漏れ対策  〜シールの損傷と対策〜

 1)オイルシールに発生した損傷と対策
 2)スクィーズパッキン(Oリング)に発生した損傷と対策
 3)Uパッキンに発生した損傷と対策


12.シール試験法

 1)Oリングの試験法
 2)ガスケットの試験法
 3)往復動シールの試験法
 4)オイルシールの試験法
(参考)シールに関する規格と最近の動向


13.質疑応答・個別対応
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。