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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130408   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、工場・自動車などからの排熱(廃熱)及び太陽熱・地熱・温水など、未利用熱エネルギーの回収・活用技術
 として期待されている熱電発電に焦点を当て、各種熱電発電モジュールの特徴・性能と具体的な適用・応用技術などについて、
 事例を交え斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳しく解説頂きます。

熱電発電モジュールと適用及び要素技術開発
●講 師 (一財)電力中央研究所
原子力技術研究所 特別嘱託
博士(工学)
神戸 満 氏
●講 師 (株)KELK
熱電発電事業推進室 主幹
博士(工学)
海部宏昌 氏
●講 師 (株)東芝 電力システム社
原子力事業部 原子力技術部
プロジェクト第六担当 部長代理
近藤成仁 氏
●講 師 昭和電線ケーブルシステム(株) 技術開発センター
新エネルギー技術開発グループ グループ長
箕輪昌啓 氏
●講 師 Micropelt GmbH 日本オフィス
テクニカルマーケティング
阿部英雄 氏
●講 師 埼玉大学 大学院理工学研究科
環境システム工学系専攻 准教授
博士(工学)
長谷川靖洋 氏
●日 時 2013年 4月 12日(金) 9:30〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:30
|
10:30
T.気密ケース入り熱電変換モジュールの開発と産業廃熱・自動車利用への適用

<講座の趣旨>
熱電変換モジュールの性能と耐久性向上のための方策を示し、これらを反映した各種気密ケース入りモジュールにつき紹介する。さらにこれらを採用した熱電変換システムの実証試験または設計例として、自動車マフラーなど流れるガスで加熱するシステム、LNG気化器など流れる液体で温度差を与えるシステム、鍛造ラインなど移動する加熱物体からの輻射で加熱するシステムなどにつき示す。また外国での自動車用熱電変換システムの開発状況につき公開文献の範囲で紹介する。

 1.気密ケース入りモジュールの開発
  1-1 接触熱抵抗低減方策
   1-1-1 加圧力と接触熱抵抗の関係
   1-1-2 コンプライアント・パッド
   1-1-3 カーボンシート
  1-2 熱応力低減方策
   1-2-1 スケルトン・モジュール
   1-2-2 極低温におけるモジュール出力の急落現象(Mayer-Marschal Effect)
  1-3 各種気密ケース入りモジュール(基本型、水冷パネル付き、4個入り大型)
 2.熱電変換モジュールの性能評価
  2-1 簡易評価装置
  2-2 軸方向のみの熱流束を実現する精密測定装置
 3.熱電変換システムの設計および実証試験
  3-1 自動車マフラー
  3-2 LNG気化器
  3-3 粉末冶金焼結炉 
 4.自動車用熱電変換システムの開発状況 IAV Conference on Thermoelectrics
    (Berlin) など公開文献での各社の開発動向

 5.質疑応答・名刺交換
(神戸 氏)
10:40
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11:40
U.熱電発電による工場排熱回収

 1.熱電発電モジュールの市場と開発状況
 2.熱電材料の開発動向
 3.KELKの熱電発電モジュール
 4.熱電発電モジュールの性能評価法
 5.熱電発電システムの実証事例
 6.熱電発電システムの経済性
 7.今後の展望
 8.質疑応答・名刺交換
(海部 氏)
12:30
|
13:30
V.熱電発電技術とそのアプリケーション

<講演の要旨>
 実用的な熱電発電に必要とされる要件と本技術のキーデバイス例として熱電モジュールgigatopazについて概説する。また、熱電発電技術の有望な適用先についても紹介する。

 1.熱エネルギーについて
 2.熱電変換で大切なこと
 3.熱電モジュールgigatopazの性能例
 4.熱電装置開発の要点
 5.まとめと今後の展望
 6.質疑応答・名刺交換
(近藤 氏)
13:40
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14:40
W.高効率熱電発電デバイスの開発とモジュール評価及び事例

 1.酸化物熱電変換素子の量産技術
  (1)酸化物熱電変換素子の特徴(性能・利点・適用用途)
  (2)素子の量産プロセス
  (3)押出成型による酸化物熱電変換素子の性能
 2.熱電発電モジュール試作評価
  (1)押出素子による熱電発電モジュールの試作評価
  (2)実証模擬熱源による熱電発電モジュール性能評価
 3.工業炉を利用した熱電発電実証試験
  (1)実証試験用工業炉の概要
  (2)熱電発電ユニットの構成
  (3)熱電発電ユニットの出力評価結果
  (4)制御装置を利用した負荷の稼動試験
 4.今後の展望
  〜発電システム構築に向けて〜
 5.質疑応答・名刺交換
(箕輪 氏)
14:50
|
15:50
X.マイクロペルトの薄膜熱電変換デバイス技術および用途

 1.薄膜熱電発電デバイス技術
  1-1 薄膜熱電デバイスの開発動向
  1-2 マイクロペルトの薄膜熱電デバイスの製造プロセス
  1-3 マイクロペルトの薄膜熱電デバイスの特長と性能
 2.薄膜熱電発電デバイスの用途
  2-1 エネルギーハーベスティング概要
  2-2 ワイヤレスセンサーネットワークへの応用
  2-3 事例-1:工場プラント・フィールド計装機器用途
  2-4 事例-2:回転機器のメンテナンス用途
  2-5 事例-3:iTRV(intelligent thermostatic radiator valve)
 3.質疑応答・名刺交換
(阿部 氏)
16:00
|
17:00
Y.超高効率1次元量子ナノワイヤー熱電変換素子の開発と応用展開

 熱電変換素子の飛躍的なエネルギー変換効率の向上を目指し、直径がナノスケール、長さがミリスケールの1次元量子ナノワイヤー熱電変換素子を開発します。量子効果と表面ポテンシャル効果を効果的に取り入れ、エネルギー変換効率の向上とその評価を進めています。この研究をさらに発展させ、火力発電所におけるLNG冷熱回収、電気自動車の省エネ型分散空調等多くの分野における省エネ化、高機能化を実現します。

<技術紹介>
 熱エネルギー(温度差)から直接電気エネルギーを回収する(発電として利用)、また電流を流すことによって温度差を得る(エアコンとして利用)ことができる熱電変換素子は、従来エネルギー変換効率が低いことが問題視されていました。それを材料の形状をナノワイヤー化し量子効果と表面ポテンシャル効果を取り入れることによって、飛躍的に高いエネルギー変換効率を持つ熱電変換素子の開発を行っています。
 量子効果を取り入れ且つ初期段階から実用化を想定し、ワイヤー直径がナノスケール、長さがミリスケールを同時に実現できる1次元量子ナノワイヤー熱電変換素子(下図参照)を作製し、そのエネルギー変換効率の評価を進めています。1mm以上の長さを維持しつつ、ワイヤー直径を100nm以下、将来的には20nmを目指した素子の研究開発を進め、ナノテクノロジーを活かした性能評価を同時に行い、現状の数%から数十%へと桁違いの高効率を実現する、超高効率熱電変換素子の開発を進めています

<講師からのメッセージ>
 エネルギー供給・省エネルギー化を考える上で、熱電変換素子の研究は大きな期待を集めていると同時に、その画期的なエネルギー変換効率の向上が求められています。本研究では、今まで困難とされた直径100nm以下,長さ1mm以上という実用化を想定した形状をもち、量子効果を取り入れるため、今までにないナノワイヤー製造手法,ナノ加工などを用いて、困難を一つ一つ克服していっています。今まさに、従来の三次元形状とは全く異なる熱電変換素子の挙動を掴み始めたところです。これが一次元形状による量子効果・表面ポテンシャルの影響かを確認するためには客観的で且つ冷静な研究が必要となっていきます。今後の熱電変換素子の可能性、今後の適用範囲を十分に掴む意味でも、多くの方に参加して頂けると幸いです
(長谷川 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。