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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130610   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★シェールガス革命による開発、既存井の操業年数経過などにより年々増加すると考えられる随伴水・汚染水の処理が
 水質規制の強化や水の再利用化によって求められており、大変注目されています。
★本セミナーでは、随伴水・汚染水の水質特性から、処理技術の現状及び再利用・廃棄技術と今後の展望ならびに、
 具体的な各種技術(凝集磁気分離、ナノバブル、紫外線照射、ナノ濾過膜とオイル吸着材)、またシェールガス・オイル
 掘削に用いられる薬剤と生分解性であることが評価されている樹脂の適用などについて、斯界の第一線でご活躍中の
 講師陣に詳説頂きます。

石油・ガス生産現場における
汚染水対策と随伴水処理技術

●講 師 日本オイルエンジニアリング(株)
施設技術部 技術顧問
冬室 誠 氏
  <講師経歴>
1977年に日本オイルエンジニアリング株式会社入社後、原油・ガス生産プロセス
及び環境/安全エンジニアとして設備設計業務に従事し、近年は原油・ガス生産・
随伴水処理設備の設計、施工管理業務、研究開発、プロジェクト経済性評価
及び環境/安全監査業務におけるコンサルタント業務のPMを数多く実施し、
随伴水処理技術に精通している
主たる業務実績は、北アフリカ・中近東・アジアの産油諸国が中心で、
現在はイラン石油省環境・安全部内にてイラン国石油産業における
環境・安全マスタープラン策定のコンサルタントプロジェクトのPMを実施している。
●講 師 (株)クレハ PGA部 大倉正之 氏
●講 師 (株)日立製作所 インフラシステム社
インフラ建設・エンジニアリング事業本部
海外水プロジェクト部 部長
磯上尚志 氏
●講 師 (株)NSI 代表取締役社長 椙江光明 氏
●講 師 双栄基礎工業(株) 代表取締役社長 若山圭介 氏
●講 師 大阪大学大学院薬学研究科
助教 博士(工学)
永瀬裕康 氏
●講 師 (独)物質・材料研究機構
先端的共通技術部門 高分子材料ユニット長
(分離機能材料グループリーダー兼任)
一ノ瀬 泉 氏
●日 時 2013年 6月 18日(火) 9:30〜17:40
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:30
|
10:50
T.21世紀型の随伴水処理技術の展望

<講演要旨>
近年の石油上流部門の環境対策の方向性は、「ゼロエミッション」型へ急速に展開している。
特に随伴水の処理分野においては、廃水中の油分除去技術・排水投棄から随伴水の再利用化技術へ大きく転換している。この点を踏まえて、排水処理設備研究者・設計者や設備操業管理技術者へ今後の21世紀型の随伴水処理設備技術の課題やビジネス展開の方向性について概説する。

 1.随伴水とは
  (1)油・ガス田における随伴水の対応技術概要
  (2)随伴水の生産挙動
 2.随伴水の水質特性
  (1)塩分濃度を含む電解質成分
  (2)油分濃度及び粒径分布
  (3)懸濁固形分
  (4)pH、温度等
 3.随伴水の処理技術
  (1)油・ガス田における随伴水処理技術の推移
  (2)排出規制値等の法規・ガイドライン
  (3)現状の処理設備運転上における問題点
  (4)処理設備の経済性視点
 4.随伴水の再利用・廃棄技術
  (1)21世紀型随伴水処理技術のコンセプト
  (2)随伴水の原油増産等の再利用(水攻法・CO2圧入との併用・帯水層への廃棄等)
  (3)随伴水中の脱塩・有価物回収技術
 5.纏め
  (1)今後の随伴水処理技術設備のビジネス展開
 6.質疑応答・名刺交換
(冬室 氏)
11:00
|
12:10
U.シェールガス・オイル掘削における生分解性樹脂の適用

 1.株式会社クレハおよびポリグリコール酸樹脂について
 2.シェールガス・オイル掘削に用いられる薬剤
  (1)シェールガス・オイル掘削の概要
  (2)シェールガス・オイル掘削で使用される薬剤
 3.シェールガス・オイル掘削分野で注目される生分解性樹脂
  (1)生分解性樹脂の種類
  (2)シェールガス・オイル掘削分野で期待される生分解性樹脂の用途
 4.シェールガス・オイル掘削分野におけるPGAの適用
  (1)シェールガス・オイル掘削におけるPGAの用途
   :自己分解性逸泥防止剤としての適用

  (2)自己分解性逸泥防止剤としての評価結果
 5.今後の展望
 6.質疑応答・名刺交換
(大倉 氏)
13:00
|
14:10
V.凝集磁気分離を用いた随伴水処理

 1.凝集磁気分離法
  (1)原理と特徴
  (2)装置
  (3)性能
  (4)適用先
 2.質疑応答・名刺交換
(磯上 氏)
14:20
|
15:20
W.Nano 1 System(微細気泡発生装置)による広範囲水処理技術

 1.ナノバブル及びNano 1 System
  (1)ナノバブルについて
  (2)原理と特徴
  (3)装置概要と性能
  (4)水質浄化の事例
 2.予想される随伴水処理について
 3.質疑応答・名刺交換
(椙江 氏)(若山 氏)
15:30
|
16:30
X.随伴水中の有害芳香族化合物の紫外線照射重合分離処理

 1.新しい水処理法の開発
 2.小型連続処理システム
 3.随伴水処理への応用
 4.今後の展望
 5.質疑応答・名刺交換
(永瀬 氏)
16:40
|
17:40
Y.資源開発のためのナノ濾過膜とオイル吸着材

 1.資源開発における廃水処理
 2.有機溶媒耐性の限外濾過膜
 3.ダイヤモンド状カーボンのナノ濾過膜
 4.随伴水処理のためのオイル吸着材の設計
 5.質疑応答・名刺交換
(一ノ瀬 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。