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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130905   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、ゼオライトの構造・作用から、特性を十分に引き出すための細孔・結晶制御と合成・成形技術及び、
 吸着操作のポイント、ナノサイズ材料の機能発現を含めたゼオライトの各用途(水質浄化、吸着機能活用、触媒用途、
 エネルギー有効利用)への利用技術、又、再生方法を第T部にて小川講師より、第U部では垣内講師より、
 低温再生可能な水蒸気吸着材AQSOAゼオライトの設計コンセプトや耐久性など特徴、吸着ヒートポンプや熱交換器
 の設計及び適用事例と、高い耐久性を活かした排ガス浄化触媒への検討事例などについて、 それぞれ詳説頂きます。
★T部のみ、U部のみの受講も受け付けております。

ゼオライトの特性及び合成・設計と利用・応用技術
●講 師 東ソー(株) 南陽研究所
ゼオライトグループリーダー 主席研究員
小川 宏 氏
  <略歴>
1991年4月東ソー(株)入社。
以降、現在まで南陽研究所でゼオライトに関する材料開発、用途開発に従事。
2006年〜ゼオライトグループリーダー拝命。
2007年〜ゼオライト学会編集委員。
2011年〜長崎大学非常勤講師。
<著書(共著)>
多孔質吸着ハンドブック(フジテクノシステム)、
自己組織化ハンドブック(エヌ、ティー、エス)、
吸着材とその応用(分離技術会)。
●講 師 三菱樹脂(株) AQSOA事業推進部
グループマネジャー
垣内博行 氏
  <講師紹介>
■略歴:
1990年4月〜2003年6月三菱化学(株)勤務。
2003年7月〜2009年9月(株)三菱化学科学技術研究センター勤務。
2009年10月〜現在 三菱樹脂(株)勤務 。
■専門および得意な分野・研究:
入社以来、潜熱蓄熱システムや機能性吸着材の開発など主に省エネルギーに
関する材料およびシステム開発に従事。
化学工学会エネルギー部会、IEA(国際エネルギー機関)の分科会(ANNEX-10,17)
などで活動。
■関連学協会での活動:
化学工学会エネルギー部会副会長(2010-2011年)
2000年:化学工学会技術賞 受賞(蓄熱システム)
2009年:日経BP技術賞(エコロジー部門) 受賞(AQSOAソーラークーリング)
2009年:第三回ものづくり日本大賞優秀賞 受賞(AQSOAソーラークーリング)
2011年:日本化学技術賞 受賞(機能性吸着材AQSOAの開発)
●日 時 2013年 9月 3日(火) 10:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 1日受講 49,980円(1名につき)(※テキスト代、消費税を含む)
プログラムTのみ受講 35,000円(1名につき)(※テキスト代、消費税を含む)
プログラムUのみ受講 30,000円(1名につき)(※テキスト代、消費税を含む)
※(プログラムTのみ、プログラムUのみの受講をご希望の方は
   申込フォームの通信欄にお書き添えの上、お申込下さい。)
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
14:00
T.ゼオライトの特性・合成と利用技術
 〜規則性細孔、結晶制御などによる吸着・触媒作用の高機能化〜


<講演要旨>
 ゼオライトは、4配位構造をとり得る元素(T元素)が酸素を介した基本骨格からなり、結晶学的な周期秩序性を有しているが故にシリカゲル、活性炭などの多孔体とは異なる物性、特性を有する。ゼオライトは、オングストロームオーダーの細孔径、規則性のある細孔配列の特徴を活かした分子篩作用を有する。更に、組成及び組成比の多様性、イオン交換能などを組み合わせることによってゼオライト細孔内の環境を変える(制御する)ことが可能であり、幅広い材料設計が期待される。
 これらのゼオライトの基本構造、細孔の特徴を利用して、毛管凝縮や化学吸着を駆動源とする吸着機能を引き出すことができ、様々な吸着作用、触媒作用への応用展開が図られている。ゼオライトは、最近の技術トレンドである「環境」、「資源」、「エネルギー」の領域で大きな存在感を示している。

 1.ゼオライトの特徴
  (1)結晶構造、組成の多様性
  (2)規則性細孔と分子篩作用
  (3)基本特性:イオン交換能、吸着特性、親疎水性、耐熱性、固体酸性
 2.ゼオライトの合成、成型技術
  (1)結晶化技術
  (2)成形加工技術
 3.ゼオライトの利用技術
  〜吸着操作のポイントを含め
  (1)水質浄化
  (2)吸着機能活用技術:水分吸着材、脱臭材、環境用吸着材、ガス分離材
  (3)触媒用途:石油化学触媒、資源変換触媒、環境浄化触媒
   〜ナノサイズ材料の機能発現を含め
  (4)エネルギー有効利用技術(ヒートポンプ)
 4.ゼオライトの再生方法
 5.質疑応答・名刺交換
(小川 氏)
 (※途中昼食休憩を50分間取らせて頂きます。)
14:15
|
16:45
U.高機能ゼオライトの設計と応用技術

<講演要旨>
 低温再生可能な水蒸気吸着材AQSOAの設計コンセプトや耐久性など特徴、吸着ヒートポンプや熱交換器の設計および採用事例についてご紹介します。一方、AQSOAゼオライトの高い耐久性を活かした用途として期待されている排ガス浄化触媒への検討事例を紹介します。

 1.これまで検討された水蒸気吸着材の紹介
  (1)これまで検討された吸着材のレビュー
  (2)吸着式ヒートポンプのレビュー
 2.低温再生可能な水蒸気吸着材AQSOA®(アクソア)について
  (1)AQSOAの特徴、設計コンセプト
  (2)AQSOA塗布熱交の特徴
  (3)AQSOA吸着式ヒートポンプの特徴
 3.吸着ヒートポンプでの実用例紹介
  (1)太陽熱冷房(国内、海外)
  (2)吸着式高効率ガス給湯器(海外)
  (3)データセンター(海外)
 4.AQSOAゼオライトの排ガス浄化触媒への検討事例紹介
 5.質疑応答・名刺交換
(垣内 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。