【受講対象】
新しく水処理関連部署の担当になられた方で地下水利用に関する知識及び水処理の基礎知識が必要とお考えの方。
水処理に携わっておられる、エンジニア・技術・研究・設計・施設・工務の担当の方。
水処理関連分野の商品、製品を扱っている方。
地下水を利用した水関連のビジネスを考えている方。
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【予備知識】
上記対象者であれば予備知識は不要です。
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【習得知識】
地下水を利用するための必要最低限な知識(法律、材質など)及び技術(薬注、ろ過、膜、イオン交換処理技術など)の習得。
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【講師のことば】
地下水利用は水道料金コスト削減、災害時や渇水時などに備え、全国の施設で広がっている。
また新興国での水不足が問題になっている。飲み水に困る人々への対策として地下水を有効にかつ安全に使用することを新興国に広めることが求められており、日本としての世界に貢献できる新しいビジネスとしても期待される。
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【プログラム】
T.地下水の特徴と地下水利用
1.地下水の種類
(1)地下水の特徴と地下水利用
(2)地下水帯水層の構造と地下水の利用
2.日本・世界における地下水の利用
(1)日本の地下水資源とその利用
(2)海外の地下水資源とその利用
3.地下水水質
(1)地下水水質の特徴
(2)地下水汚染
(3)都市近郊の地下水水質の特徴
4.地下水の利用における課題
(1)安定取水
(2)用途ごとに要求される水質
(3)地下水利用における地盤沈下の原因と対策
U.地下水利用水供給システムの計画
1.基本計画
(1)地下水用途と法令
(2)計画使用水量
(3)地下水調査
(4)水処理プロセスの選択
2.設備計画
(1)設置場所
(2)電源確保
(3)人的被害対策
(4)安定給水対策
V.水処理システムの設計
1.水処理システムの基本設計
(1)水処理システムの選定
(2)設計上の留意事項
2.水処理システムの設計と運用
(1)塩素注入
(2)砂(粒状ろ材)ろ過
(3)生物ろ過
(4)エアレーション
(5)活性炭
(6)吸着剤
(7)イオン交換樹脂法
(8)限外ろ過UF、精密ろ過MF
(9)ナノろ過(NF)・逆浸透(RO)
(10)電気透析(ED)
(11)紫外線(UV)
3.使用機器部材の仕様
(1)水道用水槽
(2)水道用配管及び部材
(3)水道用膜
(4)薬品、その他
W.地下水利用に関する法規
1.水文に関する法制度
2.地下水の採取・利用に関する法制度
3.地下水の水質保全に関する法制度
4.その他水質汚染に関する法律
5.国の地下水政策「地盤沈下防止等対策要綱」
6.地方自治体における条例・要綱等
X.質疑応答(適宜)
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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