【講演要旨】
2012年7月の再生可能エネルギーの固定価格買取制度の運用開始以降7GWを越える太陽光発電設備が建設された。今後は、これらの発電設備を20年間如何に安定に初期の性能を発揮し続けるかが重大関心事である。しかし、メガソーラーの歴史は短く長期信頼性、維持管理手法に関するデータの蓄積や知見は十分とはいえない。
そこで、メガソーラーの管理手法、特にPVモジュールの故障監視技術と、これから建設されるメガソーラーの長期信頼性を確保する取り組みについて、メガソーラーの最近の状況とその事業性をふまえ講義する。
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【受講対象】
メガソーラーの事業を検討されている方、運転保守にこれから取り組まれる方
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【習得知識】
2014年までの状況をふまえたメガソーラーの事業性と見通し。
メガソーラーの運転、保守の効果的な計画、立案。
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【プログラム】
T.メガソーラーの最近の傾向・規制動向【2013〜2014〜今後】
1.設備認定、設備導入の状況
2.2014年度の状況
3.系統連系問題の顕在化
4.運用に関する規定
U.メガソーラーの事業性検討のポイント
1.新規案件検討に当たってのポイント
2.初期コスト・ランニングコスト
3.想定リスクと回避策
V.機器、PVモジュール故障監視の必要性
1.機器故障と事業性への影響
2.性能劣化と事業性への影響
W.PVモジュールの故障と監視
〜最近の技術・システム・ソリューションサービスなども一部含め〜
1.構造と等価回路
2.故障の分類と出力低下
3.故障監視手法
・故障時の現象
・I-Vトレーサー、サーモビュアーなど現場での監視技術
4.故障監視システム
・ストリングモニター
・次世代監視システム
X.周辺機器の故障、保守計画、維持管理
・PCS
・変圧器
・遮断機
・配電盤
・他
Y.質疑応答(適宜)
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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