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<セミナー詳細>

セミナーコード:20140809   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★落差と流量があれば場所を問わず実施できる小規模な水力発電は、固定価格買い取り制度により採算が合うような
 地点が増えてきており、さらに河川法改正による手続きの緩和傾向など、ここにきて急速に市場が立ち上がりつつある。
★本セミナーでは、小水力発電の補助制度・経済性・低コスト化・規制緩和(電気事業法・河川法)の最新情報と水車・
 誘導発電機・系統連系装置などに関する技術・システム、リパワリングや既設保守、また、川崎市上下水道局における
 取組などソフト・ハード両面について斯界の第一線でご活躍中の講師陣に豊富な事例を交え、詳説いただきます。

小水力発電(マイクロ水力発電など)
技術開発動向と事例、新たな展開と取組
●講 師 富士電機(株)
発電・社会インフラ事業本部
水力プラント部 小水力担当部長
博士(工学)
大和昌一 氏
●講 師 東京発電(株)
水力事業部 マイクロ水力営業グループ マネージャー
富澤 晃 氏
●講 師 川崎市上下水道局 水運用センター 所長 篠田 剛 氏
●日 時 2014年 8月 27日(水) 10:00〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
14:00
T.補助金、規制緩和を踏まえた小水力発電(マイクロ水力発電含め)の
  コスト・事業採算性及び装置・システムと施工・低コスト化技術


【講師の言葉】
 本講演では小水力発電における、横軸フランシス水車・発電機のケーススタディーを行い、その結果などを用いて各種の経済性評価を説明し、また昨今の小水力発電に関する規制緩和(電事法と河川法)や補助金の動向などを解説する。次に、最近の小水力発電の技術動向(装置・システムと施工・低コスト化)と導入事例を説明し、最後にこれからの小水力発電が進む方向の一部を述べる。

 1.小水力発電(マイクロ水力発電含め)の補助制度・規制緩和と経済性及びリスク対策
  (1)横軸フランシス水車・発電機の計画例(ケーススタディー)
  (2)小水力発電(マイクロ水力発電含め)のコスト・事業採算性
   @費用便益法(C/V法)
   A発電原価
   BIRR(内部収益率)
   C費用対効果(B/C)
   Dキャッシュフロー計算
   E建設単価法
  (3)規制緩和・補助金の動向
   @小水力発電の規制緩和された例と要望(電事法)
   A小水力発電の規制緩和された例と要望(河川法)
   B小水力発電に関する補助金の動向
 2.小水力発電(マイクロ水力発電含め)における装置・システムと施工・低コスト化技術
  (1)水車・発電機・動力伝達機器の型式・特徴と最近の動向
   @変流量に適した水車・発電機
   A変落差に適した水車・発電機
   B動力伝達装置
  (2)系統連系装置と電力系統ポイント
  (3)遠隔監視装置
  (4)保護装置
  (5)土木設備の特徴と施工
   @全体レイアウト
   A取水方法
   B除塵設備
   C水圧管路
   D建屋・放水路
  (6)土木費低減技術
 3.小水力発電(マイクロ水力発電含め)の導入事例と今後の展望
  (1)導入事例
   @一般河川に適用した例
   A上水道に適用した例
   B下水道に適用した例
   C既設発電設備を利用した小水力発電
   D農業用水に適用した例
   E下掛け水車
   F可変速揚水発電所
  (2)これからの小水力発電
   @変落差対策
   Aマイクログリッド
   B海洋エネルギー
 4.質疑応答・名刺交換
(大和 氏)
 (※途中、昼食休憩を50分程取らせて頂きます。)
14:10
|
16:10
U.東京発電における小水力発電事業の新たな展開と事例
 〜リパワリング(既設改修)などの要素技術、規制緩和が進む電事法
  及び河川法と、休廃止発電所や上下水道、農業用水を利用した
  民設民営方式の事例等〜


【講演概要】
 近年注目を集める小水力だが、その市場は未成熟であり、新たに発電設備を設けようと考える方々にとってハードルは多い。
 本セミナーでは、技術の深い領域から、近年特に規制緩和が進む法令(電気事業法および河川法)の最新情報までをお届けすると共に、豊富な実現事例についても紹介する。特に自治体に潜む未利用エネルギーの活用については、民活事例を公民両面から詳らかにする。

 1.中小水力の専門家集団 東京発電の取組みとポイント
  (1)ビジネスとしての中小水力発電
  (2)既設改修の進め方とポイント
   @リパワリングで生まれ変わるポテンシャル
   A土木設備の有効活用
  (3)既設保守のポイント メーカーに依存しない組織となるには
  (4)新規開発の進め方 未利用のエネルギーを見つけ出す
  (5)民活方式のポイント 自治体の未利用エネルギーを活用
    完全新規となる開発は非常に難しい
  (6)運転保守のポイント 計画電力量の達成が最も重要
 2.事業推進時に遵守すべき法令
  (1) 電気事業法
   @電気事業法の対象となる範囲 自家用電気工作物とは
   A設置者の義務 電気工作物の工事・維持・運用に関する保安
   B個別義務 保安規程と主任技術者の関係
   C立入検査と技術基準
   D実務面において 予防保全と事後保全
   Eトラブルを解決するのは誰か 計画電力量を達成するために
  (2) 河川法
   @河川法の対象範囲
   Aいわゆる水利権 流水の占用許可と登録
   B河川法改正 従属発電は登録制へ
   C河川法改正 慣行水利権でも従属発電を適用
   Dもうひとつの河川法対応 土地の占用許可
   E河川法対応は難しいのか
 3.実事例紹介 〜稼働状況と長期運用の留意点を含め
  (1)休廃止発電所の再生事例
  (2)上下水道施設を利活用した事例
   @自然流下を利用した例
   A送水残圧を利用した例
   B減圧槽手前のエネルギーを利用した例 他
  (3)農業用水路を利活用した事例
   @従来型(パイプライン敷設型)事例
   A開水路落差工を扱った先進事例
 4.質疑応答・名刺交換
   企画・調査から建設、運転・保守まで幅広く回答します
(富澤 氏)
16:20
|
17:00
V.川崎市上下水道局におけるマイクロ水力発電事業について

【講演概要】
 川崎市の水道事業におけるマイクロ水力発電の導入経緯、運用状況等について説明します。

 1.川崎市の水道・工業用水道事業について
 2.環境対策への取り組みについて
 3.マイクロ水力発電の導入経緯について
 4.マイクロ水力発電設備・装置の概要と稼働状況
 5.今後の取り組みについて
 6.質疑応答・名刺交換
(篠田 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。