TOP セミナー 書籍 社内研修 セミナーQ&A 書籍Q&A お問い合せ 会社概要

<セミナー詳細>

セミナーコード:20141202   このセミナーの受付は終了しています
≫「関連セミナー実績」


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、生物膜処理法の原理・メカニズムから固定床・流動床・包括固定型生物膜法や担体・接触材・ろ材の
 最近の研究開発動向、具体的な充填材・必要酸素量・負荷等の設計のポイント、立上げ馴養から定常処理運転までの
 ノウハウ、微生物制御/モニタリングのポイント、又、最新生物膜利用技術に至るまで、経験豊富且つ最前線でご活躍
 中の角野博士に詳しく解説頂きます。
※容量計算演習を行いますので、電卓をご持参ください。

生物膜法による水処理技術と装置の設計法
〜生物膜処理法の基礎から最近の技術/研究開発動向、
生物膜処理装置設計、馴養から定常処理運転までのノウハウ〜
●講 師 東洋大学 生命科学部
応用生物科学科 教授
(元)(株)日立プラントテクノロジー
理事・主管研究長
農学博士
角野立夫 氏
  <受賞歴>
平成4年、日本水環境学会技術賞受賞
平成5年、科学技術庁注目発明賞受賞
平成8年、第23回環境賞 環境庁長官賞・優秀賞
平成9年、土木学会新技術プロジェクト賞受賞
平成14年、武田研究奨励賞の優秀賞 水処理生物学会論文賞
平成17年、発明協会関東支部長賞

<学会および社会における活動>
平成14年、滋賀県生活環境事業協会環境部会理事
平成20年、日本水環境学会「産業排水の処理・回収技術」研究委員会委員
平成21年〜22年、山梨大学非常勤講師
平成23年〜、中央大学非常勤講師
●日 時 2014年 12月 16日(火) 10:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

水処理に携わっておられる、エンジニア・技術・研究・設計・施設・工務・運転管理・水質分析のご担当の方など。
環境管理部署、工場管理・計画、営繕部門などのご担当の方など。
水処理関連分野の商品・製品を扱っておられる方。
生物膜法、包括固定化法に興味のおありの方。
【予備知識】

上記対象者であれば特別な予備知識は不要です。
容量計算演習を行いますので、電卓をご持参ください。
【習得知識】

排水処理装置設計の基礎、環境基準と水質汚濁防止法の概要
水処理実験の手法、水質ギャランティーの考え方、装置建設工事から立上げ引き渡しまで、装置立上げ馴養のノウハウ、定常運転時のノウハウ
【講師の言葉】

プラントメーカは勿論、ユーザーサイドも水処理設計の考え方を学び、水処理装置を建設し立上げ定常運転で稼働させる責務があります。設計の基礎的ポイント、馴養立上げからユーザーに引き渡すまでの両者から見たトラブル対策、定常運転時のポイントなどについて紹介します。水処理でのトラブルは繰り返し事例が多く、現在でも多くのトラブルの相談を受けておりますが、その案件のほとんどは昔と同じ原因にあります。
【プログラム】

T.生物膜処理法の原理と処理・要素技術の動向

 1.生物膜処理法の原理とメカニズム
  (1)有機物酸化の原理とメカニズム
  (2)硝化・脱窒及び有害物質分解の原理とメカニズム
  (3)生物膜処理法に活用できる有用微生物の特徴
   〜有機物酸化微生物、硝化・脱窒微生物、アナモックス菌、ジオキサン分解菌、
    環境ホルモン分解菌、その他〜
  (4)有用微生物の機能強化と制御のポイント
   @有用微生物の増殖特性と食物連鎖の関係
   A有用微生物の機能強化のポイント
   B有用微生物の制御のポイント
 2.生物膜処理法の特徴と最近の技術・研究開発動向
  (1)固定床生物膜処理法
  (2)流動床生物膜処理法
  (3)包括固定型処理法
 3.担体・接触材・ろ材の特徴と最近の技術・研究開発動向
  (1)プラスチック材
   〜ポリプロ、ポリエチ、ポリウレタン等〜
  (2)ゲル材料
   〜ポリエチレングリコール、PVA等〜
  (3)合成繊維


U.生物膜処理装置設計・運転のポイント

 1.生物膜処理装置の基本フローと各プロセスの特徴
 2.対象となる水の性状・量に応じた装置設計の考え方
 3.生物膜処理装置における各プロセスの設計法
  〜設計条件、設計計算の留意点
  (1)充填材設計のポイント
   〜比表面積、微生物量など〜
  (2)除去能力・速度の求め方
  (3)硝化・脱窒反応と設計のポイント
 4.固定床生物膜処理装置の設計法
  (1)フロー
  (2)充填材の選定
  (3)充填材の設置法
  (4)必要酸素量、余剰汚泥量、負荷
 5.流動床生物膜処理装置の設計法
  (1)フロー
  (2)充填材の選定法
  (3)充填材の設置法
  (4)必要酸素量、余剰汚泥量、負荷
  (5)機能を発揮させる条件
 6.馴養から定常処理運転ノウハウ
  (1)種汚泥の投入
  (2)馴養運転から顧客への引渡し
  (3)定常運転でのノウハウ
  (4)トラブル事例
 7.有用微生物の制御/モニタリングのポイント
  (1)菌数測定
   〜硝化細菌、脱窒細菌、一般細菌〜
  (2)分子生物学的手法による解析
 8.水の再生・再利用のポイント


V.最新生物膜利用技術

 1.低温硝化技術(5〜10℃処理)
  (1)低温下での下水処理検証
  (2)畜産臭気対策用の低温アンモニア脱臭
 2.アナモックス技術
  (1)懸濁粒子型付着担体での立ち上げ
  (2)アナモックス担体投入型循環変法
 3.リン除去回収技術
  (1)生物膜法担体
  (2)包括固定化法担体
 4.高塩類濃度下での硝化技術(TDS 3〜4%)

W.質疑応答(適宜)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2012.10.17  生物膜法による水処理技術と装置設計法