TOP セミナー 書籍 社内研修 セミナーQ&A 書籍Q&A お問い合せ 会社概要

<セミナー詳細>

セミナーコード:20150612   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★補助金対象講座★
★最近、次世代の水処理技術のひとつとして正浸透膜を利用したForward Osmosis(FO)法とその関連技術
 【浸透圧発電(PRO:Pressure Retarded Osmosis)】が、世界の膜研究機関で最先端技術として、研究開発
 が急速に進められています。
★本セミナーでは、浸透圧効果を利用する水処理技術(FO膜)とエネルギー回収技術(PRO用膜)の最新の
 技術開発、用途開発等について、基本原理から詳しく比嘉博士に解説頂きます。

〜正浸透(FO)膜、浸透圧発電(PRO)用膜の最前線〜
FO膜/PRO用膜とその利用システム(水処理、発電など)の
最新技術開発動向と展望
●講 師 山口大学大学院 理工学研究科
物質化学専攻 教授
工学博士
比嘉 充 氏
●日 時 2015年 6月 26日(金) 10:15〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む

<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度があります。
 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
●主 催 (株)技術情報センター

中小企業庁の「ものづくり中核人材育成事業」の指定講座につき、
中小企業の方には受講料の2/3,交通費の2/3,宿泊費の2/3の補助金が支給されます

 中小企業従業員で、事前の申請が中小企業庁に認可採択されると、受講料等費用の2/3が補助される
 セミナーです。詳細は下記URLにてご確認願います。
 ※補助を受けるためには事前の申請が必要です。ご注意ください。
   締め切り6月1日(月) (注:予算が無くなり次第終了)

    事務局ホームページ http://www.mstc.or.jp/jinzai/
    一般財団法人製造科学技術センター ものづくり人材育成事業部 TEL. 03-3500-4891

 <申請要領・申請様式はこちらからもダウンロードできます>
  ものづくり中核人材育成事業申請要領 http://www.mstc.or.jp/jinzai/download/jyukou/jyukou_all.zip


●セミナープログラム●
【受講対象】

脱塩・淡水化に関連する技術者、研究者、管理者
水処理・膜関連の業務に携わっている技術者・研究者
再生可能エネルギーに興味をもつ技術者・研究者
【習得知識】

正浸透(FO)現象の原理
FO法、浸透圧発電(PRO)、逆浸透(RO)法の類似点・相違点
FO法水処理技術の原理と技術課題
浸透圧発電の原理と技術課題
FOとPROの技術動向
【講師の言葉】

 最近、次世代の水処理技術のひとつとして正浸透膜を利用したForward Osmosis(FO)法が注目されている。海水淡水化において現在主流である逆浸透(RO)膜法では水流束の駆動力として静水圧を用いるのに対して、このFO法では高浸透圧溶液(駆動溶液:DS)の浸透圧を駆動力とする。そのためRO膜法と比較してFO法では高水流束、高処理水回収率、低ランニングコストでの海水淡水化が期待出来る。またFO膜を利用して海水淡水化プラントから排出される濃縮海水と河川水などの浸透圧差エネルギーから発電をおこなう浸透圧発電(Pressure Retarded Osmosis: PRO)がある。
 本講演では、正浸透(FO)現象の基本原理を解説し、この原理に基づいた水処理プロセス及びエネルギー回収における技術課題とFO法海水淡水化及びPROの現状について述べる。
【プログラム】

1.正浸透(FO)法の基礎

 (1)淡水化の未来技術としてのFO法
 (2)FO研究の推移
 (3)浸透現象の原理@
 (4)浸透現象の原理A
 (5)FO、PRO、ROの類似点・相違点
 (6)FOを用いた水処理法
 (7)FO法の特長@
 (8)FO法の特長A
 (9)FO法の特長B


2.FO法海水淡水化の原理・課題と技術開発動向

 (1)FO用膜の開発状況
  (1-1)FO膜の要求性能
  (1-2)内部濃度分極(ICP)
  (1-3)ICPと膜構造
  (1-4)市販FO膜
  (1-5)最近のFO膜研究報告例
 (2)FO用膜モジュールの開発状況
  (2-1)FO用とRO用の膜モジュール構造の違い
  (2-2)スパイラル型FO膜モジュール
  (2-3)中空糸型膜モジュール
  (2-4)最近のFO膜モジュール報告例
 (3)FO/ROハイブリッドシステム
 (4)NH3/CO2-FOシステム
 (5)駆動溶液(DS)の開発状況
  (5-1)DSの要求性能
  (5-2)DSの報告例
 (6)DS再生法
  (6-1)DS再生法の種類
  (6-2)DS再生法の報告例


3.FO法によるその他応用展開

 (1)排水処理
 (2)有用資源の回収
 (3)食品プロセス


4.浸透圧発電(PRO)の原理・課題と技術開発動向

 (1)濃度差エネルギー(SGP)とは
 (2)膜を利用したSGP回収技術(PROとRED)
 (3)逆電気透析(RED)の原理@
 (4)逆電気透析(RED)の原理A
 (5)浸透圧発電(PRO)の原理
 (6)PROとREDの比較@
 (7)PROとREDの比較A
 (8)PROとREDの比較B


5.FO法水処理法の展望



6.PROの展望



7.まとめと質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。