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<セミナー詳細>

セミナーコード:20150807   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、プラントの概算見積に焦点をあて、各種概算見積手法の基礎知識から具体的な応用(実際)と、
 コスト調整、機器見積および各種工事の概算見積の進め方に至るまで、経験豊富な大原講師に詳説頂きます。

プラント概算見積の基礎と実際
〜グローバル化の時代、事業採算性評価と判断にはスピードが求められる、
そのベースとなる設備コストの推算を如何に迅速に行うか〜
(先人の手法から知恵と工夫を学び、活用しよう)
●講 師 大原シーイー研究所 代表
(元)三井造船(株)プラント事業本部プロポーザル部見積担当課長
経済産業省 MOTプログラム開発事業(H17年度)
(早稲田大学受託事業)コストエンジニアリング教材開発委員
日本コスト工学会 正会員 (理事)
大原宏光 氏
  <主な著書>
 「コスト見積の実際」、「プラント技術者のための塔・槽・熱交換器見積の基本
●日 時 2015年 8月 20日(木) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
●受講対象とセミナーの概要

1.プロセスプラントのユーザーやエンジニアリング会社の経済性評価,設計,見積
  さらに調達・建設部門の見積査定などの業務関係者にお奨めです。

2.プラント概算見積各種手法の基礎知識から実際まで幅広く解説します。
3.概算見積は少ない手間でスピードが要求され,その巧拙は見積手法の選択,
  コストデータの整備や経験の使い方で決まる。効率的な概算見積のあり方を考察する。

●まえがき(講師のことば)

 いつの時代でも成長する企業は,多くの設備投資計画を持ちその実現をつねに検討している。
事業の計画段階における設備コストの概算見積は,設備投資の可否,投資の順序あるいは設備投資額を決定する際のベースになったり,また財務的な見通しをつけたりするときの重要資料の一つである。そしてこの概算見積は,設備のユーザー(オーナー)のみならずコントラクターにとってもプロジェクトを正しい方向に導くための重要な作業でもある。
 設備投資の計画段階における設備コストの見積は,プロジェクトの定義が十分でないプロジェクト初期段階から様々なケースを短い期間で,限られた人員での実施が求められる。特にプロジェクト初期の概算見積では,その時点のプロジェクトの定義の状況に応じた見積手法の選択,コストデータの整備や実務経験など含めた総合的な見積能力がその出来の良否を左右する。
 設備のユーザー自身が期待される精度で概算見積を行なうことは,その対象が取引例の少ない特殊仕様もののため見積コストデータも乏しく大変困難を伴うことが多いと考える。しかし昨今の競争の激しいグローバル化時代にあっては,関係エンジニアにはコスト見積技術力の向上が期待されているところであろう。
 本セミナーは,こうした時代のエンジニアの能力向上の一助にすべく,下記項目を主体に行います。
プラント概算見積の基本的(伝統的)な見積手法
 (先人の調査研究による各種概算見積手法から基礎を学ぶ)
プラント概算見積の実際
 (各種概算見積手法を応用した見積例により解説)
プラント概算見積に伴うコスト調整
 (a スコープ調整, b 経年調整, c エスカレーション, d ロケーションファクター を解説)
プラント概算見積における機器見積および各種工事の概算見積の進め方
【プログラム】

1.プラント概算見積の重要性・位置付け・目的

 1.1 概算見積の重要性
 1.2 概算見積の位置付け
 1.3 概算見積段階のプロジェクトの進行状況
 1.4 概算見積の目的と見積情報
 1.5 概算見積の基本的な見積手法の種類
 1.6 概算見積の特質


2.プラント建設費の構成

 2.1 プラントの設備構成
 2.2 プラント建設費の主要費目
 2.3 プラント建設費の詳細費目


3.プラント概算見積の基本的(伝統的)な見積手法の概要

 3.1 基本的(伝統的)な概算見積手法について
 3.2 一括推算法
      (資本回転率法,年間能力単位当たり法,コストカーブ法,装置能力指数乗則法など)
 3.3 単位当たり単価法
      (操作単位当り法,機器単位当たり法,装置重量トン当たり法など)
 3.4 全機器係数法
      (Lang法,Chilton法,HirschとGlazier法,Miller法,Guthrie速算法など)
 3.5 モジュール係数法
      (Hand法,Clerk法,Guthrie法)


4.プラント概算見積の実際

 4.1 プラント概算見積一般
      (見積期間と見積費用について,プラント概算見積の手順,プラント概算見積資料
      (仕様・条件)作成例,プラントサイト特有のユーティリティや気象条件など)

 4.2 プロセスプラント概算見積の実際
      (能力単位当たり法による見積,装置能力指数乗則法による見積,
      装置重量トン当たり法による見積,Lang法応用のオーバーオールレシオ法,
      Miller法応用のカテゴリーレシオ法など),モジュール係数法(ハンド法)による見積

 4.3 オフサイト設備概算見積の実際
      (設備別概算法による見積例,他)


5.プラント概算見積に伴うコスト調整

 5.1 プラントの構造(仕様)変化とスコープ調整
 5.2 経年に伴うコスト調整(プラントコストインデックス)
 5.3 現在価格を未来予測価格へ調整(エスカレーション)
 5.4 ロケーションファクター


6.プラント概算見積における機器見積

 6.1 機器見積の手順
 6.2 機器の概算見積手法の構築概念
 6.3 指数乗則法の概算見積
 6.4 パラメトリック法での概算見積
 6.5 機器費集計表の作成


7.プラント土建工事の概算見積

 7.1 土建工事費の概算見積一般
 7.2 土建工事概算見積手法の種類
 7.3 土建工事数量推算データ
 7.4 土建複合単価の作り方
 7.5 土建工事費の概算見積例


8.機械工事の概算見積

 8.1 機械工事の概算見積一般
 8.2 機器据付工事の概算見積
 8.3 配管材料費・工事費の概算見積


9.質疑応答(適宜)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。