●講 師 |
(株)日立製作所 インフラシステム社 技術開発本部 松戸開発センタ 水環境システム部 研究員 博士(工学) |
木村裕哉 氏 |
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<講師紹介> 2006年3月、山梨大学大学院医学工学総合教育部
循環システム工学専攻修士課程修了。
2006年4月、株式会社日立プラントテクノロジー松戸研究所にて、
排水処理システムの開発に従事。
2011年9月、山梨大学より博士(工学)の学位を授与。
2013年4月、株式会社日立製作所インフラシステム社へ吸収合併。
取得資格:水質関係第1種公害防止管理者、他
受賞歴:2015年日本水環境学会技術賞、
2011年下水道協会誌優秀論文(有功賞)
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●講 師 |
(株)日立製作所 インフラシステム社 技術開発本部 松戸開発センタ 水環境システム部 主任研究員 (公社)日本水環境学会 運営幹事 東邦大学 非常勤講師 工学博士 |
井坂和一 氏 |
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<講師紹介> 1998年3月、東邦大学大学院理学研究科化学専攻修士課程終了。
同年4月より、日立プラント建設株式会社松戸研究所にて、
排水処理システム開発に従事。
2006年4月に株式会社日立プラントテクノロジーへ社名変更、
2008年に早稲田大学大学院より工学博士の学位を授与。
2013年4月に株式会社日立製作所へ吸収合併。
取得資格:中学校教諭専修免許(理科)、高等学校教諭専修免許(理科)、
公害防止管理者(ダイオキシン類)、危険物取扱者(甲種)、他
受賞歴:2015年日本水環境学会技術賞、
2011年日本下水道協会優秀論文賞(有功賞)、
2011年First International Anammox Symposium Best Presentation Award、
2010年日本水環境学会 論文奨励賞(広瀬賞)、
2008年第45回下水道研究発表会 最優秀発表賞
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●日 時 |
2015年 9月 16日(水) 10:30〜16:30 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
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●受講料 |
49,680円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円) ※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
<アカデミック割引> 【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度があります。 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】 |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
【習得知識】
アナモックス反応の基礎・原理
排水処理設備の設計上の留意事項
実排水処理の事例紹介
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【講師の言葉】
排水中の低コスト窒素処理方法として、アナモックス反応が注目されており、実用化が急速に進められております。本セミナーでは、アナモックス活性を低下させる阻害要因だけではなく、安定運転を行うための諸条件など詳細に説明します。そして、実用化事例について詳細に紹介できればと思っております。
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【プログラム】
T.アナモックス反応概論
1.従来の窒素処理方法と課題
2.アナモックス反応の特徴
3.アナモックス菌の培養方法
(1)中温型アナモックス菌の培養事例
(2)低水温型アナモックス菌の培養事例
U.包括固定化担体を用いたアナモックスプロセスの開発事例
1.アナモックス菌の包括固定化
(1)PEGゲルによるアナモックス菌の固定化
(2)固定化担体の特徴
2.安定運転のポイント
(1)亜硝酸濃度条件
(2)水温
(3)pH制御条件
(4)炭酸イオン濃度
V.亜硝酸型硝化プロセス 〜前処理プロセス〜
1.加熱処理法による処理
2.pHショック法による処理
3.硝化率の一定制御方法
W.下水汚泥脱水ろ液の処理特性
1.基本システムと特徴
2.定常運転
(1)亜硝酸型硝化の安定性
(2)アナモックス反応の安定性
3.非定常試験
(1)負荷変動試験
(2)過負荷試験
(3)SS流入試験
X.アナモックスプロセスの産業排水への適用 〜安定運転のポイント〜
1.有機物質の影響
(1)エタノール
(2)酢酸
(3)グルコース
(4)メタノール
(5)メタノールへの順養
(6)フェノール
(7)TMAH
2.重金属類の影響
(1)モリブデン
(2)ニッケル
(3)銅
(4)コバルト
(5)鉄
(6)リン酸
Y.産業排水処理での実証試験
1.システムフロー
2.立上げ性能
3.低温条件での安定運転
4.負荷変動の影響
Z.産業排水での実用化 〜実用化事例とポイント〜
1.システムの特徴
2.立上げ性能
3.長期安定性
[.1槽型好気脱窒システム 〜応用システム〜
1.基本フローと特徴
2.処理速度と処理水質の安定性
3.ベンチプラント試験
4.下水汚泥脱水ろ液の処理特性
5.産業排水での実証試験
\.従属栄養型脱窒システム 〜後処理システム〜
1.システムの特徴
2.高負荷運転での処理特性
3.脱窒システムの温度特性
(1)硝酸還元反応の温度影響
(2)亜硝酸還元反応の温度影響
].質疑応答
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※アナモックス菌 : Delft(デルフト)工科大学の研究グループにより1990年代初めて報告されたもので、「嫌気性アンモニア酸化(Anaerobic Ammonium Oxidation)」の略称から「アナモックス(anammox)」と呼ばれている。(1)薬品(メタノールなど)を使わずに、アンモニアと亜硝酸から直接窒素ガスを生成できる、(2)処理速度が速いという、特長を有する。
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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