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T.経済産業省における地熱発電導入拡大に向けた支援・取組みと今後の展開
〜地熱ポテンシャルを最大限活かした、地域と共生する持続可能な開発のために〜
<講演概要>
東日本大震災後の電源構成の抜本的な見直しの中で、地熱発電に注目が集まっている。地熱発電は我が国に賦存する豊富な地熱資源を活用する再生可能エネルギーであり、本年7月に示されたエネルギー需給見通しにおいても、2030年までに地熱発電の設備容量を現在に比べて約3倍増加させるという野心的な導入水準が掲げられた。
また、地熱ポテンシャルは地方により偏在しているところ、発電のみならず地熱資源の有効活用を通じた地方活性化という観点からの活用も期待されており、これらについての最近の動向や今後の課題・支援策の在り方について概説する。
<講演項目>
1.各開発地点の現状
2.地熱開発に係る支援措置
3.地熱開発に係る規制改革
4.地域と共生した持続可能な開発
5.質疑応答・名刺交換
(白井 氏)
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13:00 | 14:10
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U.中小規模地熱発電の導入促進について
1.中小規模地熱発電とは(法的、資源量、運用などの観点から)
2.中小規模地熱発電導入のための助成(JOGMEC事業申請)
3.これまでの中小規模地熱発電での助成案件
4.温泉を利用した中小規模地熱発電(利点、問題点など)
5.温泉利用発電の事例紹介
6.事業リスクと技術リスク
7.温泉事業者や自治体などとの調整と合意形成
8.法的規制と規制緩和
9.安定した事業継続のためのモニタリング
10.中小規模地熱発電用の発電機の種類
11.質疑応答・名刺交換
(當舎 氏)
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14:20 | 15:20
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V.菅原バイナリー発電所の建設について
当社は、大分県九重町に平成27年6月29日に発電出力5,000kWのバイナリー発電方式を採用した地熱発電所である菅原バイナリー発電所の運転を開始した。
菅原バイナリー発電所は、九重町の所有する地熱井を活用して発電を行う、国内初の自治体と民間企業が協働する地熱発電所である。今回、国内初の自治体との協働事業となった菅原バイナリー発電所について開発経緯、建設状況を交えて発電設備を紹介する。
1.発電所建設までの経緯
2.自治体との協働事業とは
3.菅原バイナリー発電所の発電設備
4.菅原バイナリー発電所の建設、運転状況
5.質疑応答・名刺交換
(永野 氏)
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15:30 | 16:50
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W.地熱発電システムと小型地熱発電設備の開発・導入について
1.地熱発電システム
(1)地熱発電システムについて
(2)地熱発電システムソリューション
(3)東芝地熱発電ラインアップ
(4)実績が物語る東芝地熱タービン信頼性技術
2.地熱発電プロジェクトの紹介
(1)シングルフラッシュ型実施例
(2)ダブルフラッシュ型実施例
(3)最新フラッシュバイナリーC/C計画
3.地域と共生できる小型地熱
(1)地域共生型小型地熱導入について
(2)小型地熱フラッシュとバイナリーの比較
(3)地熱発電システム計画上の留意点
(4)特別措置法施工後の東芝小型地熱の実施例
4.東芝小型地熱設備(Geoportable™(ジオポータブル)の紹介
(1)小型地熱設備(Geoportable™)の特長
(2)小型地熱発電システム 基本仕様
(3)わいた地熱発電所 運転データ
(4)小型地熱事業性 概算例
(5)世界における小型地熱(Well−Head)の需要動向
5.質疑応答・名刺交換
(柴垣 氏)
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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