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<セミナー詳細>

セミナーコード:20160616   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、小売り全面自由化後の市場動向から今後のエネルギー政策、新電力から見た電力自由化後の
 課題・エネットの取り組み、変動する電力ビジネスの動向ならびに電力各社、各プレーヤーの戦略と展望について、
 斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

−動き出した巨大市場−
電力小売自由化後と変動する電力ビジネスの
最新動向と企業戦略
〜斯界の識者ご登壇:都留文科大学(高橋様)、
エネット(谷口様)、関西電力(西村様)〜
●講 師 都留文科大学 社会学科 教授
経済産業省 総合資源エネルギー調査会
電力システム改革小委員会元委員
高橋 洋 氏
●講 師 (株)エネット 取締役
営業本部長 兼 低圧事業部長
谷口直行 氏
  <略歴>
1989年 日本電信電話(株) 入社
1990年 同 長距離通信事業本部
1995年 同 国際調達室
2000年 (株)エネット 経営企画部
2006年 (株)NTTファシリティーズ ソーラープロジェクト本部 副本部長
2010年 (株)エネット 経営企画部長
2015年 同 営業本部長 兼 事業開発室長
2016年 同 取締役 営業本部長 兼 低圧事業部長
●講 師 大阪大学大学院工学研究科 招聘教授
関西電力(株) お客さま本部 部長
公益事業学会 理事・学術研究会(電力) 幹事
西村 陽 氏
  <略歴>
1984年、一橋大学経済学部卒業。
関西電力(株)で調査、戦略、マーケティング、電力市場改革等を担当。
公益事業学会理事・学術研究会(電力)幹事、国際公共政策学会理事。
1999〜2001年、学習院大学特別客員教授。
2006〜2008年、大阪大学招聘教授。
2014〜早稲田大学先進グリッド研究所招聘研究員。
2016〜大阪大学大学院工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻 招聘教授
     東京女子大学非常勤講師

<主著>
『電力改革の構図と戦略』、『電力自由化完全ガイド』、『検証エンロン破綻』、
『電力のマーケティングとブランド戦略』、『エナジー・エコノミクス』、『にっぽん電化史』
『低炭素社会のビジョンと課題』、『にっぽん電化史@〜B』
『電力システム改革の検証〜開かれた議論と国民の選択のために』(共著・白桃書房)
『まるわかり電力システム改革キーワード360』(電気新聞)
●日 時 2016年 6月 21日(火) 10:00〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
12:00
T.電力小売り全面自由化後の市場動向
 〜主要企業の戦略と今後の展望〜


<講演要旨>
 電力システム改革については、昨年広域的運営推進機関や電力取引監視等委員会が設置され、今年4月からは小売り全面自由化が始まり、市場競争が本格化しようとしている。一方で、競争政策の状況や、原子力や再生可能エネルギーなどの個別電源については、様々な不確実性がある。本セミナーでは、小売り全面自由化後の市場動向を概観するとともに、今後のエネルギー政策を展望する。

 1.電力システム改革の概要
  (1)電力システム改革と3段階の工程表
  (2)分散型電力システムへの転換と水平分業化
 2.小売り全面自由化の経緯
  (1)電力小売り事業の概要
  (2)小売り部分自由化の過程
  (3)サービス競争の可能性
 3.諸外国の電力市場の動向
  (1)再生可能エネルギーの導入状況
  (2)小売り事業の動向
  (3)イギリスやドイツの電力業界再編
 4.小売り市場の動向と主要企業の戦略
  (1)料金競争とサービス競争
  (2)既存電力・新電力の戦略
  (3)自治体・地域電力の動向
 5.今後のエネルギー政策の展望
  (1)電源構成とエネルギー基本計画2017
  (2)固定価格買取制度の改定
  (3)小売り競争の戦略
 6.質疑応答・名刺交換
(高橋 氏)
13:00
|
14:30
U.新電力から見た電力自由化後の課題とエネットの取り組み

<講義概要>
 2016年4月から家庭用も含む全面自由化がいよいよ始まった。既に約300社の多様な企業が小売電気事業者としての登録を行い、新たな料金プランやポイントサービスなど、消費者へ契約切替メリットを訴求した顧客獲得合戦が繰り広げられている。
 このように市場競争がますます激化する状況下において、小売電気事業を行う上で留意すべき制度面でのポイントを述べるとともに、エネットがどのようなサービス展開を考えているのか、またどのような企業とパートナリングを行っていくのか、等、取り組み事例にも触れつつ、今後の事業展開について紹介する。


 1.新電力から見た自由化の状況
  (1)新規参入の状況
  (2)低圧市場への参入形態と特徴
  (3)新電力の仕組み
 2.電力システム改革と制度面での最近の論点について
  (1)新たな制度下での参入者に求められる要件
  (2)電力システム改革における留意すべきポイント
  (3)電力システム改革を巡る最近の動き
 3.(株)エネットの概要とこれまでの取り組み
  (1)電力小売ビジネスの事業展開状況
  (2)エネットが考えるスマートサービス
  (3)スマートサービスの取組事例
 4.全面自由化に向けた今後の取組と展望
  (1)プロモーション活動
  (2)新たなサービスメニューの開発
  (3)B to B to Xによる事業展開と今後の展望
 5.関連質疑応答・名刺交換
(谷口 氏)
14:45
|
16:15
V.変動する電力ビジネスの最新動向と次の戦略・展望

<講演要旨>
 電力市場とその競争は、国際資源市場(原油・天然ガス)、原子力情勢によって大きな影響を受ける。また世界の中で決して標準ではない日本の電力市場制度・規制も時とともに変化しており、それらは電力会社及び新規プレーヤーにとって大きなリスク・チャンスとなりうる。一方で家庭用市場についてはこれまでの競争で、価格以外の顧客のつながりやプラットホームの重要性が浮き彫りになってきた。それらの上に立って本セミナーでは、現下の電力競争を総括し、電力各社、各プレーヤーの戦略を展望する。

 1.目下の電力市場と競争をどう見るか
  (1)市場指標と競争領域
  (2)高圧小売競争の現状と展望
  (3)低圧・家庭用競争の現状と展望
 2.アライアンスのプラットホーム
  (1)アライアンスは成功しているか
  (2)プラットホームは成功しているか
  (3)エネルギーを「選ぶ」ストーリーとは
 3.錯綜するプレーヤーとエネルギーチャレンジ
  (1)地方自治体のエネルギー事業
  (2)ドイツ・シュタットベルケの示唆
  (3)多様なプレーヤーの可能性とリスク
 4.電力会社の戦略と今後の展開
  (1)関西電力の小売ビジネスと中期経営計画
  (2)電力各社のポジショニングと展望
  (3)ガス全面自由化に向けて
  (4)日本のエネルギー市場全体を展望して
 5.質疑応答・名刺交換
(西村 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。