【習得知識】
1.火力発電所の分類
2.発電用ボイラ本体の構造と材料
3.発電用ボイラの周辺設備
4.発電用ボイラの保守技術と損傷度評価方法(寿命評価方法)
5.今の時代に求められる発電用ボイラの機能と実際(将来展望も含む)
6.各種発電システムの経済性
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【講師の言葉】
2015年7月に経済産業省が「2030年の電源構成」を決定し、その中で、2030年にはCO2を排出しない太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー(再生エネ)による発電を24%程度取りこむとの目標が示された。また、2016年4月から一般家庭までを含めた電力の全面自由化が始まった。全面自由化により開放される7.5兆円とも推定される巨大市場をめぐって新規参入した会社の数は、既に450社を突破したとの事。
お天気任せの再生エネが増えつつある中で迎える電力自由化時代の発電用ボイラに求められる技術は何かについて解説する。最初に、1)ボイラ本体の構造と2)周辺機器、また、3)長時間使った場合の損傷とその損傷寿命評価方法について学んでもらった後、4)今の時代に求められる発電用ボイラの機能と実際、および5)各種発電システムの経済性について説明する。
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【プログラム】
1.火力発電所の分類
2.発電用ボイラ本体の構造と材料
2.1 ボイラ伝熱面の構成
2.2 火炉
2.3 過熱器・再熱器
2.4 設計温度・圧力の決め方と使用材料の使い分け
3.発電用ボイラの周辺設備(補機設備)
3.1 水・蒸気系統の機器(配管、配管サポート方法、弁)
3.2 空気系統の機器(通風機、GAH、SAH)
3.3 燃料系統の機器(各種燃料用バーナ、微粉炭機)
3.4 排煙処理系統の機器(電気集塵器、脱硝装置、脱硫装置)
4.発電用ボイラの保守技術と損傷度評価方法(寿命評価方法)
4.1 ボイラの損傷形態と損傷例
4.2 ボイラのメンテナンス方式と注意点
4.3 ボイラ損傷度の評価方法
5.今の時代に求められる発電用ボイラの機能と実際(将来展望も含む)
5.1 高効率化(火力発電の変遷、我が国の蒸気圧力・温度の変遷、700℃級A-USCボイラの開発)
5.2 運用柔軟性(負荷変化、最低負荷等)
6.各種発電システムの経済性
6.1 発電原価の計算方法
6.2 各種発電システムの発電原価計算例
7.質疑応答
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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