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<セミナー詳細>

セミナーコード:20160812   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、第T部に、シェール革命の進展による米国LNG産業の動向、ならびに世界と我が国の
 LNG・天然ガス産業の展望を大先講師から、第U部は、日揮株式会社の取り組みを中心に、最近の
 LNGプロジェクトを取り巻く事業環境から、多様化するLNGビジネス・事業計画、LNGプラントの技術的発展
 と液化プロセス、又、新たなるLNGビジネスとプロジェクトの新潮流について、技術的側面を織り交ぜ、
 竹澤講師より詳説頂きます。

LNGビジネスの最新動向と日揮における取組み
●講 師 LNG経済研究会 幹事 中東アナリスト 大先一正 氏
  <講師略歴>
1969年 一橋大学商学部卒業/東京ガス(株)入社。
1975年 日本エネルギー経済研究所出向研究員。
1980年 東京ガス(株)経理部経理課副課長。
1985年 ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。
1988年 日本ガス協会企画部計画課長。
1992年 東京ガス(株)原料部原料調査グループマネージャー。
1994年 経営調査部第2調査室長。
2001年 東京ガス(株)総合企画部企画調査室長。
(2000年〜2003年 国際ガス連盟(IGU)技術委員会需給WG委員)。
2005年 日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究主幹。
2012年〜現在 日本エネルギー経済研究所中東研究センター外部研究員。
●講 師 日揮株式会社 第2事業本部
LNG PJ部 Project Manager
竹澤直之 氏
  <講師略歴>
1973年 東京理科大学大学院修士課程修了、
日本揮発油株式会社(現 日揮株式会社)へ入社。
1973年より1984年まで石油精製、ガス化学、石油化学、
パイプラインなどのプロジェクト及び試運転を担当。
1984年より現在までオーストラリア、マレーシア、ナイジェリア、
カタール、インドネシア、ロシア、モザンビーク、アメリカなどの
各LNGプロジェクト、及びフローティングLNGプロジェクトを担当。
この間ガスLNG部次長、ガスLNG部長代行、LNG PJ部担当部長。
現在 EniMozプロジェクトプロジェクトマネージャー。
●日 時 2016年 8月 23日(火) 13:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 43,200円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき37,800円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
13:00
|
14:30
T.シェールガス革命の進展と世界のLNG産業の最新動向

<講義概要>
 米国はシェール革命の進展により世界最大の石油・天然ガス生産国に返り咲き、昨年暮れから本年初めに掛けては原油及びLNGの輸出を開始し、世界の石油及び天然ガス市場により直接的な影響を与えるようになっている。特にLNGについては、パナマ運河の拡張工事の完了に伴って大型LNG船によるアジア向けの輸出が可能となるため、豪州で推進中の年産6,200万t強のLNG大増産計画の進展との相乗効果によりアジア太平洋圏では中長期的なLNGの需給緩和とスポット価格の低位安定は確実となっている。
 この結果、福島原発事故後のLNG需給の逼迫から顕著となっていたアジアプレミアム問題の弊害は軽減され、価格競争力を回復したLNGの新たな需要開発の期待が高まっている。しかし、輸送コストが高いLNGの構造的な弱点を踏まえると輸送距離の短い北米西海岸LNGや大陸パイプラインガスの導入を実現し、天然ガスの供給源の多様化とともに輸入コストの低減に取り組むことが重要な課題となっている。


<プログラム>
 1.米国でのシェール革命の進展
  (1)世界最大の産油国&産ガス国に返り咲いた米国
  (2)シェールオイル増産による原油価格の急落
  (3)シェールガス増産による米国天然ガス価格の低位安定
 2.シェールガス革命と米国LNG産業の登場
  (1)メキシコ湾岸を中心にしたLNG液化基地の建設計画
  (2)ハブ市場等に支えられた製造業的ビジネスモデルの誕生
  (3)パナマ運河拡張に伴うアジア市場開拓の可能性と限界
 3.米国シェール革命の特徴と資源論的意義
  (1)中堅事業者による農耕的シェール開発技術の確立
  (2)価格弾力性の高い新スウィング・プロデューサーの登場
  (3)オイルピーク論に終止符/需要ピーク論に脚光
 4.世界の天然ガス・LNG産業の展望
  (1)シェールガス開発に支えられた天然ガス利用の拡大
  (2)LNG生産の増大とLNG貿易の成長
  (3)パイプラインとの連係による環状リレー型天然ガス輸送網の形成
 5.わが国LNG・天然ガス産業の新たな課題
  (1)北米西海岸LNG導入等によるアジアプレミアム問題への対応
  (2)地球環境問題への対応
  (3)小規模LNG事業(SSLNG)の推進
 6.結び -基幹エネルギーとしての天然ガス-
 7.質疑応答・名刺交換
(大先 氏)
14:45
|
16:45
U.拡大するLNGビジネスと技術的発展

<講義概要>
 我が国のエネルギーの約4分の1を占めるLNGについて、東日本大震災を契機としたLNG需要の増大や中国、韓国、西欧、インドをはじめとする需要が増加しております。一方、東アフリカや北極圏で新規発見のガス田、北米におけるシェールガスや豪州における炭層メタンを中心とした非在来型ガスを原料としたLNG Plant建設計画が多数発表され、豪州、米国のPlantが一部運転を開始しておりますが、最近の原油価格低下により計画の順延も見受けられます。また未開発中小ガス田を対象とした中小LNGやフローティングLNGプロジェクトを含めLNGビジネスの現状と拡大するプロジェクト分野について、技術的見地を含めて日揮株式会社の取り組みを紹介します。

<プログラム>
 1.LNGプロジェクトを取り巻く事業環境
  (1)LNGのエネルギーとしての地位
  (2)エネルギー輸送手段としてのLNG
  (3)LNGの環境特性
  (4)LNGマーケットの動向
  (5)LNGプロジェクトの状況
 2.多様化するLNGビジネス
  (1)多様化するLNGビジネス領域
  (2)東日本大震災以降のLNGプロジェクトへの影響
  (3)原油価格低下とLNGプロジェクトへの影響
  (4)偏在するガス埋蔵量とLNG事業計画
  (5)非在来型ガス田とLNG事業計画
 3.LNGプラントの技術的発展
  (1)LNG Train生産量
  (2)冷凍コンプレッサー駆動機と冷却系
  (3)LNG基地
  (4)原料ガス
  (5)プラント技術
 4.LNGプロジェクトと液化プロセス
  (1)液化プロセス
  (2)冷媒圧縮機の駆動方式
  (3)電動LNG(e-LNG)
  (4)冷媒の冷却方法
  (5)LNGプラント設備
 5.新たなるLNGビジネスの考え方
  (1)中小ガス田開発と中小規模LNGプラント
  (2)フローティングLNGプラント技術と実施例
  (3)より困難なLNGプロジェクトに向けて
  (4)LNGプラントの安全性
 6.今後のLNGプロジェクトの新潮流
  (1)ビジネス領域
  (2)新たなガス田対応
  (3)遠隔地、極地対応
  (4)環境対応
  (5)AirLize技術
  (6)HARview技術
 7.質疑応答・名刺交換
(竹澤 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。