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<セミナー詳細>

セミナーコード:20160813   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、アナモックス反応の概論から、包括固定化担体を用いたアナモックスプロセスの開発事例
 と各排水への処理特性・適用及び実用化事例ならびに亜硝酸型硝化(前処理プロセス)、1槽型好気脱窒
 (応用システム)、ならびに固定床型アナモックスプロセスの開発事例と国土交通省B-DASHプロジェクトとし
 て実施した実規模実証試験などに至るまで、最前線でご活躍中の木村氏、高木氏両博士より詳説頂きます。

嫌気性アンモニア酸化(アナモックス)反応を用いた低コスト窒素処理技術
〜アナモックス細菌の培養方法から、
基本プロセス構築と安定運転のための諸条件を説明、
そして実排水処理での留意点、 さらに実用化事例、
実規模実証試験について詳細に解説〜
●講 師 (株)日立製作所 産業・水業務統括本部
技術開発本部 松戸開発センタ
水環境システム部 研究員
博士(工学)
木村裕哉 氏
  <講師紹介>
2006年3月、山梨大学大学院医学工学総合教育部循環システム工学専攻修士課程修了。
2006年4月、株式会社日立プラントテクノロジー(現 株式会社日立製作所)入社。
2011年9月、山梨大学大学院より博士(工学)の学位を授与。
現在、株式会社日立製作所松戸開発センタにて排水処理システムの開発に従事。
取得資格:水質関係第1種公害防止管理者、他 
受賞歴: 2016年環境バイオテクノロジー学会技術賞、2015年日本水環境学会技術賞、
2011年下水道協会誌優秀論文(有功賞)
●講 師 (株)タクマ
プロジェクトセンター
水処理技術部 1課 副主幹
博士(工学)
高木啓太 氏
  <講師紹介>
2004年3月、熊本大学大学院自然科学研究科環境土木工学専攻修士課程修了。
2004年4月より、株式会社タクマにて排水処理システムの開発、計画・設計に従事。
2012年3月、熊本大学大学院より博士(工学)の学位を授与。
受賞歴:2015年環境システム計測制御学会奨励賞
●日 時 2016年 8月 24日(水) 10:00〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む

<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度がございます。
 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
15:00
T.嫌気性アンモニア酸化(アナモックス)反応を用いた窒素除去技術

【習得知識】
アナモックス反応の基礎・原理
排水処理設備の設計上の留意事項
実排水処理の事例紹介


【講師の言葉】
 排水中の低コスト窒素処理方法として、アナモックス反応が注目されており、実用化が急速に進められております。本セミナーでは、アナモックス活性を低下させる阻害要因だけではなく、安定運転を行うための諸条件など詳細に説明します。そして、実用化事例について詳細に紹介できればと思っております。

【プログラム】
 1.アナモックス反応概論
  (1)硝化・脱窒反応とアナモックス反応
  (2)アナモックス菌の培養方法
   @中温型アナモックス菌の培養事例
   A低水温型アナモックス菌の培養事例
 2.包括固定化担体を用いたアナモックスプロセスの開発事例
  (1)アナモックス菌の包括固定化
   @PEGゲルによるアナモックス菌の固定化
   A固定化担体の特徴
  (2)安定運転のポイント
   @亜硝酸濃度条件
   A水温
   BpH制御条件
   C炭酸イオン濃度
 3.亜硝酸型硝化プロセス 〜前処理プロセス
  (1)加熱処理法による処理
  (2)pHショック法による処理
  (3)硝化率の一定制御方法
 4.下水汚泥脱水ろ液の処理特性
  (1)基本システムと特徴
  (2)定常運転
   @亜硝酸型硝化の安定性
   Aアナモックス反応の安定性
  (3)非定常試験
   @負荷変動試験
   A過負荷試験
   BSS流入試験
 5.アナモックスプロセスの産業排水への適用 〜安定運転のポイント
  (1)有機物質の影響
   @エタノール
   A酢酸
   Bグルコース
   Cメタノール
  (2)重金属類の影響
   @モリブデン
   Aニッケル
   B銅
   Cコバルト
   D亜鉛
 6.産業排水処理での実証試験事例
  (1)システムフロー
  (2)立上げ性能
  (3)低温条件での安定運転
  (4)負荷変動の影響
 7.産業排水での実用化事例 〜実用化事例とポイント
  (1)システムの特徴
  (2)立上げ性能
  (3)長期安定性
 8.1槽型好気脱窒システム 〜応用システム
  (1)基本フローと特徴
  (2)処理速度と処理水質の安定性
  (3)ベンチプラント試験
  (4)産業排水での実証試験
 9.質疑応答・名刺交換
(木村 氏)
 (※途中、昼食休憩あり)
15:15
|
16:15
U.固定床型アナモックスプロセス

【習得知識】
B-DASHプロジェクトの概要、実排水処理の事例紹介

【講師の言葉】
国土交通省のB-DASHプロジェクトとして実施した実規模実証試験について紹介いたします。

【プログラム】
 1.固定床型アナモックスプロセスの開発事例
  (1)基本フローと特徴
  (2)運転条件・方法
 2.B-DASHプロジェクトにおける実証研究
  (1)B-DASHプロジェクト
  (2)消化汚泥脱水ろ液での実証試験
  (3)技術導入ガイドライン(案)
 3.質疑応答・名刺交換
(高木 氏)
※アナモックス菌 : Delft(デルフト)工科大学の研究グループにより1990年代初めて報告されたもので、
 「嫌気性アンモニア酸化 (Anaerobic Ammonium Oxidation)」の略称から「アナモックス(anammox)」と
 呼ばれている。(1)薬品(メタノールなど)を使わずに、アンモニアと亜硝酸から直接窒素ガスを生成できる、
 (2)処理速度が速いという、特長を有する。
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。