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T.世界のCCS最新動向と今後の展望
〜政策、プロジェクト、技術開発状況、Global CCS Instituteの取組みなど〜
2015年12月にパリで開催されたCOP 21では、気候変動に取り組むための新たなグローバル・コミットメントについて意義ある話し合いが行われた。目指すべき目標は、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2度未満に抑えることが掲げられたこと、そして、特に気候変動に脆弱な国々への配慮から、1.5度以内に抑えることの必要性にも言及された。Global CCS Instituteは、『世界のCCSの動向:2015』において、この現実に真剣に取り組もうとするならば、CCSの活用が必要不可欠である」と述べた。世界では、既に15の大規模CCSプロジェクトが操業中であり、2017年末までに、さらに7つの新規プロジェクトが運開を予定している。そしてその先は?将来展望も含め、世界のCCSの動向について概観する。
1.CCSとは
2.Global CCS Instituteについて
3.CCSの世界動向
4.日本およびアジアにおけるCCSの進捗状況
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(南坊 氏)
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U.石炭ガス化プラントにおけるCO2分離回収技術(物理吸収法)
石炭ガス化プラントからの生成ガスは、COシフト反応後のCO2分圧が高く、CO2分離回収に適していると考えられている。
特に物理吸収法によるCO2分離回収は高圧システムに適しており、将来のIGCC+CCSにおける有力な候補と言える。
ここでは、当社が実施した石炭ガス化パイロットプラント(EAGLE)における、CO2分離回収試験の状況と、IGCC+CCSについての検討状況について紹介する。
1.石炭利用発電システムからの CO2 分離回収法について
2.石炭ガス化パイロットプラント概要
3.CO2分離回収(物理吸収法)試験状況
4.大崎クールジェンプロジェクト概要
5.質疑応答・名刺交換
(山下 氏)
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V.CO2選択透過膜の開発とその応用
CO2の分離技術は水素製造プロセスで重要な役割を果たしているだけでなく、地球温暖化対策技術としても重要である。しかし既存のCO2分離技術は、大型な設備が必要であるだけでなく、エネルギー多消費型のプロセスである。一方、CO2膜分離法は、本質的な省エネルギープロセスであり、脱炭酸工程でのエネルギー消費を大幅に削減することが可能である。ここでは当社が開発を進めているCO2選択透過膜(促進輸送膜)の開発とその各種分野への応用・事業化について紹介する。
1.はじめに(既存脱炭酸プロセスの問題)
2.メンブレンリアクター(CO2膜分離型メンブレンCO変成器)の開発
1)CO2選択透過膜の開発
2)高性能CO変性触媒の開発
3)メンブレンCO変成器による水素ステーションの改良
3.CO2選択透過膜の大型水素製造プラントの脱炭酸プロセスへの応用
4.CO2選択透過膜の宇宙開発用途への応用
5.CO2選択透過膜のバイオガス分野への応用
6.まとめ
7.質疑応答・名刺交換
(岡田 氏)
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14:40 | 15:50
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W.省エネ型CO2化学吸収法の開発と実用化(ESCAP)状況について
1.CO2化学吸収法の特徴
2.省エネ型CO2化学吸収法の開発
3.商業設備「ESCAP」について
4.今後の展開について
5.質疑応答・名刺交換
(林 氏)
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16:00 | 17:00
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X.CO2回収プラントへのMU-SSPW(ミュー静止型らせん状多孔翼)
エレメントの応用と提案
1.MU-SSPWエレメントとは。
(高性能、汚れなし、並流運転可能という特長の説明、実績)
2.化学吸収法によるCO2分離/回収プロセスへの応用と提案
3.質疑応答・名刺交換
(鈴木 氏)
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−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。
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