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<セミナー詳細>

セミナーコード:20170418   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、資源エネルギー事業に大きな影響を及ぼす米国・ロシアの最新動向と今後の展望について、
 斯界の第一線でご活躍中の牧氏、酒井氏、両講師に詳しく解説頂きます。

2017年度 資源エネルギー展望と事業戦略
〜米国シェール開発と最新技術、ロシアエネルギー戦略などの
最新動向からみる今後〜
●講 師 牧エネルギー工学研究所代表
(元)帝国石油(株) 代表取締役副社長
牧 武志 氏
  <講師紹介>
1967年4月帝国石油(株)入社。
1991年8月テイコク・オイル(U.S.A.)社長。
1995年3月帝国石油(株)取締役新潟鉱業所長。
2005年4月帝国石油(株)代表取締役副社長。
2006年4月兼国際石油開発帝石ホールディング(株)取締役技術本部長。
2008年10月磐城沖石油開発(株)代表取締役社長。
2010年12月同退任。 現在に至る。
●講 師 三菱商事(株) 欧州ロシア石油天然ガス事業部
シニアアドバイザー
酒井明司 氏
  <略歴>
1973年一橋大学法学部卒業。同年三菱商事(株)業務部入社。
1974年London大学SSEES社内ロシア語研修。
1975年Moscow大学予備学部同上。以後、業務部、化学プラント部、
Moscow 事務所(1986年〜1990年、1996年〜 2002年)勤務。現在に至る。

<著作>
『ガスプロム』東洋書店 2007年
『資源大国・ロシアの実像』東洋書店 2008年
『ロシアと世界経済危機』東洋書店 2009年
『ロシアとガスパイプライン』東洋書店2010年

<掲載論文>
「二つの顔のガスプロム」
(2011年1月『石油・天然ガスレビュー』/石油・天然ガス金属鉱物資源機構)他

<所属協会・学会等>
日本証券アナリスト協会検定会員
●日 時 2017年 4月 28日(金) 10:30〜15:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆1日受講(プログラムTとU) 49,680円  【1名につき】
 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
 (TとUで受講者が異なる場合でも可)
◆プログラムTのみ受講     29,700円  【1名につき】
◆プログラムUのみ受講     29,700円  【1名につき】
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:30
|
12:30
T.米国のシェール開発最新状況と今後の展望:原油・天然ガスの価格の動向

<講演要旨>
 シェール開発の進展により、米国の石油生産量(原油+NGL)が急増し、世界の石油は供給過剰となり、2014年9月頃から原油価格が急落した。原油価格の急落を受けて、米国のシェール開発投資が削減され、掘削リグ稼働数が激減し、それにつれて米国の原油生産量も減少し、2015年6月のピークの9.6百万バレル/日から、2016年7月の8.4百万バレル/日まで、約1年間で1.2百万バレル/日も、急減した。
 この米国の原油生産量の大幅な急落を受けても、原油価格の低迷が続いたのは、この間にOPECの原油生産量が大幅に増加し、世界の石油の供給過剰が解消されなかったためである。OPECの原油生産量は、2014年第4四半期の30.1百万バレル/日から2016年第4四半期の33.1百万バレル/日まで、2年間で約3百万バレル/日の大幅な増産となった。制裁解除のイランだけでなく、イラク、サウジアラビアも大幅に生産量を増やした。
 2016年11月〜12月のOPEC、Non-OPECの協調減産の合意を受けて、原油価格は回復傾向がはっきりしてきて、昨今では50ドル台前半まで上昇してきている。この原油価格の上昇を受けて、米国のシェール開発も再び活発となり、原油生産量は9百万バレル/日近くまで戻ってきている。
 2017年1月から始まった協調減産は、現在のところ概ね順守されており、2017年前半には世界の石油需給は均衡し、当面、原油価格は上昇を続けると考えられる。しかし、かつての100ドル台にまで戻ることは考えられず、60ドル程度が天井となるだろう。米国のシェール開発会社は、油価低迷時に技術革新とコスト削減に邁進し、50ドル/バレル以下でも十分採算の取れるフィールドを増やしており、大手のEOG Resourcesや、Pioneer Natural Resourcesなど多くの会社が、2017年は増産を予定している。油価が60ドル/バレルに戻ると、米国のシェール開発は息を吹き返し再び大増産となり、供給過剰を招くだろう。そうなるとOPECの協調減産も続くかどうか疑わしくなる。今後、油価下落⇒減産⇒油価回復⇒増産⇒油価下落、というサイクルが相当長い間繰り返され、その度に油価の天井が徐々に下がってくるのではないか。以上の経緯をきめ細かく追跡し、今後の油価の動向に影響する要素について述べる。
 かつてシェールオイルの採算限界は80ドル/バレルともいわれたが、昨今では30〜40ドル/バレルでも採算が取れるフィールドも多く出てきている。これらを可能にした技術革新とコスト削減の進展について解説するとともに、今後の開発の行方についても述べる。
 米国からのLNG輸出が2016年2月から始まったが、米国内の天然ガス価格が、早晩世界のLNG価格に影響を与えるようになるのは必至と思われる。そこで、今後の米国内の天然ガス価格の行方を探るため、主なシェールガスフィールドについて、現在の開発状況を確認すると共に、その今後の開発の行方についても述べる。
 トランプ政権となり規制緩和が進み、米国、カナダの石油開発に追い風になるのは間違いないが、それほど大きく変わることもないだろう。最後にこれについても若干触れる。


 1.石油・天然ガス価格:現状とその推移
 2.米国のシェール開発概要
 3.米国のシェールオイル開発事例
 4.米国のシェールガス開発事例
 5.技術革新とコスト削減
 6.米国シェール開発の今後の展望
 7.米国からのLNG輸出計画
 8.トランプ政権のエネルギー政策
 9.最近の大規模な太陽光発電と風力発電
 10. まとめ(もう一つのピークオイル論)
 11.質疑応答・名刺交換
(牧 氏)
13:30
|
15:30
U.ロシア・エネルギー戦略のポイントと今後の展望

<講演要旨>
 「2035年までのロシア連邦のエネルギー戦略」と題された政府文書の草案が、2016年9月に公開された。この草案についてのロシア政府内での議論はいまだに続いているが、現状でロシアが今後のエネルギー資源の生産と輸出に対してどのような見方を持っているのかの輪郭を窺い知ることができる。その概要を追いながら、現在ロシアが直面しているエネルギー資源の輸出での諸問題全般と、その中でも特に中国や日本への輸出がどのように展開して行くのかについて見て行くこととしたい。

 1.「2035年までのロシア連邦のエネルギー戦略」(草案)の概要
  (1)エネルギー資源の生産・輸出予測
  (2)予測の前提条件
 2.ロシアのエネルギー輸出の現状と問題点
  (1)石油
  (2)天然ガス
  (3)石炭
 3.エネルギー資源の東方への輸出
  (1)ロシアの東進政策
  (2)対中資源輸出
  (3)対日資源輸出
 4.まとめと今後の展望
 5.質疑応答・名刺交換
(酒井 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。