【セミナーの狙い】
海外プロジェクトで納期と採算を確保することは容易なことではない。原油価格の長期低迷でエネルギー関連を中心に多くのプロジェクトが中断、計画見直しとなり、縮小する市場を巡って厳しい受注・価格競争に晒されている。
海外プロジェクトでの最大のリスク、不採算発生エリアは現地工事といっていい。
折角の受注、苦労し設計、機材調達まで順調に運びながら現地工事で想定外の工事遅延と余分費用の発生に大混乱となる。
現地業者への依存度合そのものが海外プロジェクトのリスクと言っていい。
勿論、万能・即効の解決策など未だ見つからないが、いくつかの事例から「これだけは」と理解し、覚悟し、とれる対策はとっておくべきと思われることがある。
このセミナーでは、様々な企業の受講者の方々との質疑応答(積極的なご質問をお願いします)のなかで問題を共有して、短い時間のなかで皆様の今後の海外展開に貢献できたらと思います。
現在、海外プロジェクトを遂行しておられる企業の方々、今後海外進出を考えている企業の方々の参考にして戴きたいと思っています。
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【受講をお奨めする方】
主に海外プロジェクトの見積・遂行に関わるエンジニア、プロジェクト管理、資材調達、建設、技術、営業、契約・法務部門関係者。ならびに海外展開を志向する企業のご担当の方々。
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【セミナーコンテンツ】
<全般:講義ウエイト30%>
●海外EPCビジネスの構造(リスクの根幹)
●最近の海外EPCビジネスの課題
<見積リスク:講義ウエイト30%)>
●海外プロジェクトの見積段階の問題と対策
●Risky な(対客先)契約条件(案)のチェック
<遂行リスク:講義ウエイト40%)>
●遂行リスク:顧客との紛争:納期延長、追加費用請求クレーム
●遂行リスク:現地業者サブコントラクターからの追加費用請求クレーム
−下請け工事契約の類型とその問題点
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【講座の流れ】
1.海外プロジェクトの難しさの実態 なぜ難しいのか。その全般的理解
2.見積・応札段階のリスク分析、契約条件のチェック、Proposalの効果的作成手法
3.遂行段階のリスク管理。対顧客および対現地業者との費用と納期を巡る紛争予防と対応
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【プログラム】
〜リスクマネジメントの究極は、「損をしないプロジェクトの運営」という視点から〜
1.全般:プロジェクトの難しさの理解と見積段階での対処
・海外プロジェクトの難しさの典型とその本質を整理してみることから始め、
その難しさを理解したうえで、具体的にどう対応していくのかを、
大きく「見積・入札段階」と「遂行段階」それぞれの段階で最善の対応を考える。
2.見積リスク
・リスクを顧客にヘッジしたプロポーザルの作成(上手な逃げ道)
・発生頻度の高い不採算要因に対しての事前防御
・契約に対するコメント作業(各契約条項毎のトラブル事例を解説)
3.遂行リスク
@対客先
・トラブルは必ず発生するという前提でのプロジェクト運営
・トラブルにどう対処するか(具体的な対応法)
・顧客へのクレームの準備(同時に顧客からのクレームへの対応)
・納期延長などのクレームに対する作成戦略(Global Claim)
A対現地業者
・現地業者(サブコントラクター)からのクレーム
・発生要因とその対応
・工事業者との契約Typeの理解とRisk Minimumな契約方式を考える(本講座重点テーマ)
4.質疑応答(適宜)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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