●講 師 |
(国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 省エネルギー研究部門 ターボマシングループ 研究グループ長 |
壹岐典彦 氏 |
●講 師 |
京都大学大学院 工学研究科 物質エネルギー化学専攻 教授 |
江口浩一 氏 |
●講 師 |
(国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 環境・動力系 動力システム研究グループ 主任研究員 |
仁木洋一 氏 |
●講 師 |
早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 応用化学科 講師 |
花田信子 氏 |
●講 師 |
早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 応用化学科 教授 |
関根 泰 氏 |
●講 師 |
岐阜大学 研究推進・社会連携機構 次世代エネルギー研究センター センター長 大学院工学研究科 環境エネルギーシステム専攻併任 工学部 化学・生命工学科 物質化学コース併任 教授 |
神原信志 氏 |
●講 師 |
(国研)産業技術総合研究所 材料・化学領域 化学プロセス研究部門 ナノ空間設計グループ 研究グループ長 |
佐藤剛一 氏 |
●講 師 |
広島大学 自然科学研究支援開発センター 先進機能物質部門長・教授 |
小島由継 氏 |
●日 時 |
2017年 10月 13日(金) 13:00〜16:50 2017年 10月 26日(木) 10:15〜16:50 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
|
●受講料 |
◆2日間受講 75,600円 【1名につき(※受講者が10月13日と10月26日で違う場合でも可)】 ◆10月13日のみ受講 39,960円 【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき34,560円)】 ◆10月26日のみ受講 49,680円 【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】 ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
1日目 10月13日(金)
|
13:00 | 14:20
|
T.アンモニア燃焼ガスタービンの技術開発
産総研は東北大学流体科学研究所との共同研究でアンモニア直接燃焼ガスタービン発電の実証試験を行っている。まず灯油−アンモニア混焼ガスタービン発電を、次にアンモニア専焼およびメタン−アンモニア混焼でガスタービン発電を実証した。
1.はじめに
(1)アンモニアの物性値と燃焼特性
(2)アンモニア内燃機関
(3)燃料とガスタービン
2.産総研におけるアンモニア直接燃焼ガスタービンの開発
(1)アンモニア燃料の供給
(2)ベースガスタービン
(3)試作燃焼器
3.試験結果
(1)試運転
(2)灯油―アンモニア混焼
(3)アンモニア専焼試験
(4)メタン−アンモニア混焼
(5)火炎の可視化
4.まとめ
5.質疑応答・名刺交換
(壹岐 氏)
|
14:35 | 15:35
|
U.アンモニアを燃料とした燃料電池発電と今後の展望
アンモニアを燃料とする固体酸化物形燃料電池(SOFC)を開発した。アンモニア直接供給、分解触媒反応またはオートサーマル分解反応と組み合わせる3方式を比較し、各方法で250W以上の発電出力が得られた。また、アンモニア直接供給方式において1kWの発電にも成功した。
1.再生可能エネルギーとエネルギーキャリアとしてのアンモニア
2.固体酸化物形燃料電池(SOFC)開発の現状
3.アンモニアSOFCにおける燃料供給方式と発電
(1)アンモニア分解触媒
(2)SOFC発電
(3)SOFCスタックの評価
(4)その他の燃料電池
4.質疑応答・名刺交換
(江口 氏)
|
15:50 | 16:50
|
V.ディーゼル機関によるアンモニア・軽油混焼運転
レシプロエンジンの燃料としてのアンモニア利用について概要と既存研究を紹介します。ディーゼル機関の吸気にアンモニアガスを混合した場合の熱効率・排ガス成分の変化について、現状の研究結果から説明致します。
1.化石燃料とアンモニアの比較
2.レシプロエンジンでのアンモニア利用
3.ディーゼル機関によるアンモニア・軽油混焼
4.今後の課題および展開
5.質疑応答・名刺交換
(仁木 氏)
|
2日目 10月26日(木)
|
10:15 | 11:15
|
W.電気分解法によるアンモニア利用技術
エネルギーキャリアであるアンモニアからの水素取り出し方法として、室温付近で動作し制御が容易な電気分解の技術を紹介します。液体アンモニアもしくはアンモニア水溶液の電気分解の効率を高めるための電解質および電極開発の現状を詳説します。
1.アンモニア分解の技術
2.アンモニア水溶液の電気分解
3.液体アンモニアの電気分解
4.今後の課題および展開
5.質疑応答・名刺交換
(花田 氏)
|
11:30 | 12:30
|
X.アンモニア合成の新手法
非在来型触媒反応を用いた低温での化学反応について、とくにアンモニア合成を例として紹介する。半導体性を有する触媒層に電場を印加すると、表面でイオンを介した反応が促進されることを見出し、これを低温でのアンモニア合成に適用したところ、非常に高い性能を発現した。その学理と応用について解説する。
1.低温での触媒反応について
2.電場を印加した触媒反応
3.表面プロトニクス
4.アンモニア合成への適用
5.反応メカニズム
6.今後の展開
7.質疑応答・名刺交換
(関根 氏)
|
13:20 | 14:20
|
Y.アンモニア原料の小型・高効率・高純度水素製造装置の開発
〜小型プラズマメンブレンリアクターで99.999%H2製造〜
大気圧プラズマとパラジウム合金水素分離膜を組み合わせたプラズマメンブレンリアクターを開発した。装置は直径約50mm、長さ400mmと小型であり、100%アンモニアを原料として99.999%以上の高純度水素を製造できる。エネルギー効率は約90%であり高効率である。500L/hの水素製造を目標とした開発状況を紹介する。また、地方創生(新産業創出)を目的とした、本装置利用の地域エネルギーシステムの構想を紹介する。本装置は低純度水素の高純度化装置としても使用でき、その事例も紹介する。
<質疑応答・名刺交換>
(神原 氏)
|
14:35 | 15:35
|
Z.マイクロ波加熱技術のアンモニア分解プロセス等への応用
マイクロ波加熱は急速加熱や局所加熱といった特徴を有しており、化学反応への利用についても研究が盛んに進められている。本講演では、固体触媒を用いた流通式反応におけるマイクロ波加熱の検討と、それをアンモニア分解等へ応用する試みについて紹介する。
1.マイクロ波加熱の特徴
2.円筒状照射空間を利用した固体触媒のマイクロ波加熱
3.各種触媒反応への利用
4.アンモニア分解プロセスへの適用の試み
5.質疑応答・名刺交換
(佐藤 氏)
|
15:50 | 16:50
|
[.アンモニア分解と高純度水素併給システムの開発動向
アンモニアはNH3で示されるように、多くの水素を含んでおり水素エネルギーのキャリアとして魅力的な化学物質です。しかしながら、燃料電池自動車(FCV)用水素燃料の国際規格によると水素中のアンモニア濃度は0.1ppm以下、窒素濃度は100ppm以下、水素純度は99.97%以上に決められています。本講演ではアンモニアを原料としたFCV用水素燃料製造技術を紹介します。
1.エネルギー・環境問題
2.水素エネルギーキャリアとしてのアンモニア
3.アンモニアからFCV用水素燃料製造に関する要素技術開発
4.アンモニア分解・高純度水素供給システムの設計・製作
5.今後の展開
6.質疑応答・名刺交換
(小島 氏)
|
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
|