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T.地熱発電の導入促進に向けた経済産業省の取組について
世界第3位の地熱資源量を有する日本においては、再生可能エネルギーである地熱発電の導入が進められており、2030年度までに設備容量を約100万kW分増加させるという目標が掲げられている。また、地熱発電は、発電後の熱水を活用したハウス栽培など、地方創生にも資する電源として期待されている。経済産業省では、地熱発電の導入促進に向けた様々な取組を実施しており、これらの取組について紹介する。
1.地熱発電の現状
2.地熱発電の導入促進に向けた支援措置
3.地域と共生した地熱開発への取組
4.質疑応答・名刺交換
(安原 氏)
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U.地熱井の掘削技術
―坑井仕上げとトラブル事例―
地熱開発を行うには、開発の各段階で坑井を掘削することが必要となり、その費用は全体開発費の3〜4割になると言われている。地熱井は、試験や生産、還元等により大きな温度変化や腐食性流体にさらされる。この影響により、掘削中はもとより、掘削後に坑井トラブルが発生すると坑井の寿命を短くするだけでなく、周辺の環境破壊や人的事故が発生することがある。このトラブルを防止するためには、坑井の温度条件、採取する地熱流体等に合わせたケーシングパイプの設置やセメンチング、坑口装置の取り付け等の坑井仕上げを行うことが必要である。最後に掘削中ならびに掘削後に発生した仕上げ方法に関係するトラブル事例と対応策を説明する。
1.地熱掘削技術概要
2.仕上げ計画立案に必要な地下状況予測
3.ケーシングプログラムの策定
4.ケーシングの仕様と選択
5.ケーシングセメンチング方法と選択
6.坑口装置の仕様と選択
7.仕上げ方法に関係するトラブル事例
8.質疑応答・名刺交換
(島田 氏)
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V.地熱発電プラントの配管設計
地熱発電プラントの設備の内、今回は、生産井からタービン入口まで及び還元井までの地熱蒸気生産・熱水還元設備を対象に説明する。扱う流体は、蒸気・熱水ではあるが、地熱特有な点に焦点を当て、地熱生産井周りの配管、蒸気・熱水二相流輸送配管、飽和蒸気輸送及び飽和熱水輸送を中心に解説する。
1.蒸気生産・熱水還元設備とは
2.蒸気生産・熱水還元技術の概要
3.生産井周りの配管
4.二相流輸送配管
5.蒸気輸送配管
6.熱水輸送配管
7.還元井周りの配管
8.質疑応答・名刺交換
(松村 氏)
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W.地熱発電システムと小型地熱発電設備の開発機種について
地熱発電システムにおけるタービンおよび発電機は、地熱特有の蒸気条件(腐食性ガス、不活性ガス)があり、火力・原子力と比較し、特殊な設計の配慮が必要である。
今回は、この腐食環境における蒸気タービンの技術的な特徴を紹介し、最近の海外における地熱プラントの紹介および今後旺盛な需要が見込まれる、小型地熱機器の開発について説明する。
1.地熱タービンプラントの種類と特徴
2.東芝地熱タービンの技術的特徴
3.最近の大型地熱プラントの紹介
4.小型地熱機器の開発機種の解説
5.小型地熱機器の運転実績と今後
6.質疑応答・名刺交換
(柴垣 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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