●講 師 |
東京大学名誉教授 明治大学特任教授 ガスハイドレート研究所代表 |
松本 良 氏 |
●講 師 |
三井造船株式会社 企画本部 海洋事業推進部 課長 |
加藤寿仁 氏 |
●講 師 |
株式会社地球科学総合研究所 技術顧問 早稲田大学 非常勤講師 |
加藤 進 氏 |
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<略歴> 昭和50(1975)年石油資源開発(株)入社。
鉱業所、本社探鉱部(のち探鉱本部)、技術研究所にて、
主に国内石油開発や探鉱技術を担当。
途中3年間石油公団(現JOGMEC)技術部に出向。
平成18(2006)年(株)地球科学総合研究所出向。
平成27(2015)年石油資源開発(株)退職。
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●講 師 |
特定非営利活動法人 地下資源イノベーションネットワーク 理事長 国立大学法人室蘭工業大学 環境科学・防災研究センター 客員教授 |
出口剛太 氏 |
●日 時 |
2018年 2月 13日(火) 9:50〜17:00 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
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●受講料 |
◆1日プログラム(T〜W)受講 49,680円 【1名につき(※受講者が各プログラムで異なる場合でも可) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】 ◆デイタイムプログラム(T〜V)受講 43,200円 (同時複数人数お申込みの場合1名につき37,800円) ◆イブニングプログラム(Wのみ)受講 19,980円 (同時複数人数お申込みの場合1名につき14,580円) ※上記全てテキスト代、消費税を含む。 |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
9:50 | 11:20
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T.表層型メタンハイドレートの開発動向と展望
南海トラフの砂層型メタンハイドレートの資源開発プロジェクトが始まって久しいが、多くの課題を前に開発への行程は遅々としている。そのような中、2004年に明らかにされた日本海の表層型メタンハイドレートの探査開発プロジェクトが本格的に始動している。2013年〜2015年の集中的な探査と資源量評価、それに続き、2016年からは開発、資源回収のための技術開発調査が進行している。本講演では、探査成果の詳細と今後の見通しについて概要を説明し、合わせて、海外の調査動向についても紹介する。
1.メタンハイドレートとはどんなものか?
@基本的性質−安定領域相図
A研究調査の概要
2.表層型メタンハイドレート資源開発プロジェクト
@南海トラフの砂層型と日本海の表層型
A日本海の表層型メタンハイドレート探査
3.表層型メタンハイドレート:どう回収するか
@様々なメタンハイドレート回収手法
A回収技術の調査
B目標と開発スケジュール
4.海外の調査動向
@インドプロジェクトNGHP
A中国の動向−生産試験
Bメキシコ湾での掘削計画
5.質疑応答・名刺交換
(松本 良 氏)
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11:30 | 13:00
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U.メタンハイドレート開発と商業化に向けた取組み
日本のメタンハイドレート開発は1990年代の調査研究に端を発し、2001年7月に策定された「我が国におけるメタンハイドレート開発計画」および同年スタートしたメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(通称:MH21)によって加速した。本日は技術とは少し違った視点でレビューを行い、併せて弊社の表層型メタンハイドレートに対する取り組みについてご紹介する。
1.はじめに
2.メタンハイドレート開発の状況
@メタンハイドレート開発計画
Aお金の動き
B自治体・大学の動き
C企業の動き
D海外の動き
3.三井造船の取り組み
@砂層型メタンハイドレートへの取り組み
A表層型メタンハイドレートへの取り組み
〜回収技術開発に関わる調査研究〜
4.今後の展望
@特許に見る表層型メタンハイドレート開発方法
A海洋資源開発と法規制
Bその他
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(加藤寿仁 氏)
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14:00 | 15:10
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V.沖縄本島における水溶性天然ガスの開発と利活用
一次エネルギーのほとんどを島外(海外)に依存している沖縄にとって、水溶性天然ガスは“沖縄の宝”である。その存在は1950年代から知られていたが、未だにほとんど活用されていない。地産地消のエネルギーとして、その利活用が望まれる水溶性天然ガスについての理解を深めるために、これまでの経緯と石油地質学的な特徴を解説する。さらに、利活用の現状と今後の動向について述べる。
1.はじめに
@沖縄の特殊性
A水溶性天然ガスは“沖縄の宝”
B沖縄県エネルギー・ビジョン・アクションプラン
2.水溶性天然ガス
@分布,生産量,特徴
A油・ガス田との比較
3.沖縄本島南部の水溶性天然ガス
@探鉱経緯
A沖縄県による調査
B石油地質学的な特徴
1)地質層序
2)地質構造
3)貯留層
4)天然ガス・地層水の地球化学
4.水溶性天然ガスの経済性
5.利活用の動向
6.まとめ
7.質疑応答・名刺交換
(加藤 進 氏)
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15:30 | 17:00
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W.未利用石炭資源有効活用に向けた技術開発動向と展望
〜炭層メタン(CBM)と石炭地下ガス化(UCG)〜
東日本大震災以降、我が国のエネルギー自給率は僅か6%であり、エネルギー供給は海外からの化石燃料に依存した状況が続いている。現在、国内の地域資源を地域で活用し、地域の持続的な発展につなげる動きが各地で見られる。国内に未だ300億トン近く賦存していると言われている石炭の活用もその一つである。但し、従来の石炭を採掘して燃料として利用する方法では経済面あるいは環境面においてもメリットは少ない。より経済的かつ環境負荷の少ない技術による石炭の活用が求められている。炭層メタン(CBM)と石炭地下ガス化(UCG)は、いずれも石炭に包蔵するエネルギーをガスとして取り出すものであるが、従来の技術では採掘が難しい地層条件や地下深部の石炭をも開発対象とでき、また地表からのボーリングだけでエネルギー回収ができる技術である。本講演では、CBMとUCGの技術概要、海外での開発事例を交え、国内での技術開発動向と展望について紹介する。
1.国内の未利用石炭資源
2.CBMとUCG−技術の概要と比較
@CBM開発技術の概要
AUCG開発技術の概要
BCBMとUCGの比較
3.CBM開発
@海外におけるCBM開発事例
A国内でのCBM開発有望区域と資源量
B夕張におけるCBM開発プロジェクト
CCBM開発の経済性
4.UCG開発
@海外におけるUCG開発事例
A国内でのUCG技術開発
BUCG開発の経済性
5.今後の展望と課題
6.質疑応答・名刺交換
(出口剛太 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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