●講 師 |
(株)KRI 執行役員 環境化学プロセス研究部 部長 |
阪井 敦 氏 |
|
【主な略歴】 1984年3月 京都工芸繊維大学修士課程修了
1984年4月 某中堅化学会社に入社
1999年4月 株式会社KRIに入社
2001年7月 米国プロフェッショナル・エンジニア資格取得
2005年10月 米国プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル資格取得
2015年12月 上席化学工学技士資格取得
【主な研究・業務】 1984年〜1999年 某中堅化学会社にて以下の業務に従事
(1)化学プラントのプロセス設計・計装設計
(2)化学プラント投資案件の事業採算性検討
(3)化学プラントの生産技術開発
(4)化学プラント建設のプロジェクト・マネジメント
1999年〜現在 株式会社KRIにて以下の業務に従事
(1)化学・環境・エネルギー関係の研究開発
(2)化学・環境・エネルギー関係の研究開発マネジメント
【業界での関連活動】 NPO法人 日本プロフェッショナルエンジニア協会(JSPE)副会長
米国プロジェクトマネジメント協会会員
|
●日 時 |
2018年 6月 28日(木) 10:10〜16:40 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
|
●受講料 |
49,680円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円) ※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
<受講対象>
1.化学・石油化学、エネルギー・環境関連ならびに工場・プラントの設備ユーザ及び
エンジニアリング会社などにおいて、研究企画、研究開発、生産技術開発、事業開発、
設備計画、設計のご担当の方々。
2.製造原価・採算性の評価力及びプロジェクト管理力の強化をお考えの方々など。
|
<習得知識>
1.プロジェクトの概要と重要性
2.スケールアップの難しさと重要性
3.開発ステージにマッチしたフィジビリティ検討
4.製造コスト計算と事業採算性検討
5.投資意思決定の考え方
|
<講座趣旨>
まず、オペレーションとの対比で、プロジェクト・マネジメントの概念と重要性を説明する。
次に、相似形で行えば簡単と思われているスケールアップについて、その難しさと重要性について、実例を踏まえながら解説する。研究の初期段階においては、非常に簡易的な製造コストの試算について述べ、研究開発が進行して設備投資を計画する段階においては、ディスカウント・キャッシュ・フロー法(DCF法)を用いた事業採算性検討、投資意思決定について述べる。
最後に、投資採算性検討のリスクについて触れ、そのリスク影響度を把握するための感度分析について述べる。
|
<プログラム>
1.プロジェクトで業務を考える
1-1 プロジェクトとオペレーションの違い
1-2 プロジェクトマネジメントとは
1-3 プロジェクトのコストマネジメント(EVM)
2.実用化への第一歩スケールアップの考え方と進め方
2-1 化学者の視点(プロダクト)と化学工学者の視点(プロセス)
2-2 スケールアップの難しさ
2-3 連続プロセスとバッチプロセスのスケールアップ
2-4 実験室と実設備の違い
2-5 スケールアップのためのデータ取得
2-6 モデル化
3.コストは1つではない
3-1 コスト構成
3-2 色々なコストの考え方
3-3 原価計算の目的
4.開発ステージにマッチしたコスト試算
4-1 研究開発段階における超概略コスト試算
4-2 開発試作段階におけるコスト試算
4-2-1 物質収支と変動費の推算
4-2-2 設備投資額の概算
4-2-3 製造コストの概算
5.事業採算性検討と投資意思決定
5-1 事業採算性検討に必要な値
5-2 ディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)法による計算
5-3 投資採算性検討の境界の考え方
5-4 リスクマネジメント
5-5 感度分析
5-6 投資判断
6.環境・エネルギー分野における研究開発事例の紹介
7.質疑応答(適宜)
|
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
|