【受講対象】
主にガス、石油、石油化学その他の各種プラントで使用される中・大型圧縮機などを扱うプラントエンジニアリング会社およびエンドユーザのエンジニア、メーカ(主として、遠心と往復動)のエンジニア
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【習得知識】
プラント・工業用として使われる圧縮機の種類とその構造、圧縮機エンジニアリングの進め方、遠心と往復動圧縮機設計方法の基本と留意点、据付・試運転などについて、より実際的な知識を習得することが出来る。
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【プログラム】
1.はじめに
1.1 本講義の狙い
1.2 回転機械の3次元空間(コンプレッサ vs ポンプ、ターボ vs レシプロ、コンプレッサ vs タービン)
2.圧縮機のエンジニアリング
2.1 エンジニアリング・設計・製作・工場試験、据付・現地試運転までのワークフロ
2.2 圧縮機の要求仕様の決定 −考慮すべき留意点
2.3 型式選定(ターボ vs レシプロ・スクリュ型・台数決定と所要動力推定)
2.4 駆動機選定と運転制御法の検討
2.5 補機・計装・制御システムの仕様とメーカ供給範囲
2.6 メーカと選定モデルの技術評価
3.ターボ圧縮機設計のキーポイント
3.1 ターボ圧縮機フレーム選定の基本
3.2 インペラ流量係数と性能特性
3.3 アメリカ系とヨーロッパ系の設計思想の相違
3.4 ターボ圧縮機本体設計
3.5 ロータダイナミクス(含む軸受、AMB)
3.6 シャフト・シールとシールガスシステム
3.7 駆動機とのインタ・フェース
4.往復動圧縮機の設計のポイント
4.1 往複動圧縮機の原理
4.2 要求仕様に沿った型式選定
4.3 往復動圧縮機の主要構造
4.4 ロッドロードとトルク変動
4.5 駆動機とのインタ・フェース
4.6 脈動解析
5.発注後のプラント設計・メーカ設計製作のレビュ
5.1 全般
5.2 メーカ設計のレビュ
5.3 システム設計・プロセス制御とアンチ・サージシステム
5.4 プロットプラン・建屋・基礎設計(振動荷重と基礎の許容振幅)
5.5 配管関係
5.6 制御・計装システムのエンジニアリング
5.7 電気関係のエンジニアリング・設計
6.メーカ工場における検査・試験
6.1 検査全般
6.2 ダイナミック・バランスの基本
6.3 メカニカル・ランニングテスト、ストリング・テスト
6.4 ASME PTC-10 性能試験
7.圧縮機の据え付けと現地試運転
7.1 据付工事
7.2 アライメント
7.3 プレコミッショニング
7.4 引き渡し
8.圧縮機と最近の動向
8.1 省エネ検討
8.2 HAZOP、SIL検討、エルゴノミクス
8.3 IoT時代に向けて
9.質疑応答(適宜)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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