再生可能エネルギーの導入により電源の分散化が進展しているが、同時にデジタル技術進歩によってこれら分散して導入されたリソースを制御することへの期待が高まっている。本講演ではブロックチェーンを用いた電力融通を事例に、今後の電力ネットワークの可能性について解説する。
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T.将来の電力ネットワークの展望とデジタル化技術
1.国内外における分散型電源の将来性とその課題
1.1 限界コストゼロの再生可能エネルギー
1.2 分散化電源の普及
1.3 需給変動による不確定性
1.4 設備保有者の分散化と集中制御の限界
1.5 電力ネットワークへ与える影響
2.エネルギー分野におけるデジタル化新技術
2.1 分散型エネルギー市場の取込みへの可能性
2.2 蓄電池と電気自動車の社会普及
2.3 エネルギー分野におけるデジタル化技術
3.将来のエネルギーネットワークの形と求められる課題
3.1 インターネット・オブ・エナジー
3.2 自律分散型制御ネットワークの可能性
4.質疑応答
(田中謙司 氏)
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U.ブロックチェーンのエネルギー分野への応用可能性
1.ブロックチェーンのエネルギーへの応用
1.1 ブロックチェーンの産業への活用利点
1.2 エネルギー分野におけるブロックチェーンの動向
2.ブロックチェーン技術を応用した電力融通実証
2.1 個対個マッチングによる需給調整
2.2 デジタルインバータおよびIoT機器による完全自動制御
2.3 ブロックチェーンを用いた電力融通プラットフォーム設計例
2.4 識別価値の取引可能性
3.質疑応答
(田中謙司 氏)
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V.デジタルグリッドルータの開発
再生可能エネルギーが次々と導入されている現在の電力市場では、デジタル化技術が重要になってきている。様々な分散型電源に接続した各需要家の要望に応じて電力融通を行うために汎用性のあるインバータの必要性が高まっている。これらの要求を満たすべく開発中のデジタルグリッドルータやそのデジタル制御について述べる。
1.デジタルグリッド(DG)のコンセプト
2.デジタルグリッドルータ(DGR)
2.1 DGRの構成
2.2 これまでのDGR
2.3 従来のインバータ
2.4 研究室におけるDGR1kの研究
〜仕様、DGRの動作、インバータの高速制御、
FPGAによる制御アルゴリズムの実装、実験結果〜
2.5 DGR10kの開発
〜仕様、現状〜
3.まとめ
4.質疑応答
(Nguyen Van Triet 氏) (前田絵理 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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