●講 師 |
千葉大学大学院 園芸学研究科 環境調節工学研究室 教授 |
後藤英司 氏 |
●講 師 |
鹿島建設株式会社 エンジニアリグ事業本部 次長 |
澤田裕樹 氏 |
●講 師 |
近畿大学 薬学総合研究所 機能性植物工学研究室 教授 |
角谷晃司 氏 |
●講 師 |
一般社団法人イノプレックス 代表理事 |
藤本真狩 氏 |
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<プロフィール> 神戸大学経済学部を卒業後、京都大学医学研究科在籍中、
2008年にNPO法人イノプレックスを設立、2015年に一般社団法人化。
「食・農業」ビジネスを中心に、年間100社以上の最先端技術をグローバルに取材している。
近年は、店内で野菜を栽培する「地産地消型レストラン」、体験型・観光農園など農業を通じて
人々を楽しませる「アグリテイメント」、環境に配慮した町づくり「環境都市・スマートシティ」にも
力を入れている。
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●講 師 |
筑波大学 生命環境系 教授 つくば機能植物イノベーション研究センター センター長 |
江面 浩 氏 |
●講 師 |
東京大学医科学研究所 特任研究員 |
幸 義和 氏 |
●日 時 |
2018年 6月 27日(水) 9:30〜17:00 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
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●受講料 |
49,680円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円) ※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
<アカデミック割引> 【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度がございます。 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】 |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
9:30 | 10:30
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T.植物工場による薬用植物および医薬品原材料生産のための
遺伝子組換え植物の栽培
〜千葉大における取組みを中心に〜
1.栄養成分、機能性成分、薬用成分とは
2.植物工場による薬用植物生産の国内外動向
3.植物工場による医薬品原材料生産
(遺伝子組換え植物栽培)の国内外動向
4.千葉大学における取組み
5.植物工場の特徴を生かした栽培手法・生育制御の展望
6.質疑応答・名刺交換
(後藤 氏)
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10:40 | 11:40
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U.鹿島建設の植物工場エンジニアリング
植物工場において高品質な商品の安定生産を実現するために求められるエンジニアリング技術と鹿島建設の取り組みについて紹介する。また、高付加価値作物生産のための植物工場エンジニアリングについて、遺伝子組換え植物工場での経験を用いて具体的に説明する。
1.鹿島建設の植物工場分野への取り組み
2.遺伝子組換え植物工場における高付加価値物質生産
3.高付加価値作物生産のための植物工場エンジニアリング
4.質疑応答・名刺交換
(澤田 氏)
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12:30 | 13:30
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V.植物工場における薬用植物など機能性植物の栽培・生産の展望
〜抗加齢および抗糖尿病効果を有する植物の栽培等〜
生活習慣病を予防し、健康寿命を延ばすことは、生活の質の低下の防止や社会保障負担の軽減につながる。中でも、酸化や紫外線などに対する抑制・防御物質を様々な植物から見出し、摂食することは、アンチエイジング効果に有効であり、また、暴飲暴食から引き起こされる血糖値の上昇を抑える物質は、糖尿病に予防効果が期待される。そこで、このような抗加齢効果ならびに抗糖尿病効果を有する植物を選抜し、これらの安定生産のための人工栽培技術について紹介する。
1.平均寿命と健康寿命について
2.抗加齢物質を生産する植物の選抜と評価
3.シャクヤク・カンカニクジュヨウ・サフランの人工栽培
4.抗糖尿病効果を有する植物の選抜と評価
5.サラシアの人工栽培
6.質疑応答・名刺交換
(角谷 氏)
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13:40 | 14:40
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W.海外における植物工場を用いた機能性素材・医薬品原材料生産の研究開発動向
植物工場では施設内を最適環境に制御し、トマトやレタスなどの生産野菜を栽培する場合が一般的だが、海外では植物内にて成分の発現、加工・抽出工程を経て、健康食品や医薬品の原材料として提供しているケースも増えている。
本セミナーでは、植物や藻類などを対象に、植物工場を活用しながら健康食品向けの機能性素材、各種ワクチン等の医薬品原材料を生産している海外の企業事例や研究開発動向を解説する。
1.植物工場を活用した植物栽培・藻類培養と機能性素材の生産
(1)植物栽培による生産事例
(2)藻類の可能性について
(3)米国の技術動向、企業事例の紹介
(4)その他(欧州)の技術動向、企業事例の紹介
2.植物工場を利用した医薬品の原材料生産
(1)日本国内の現状
(2)米国の技術動向、企業事例の紹介
(3)その他(欧州)の技術動向、企業事例の紹介
3.質疑応答・名刺交換
(藤本 氏)
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14:50 | 15:50
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X.機能性トマトの開発と植物工場での生産
国民医療費が急増する中、日常の食生活を通した健康の増進が期待されている。トマトは、世界でも我が国でも極めて消費量の多い野菜であり、リコピンやGABA(γ−アミノ酪酸)など健康機能性が検証されている物質も多く含まれている。一方、トマトは、トマトが持っていないような新たな機能性成分を生産する植物工場としても適しており、様々な健康機能性成分をトマトで生産する研究開発が行われている。本講義では、そのような事例としてミラクリンを生産するトマトの開発と植物工場生産に向けた取り組みについて紹介する。ミラクリンは、酸味を甘みに変える機能を有する味覚修飾タンパク質で、次世代甘味料として注目されている物質である。
<質疑応答・名刺交換>
(江面 氏)
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16:00 | 17:00
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Y.完全閉鎖型植物工場を用いたコメ型経口コレラワクチンの開発
私たちはイネ種子(コメ)の胚乳細胞に有用たん白質を発現させることで、常温で安定なたん白を製造・保存できる技術を確立し、それをコレラに代表される腸管感染症に対する経口ワクチン生産に応用することで、無毒のコレラ毒素B鎖(CTB)発現米であるMucoRice-CTBを開発した。2010年からヒトに投与可能な選択マーカーのないMucoRice-CTBの開発および研究所内にGMP対応完全閉鎖型植物工場の建設を、2013年から前臨床試験を、2015年7月からMucoRice‐CTBを原薬とする治験薬のヒトでの安全性を確認する目的で東京大学医科学研究所附属病院にて医師主導治験(フェーズI)を実施し、現在海外での治験準備を進めている。本セミナーではMucoRice-CTBの製造と開発の現状を解説する。
1. コメ型ワクチンとは
2.GMP対応植物工場でのコメ型ワクチンの製造
3.コメ型ワクチン開発の現状
4.質疑応答・名刺交換
(幸 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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