●講 師 |
公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE) 企画調査グループ 企画調査チーム 主幹 兼 国際標準化チーム 主幹 |
東 宏幸 氏 |
●講 師 |
東芝エネルギーシステムズ(株) 火力・水力事業部 火力サービス技術部 CCS事業化・技術開発担当 参事 |
岩浅清彦 氏 |
●講 師 |
早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 環境資源工学科 教授 |
栗原正典 氏 |
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<講師紹介> 1980年、日本オイルエンジニアリング(株)入社
1992年、米国テキサス州立大学オースチン校工学部石油工学科博士課程入学
1995年、米国テキサス州立大学オースチン校工学部石油工学科博士課程修了
2002年、早稲田大学大学院非常勤講師
2009年、日本オイルエンジニアリング(株)取締役
2011年、早稲田大学理工学術院創造理工学部環境資源工学科教授
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●講 師 |
日本オイルエンジニアリング(株) 技術顧問 |
冬室 誠 氏 |
●講 師 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 客員研究員 (元)国際石油開発帝石(株) |
前田治男 氏 |
●日 時 |
2018年 8月 24日(金) 9:40〜17:00 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
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●受講料 |
49,680円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円) ※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
9:40 | 10:40
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T.世界のCCSの動向
地球温暖化はワールドワイドな対応が要求される問題であり、世界的な取り組み、進展が必要である。実際、対策技術の中で重要な位置を占めるCCSは世界の多くの国で実証試験がなされ、CO2-EORを中心にして商業プロジェクトも進行中である。
本講演ではまず現状CCSが世界でどのような状況にあるか述べる。次に、CCSの世界的な適用および促進を目指してCCSの国際標準化が進行中であるが、その内容について述べて、最後に日本のCCSの今後について触れる。
1.地球温暖化問題とCCSの位置づけ
2.世界のCCSの現状
3.世界のCCSプロジェクトの例
4.CCSの国際標準化
5.日本のCCSの今後
6.質疑応答・名刺交換
(東 氏)
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10:50 | 12:00
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U.東芝のCO2分離回収事業への取組み
石炭火力発電所から排出されるCO2削減方式としてのCCUS技術は地球温暖化防止の切り札と言われている。一方、その他の産業セクターから排出されるCO2も削減していくことが地球温暖化対策として望まれている。
本講演では東芝の進めるCCUS技術開発と事業化開発を合わせて紹介する。
1.東芝エネルギーシステムズの紹介
2.CCUS技術の必要性とその適用
3.東芝CCUSの技術開発状況:三川パイロットプラント
4.東芝CCUSの事業開発状況:プロジェクト紹介
5.質疑応答・名刺交換
(岩浅 氏)
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12:50 | 14:20
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V.CO2EOR(油層技術)
CO2EORは、水蒸気圧入法に次いで広く適用されているEOR技術であり、その増油メカニズムや挙動予測手法は、かなり明確化している。本講演では、まず、従来型のCO2EORの油層工学的な基礎を復習し、引き続いて、近年実証・研究が進みつつある、CCSとの融合や特殊な形態でのCO2の圧入、さらには炭層メタンやメタンハイドレート貯留層へのCO2圧入を紹介する。
1.石油の回収とEOR
2.CO2EORの基礎
(1)CO2EORの原理
(2)ミシブルガス攻法
(3)WAG
(4)適用基準・課題
3.CO2EORのシミュレーション
(1)多成分系シミュレータ
(2)PVTシミュレーション
(3)フィールドシミュレーション
4.CO2EORの応用
(1)CCS-EOR
(2)マイクロバブルCO2EOR
(3)非在来型油ガス層におけるCO2EOR
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(栗原 氏)
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14:30 | 15:50
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W.CO2EORとCCS技術展開と設備課題(設備コストを含む)
2015年暮れCOP21「パリ協定」合意以後、各国でCO2削減プログラム導入が進んでいる。この解決策の一つとして、CO2EORと組み合わせたCCS事業の促進のための技術革新及び研究開発が進められている。本講義は、近年のCO2EOR/CCS設備に関する技術の動向及び克服すべき課題等について、具体的事例を挙げて解説する。
<質疑応答・名刺交換>
(冬室 氏)
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16:00 | 17:00
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X.CCSU(地中貯留C02の有効利用)を目指したバイオ技術の研究開発動向
地球温暖化の大きな要因と考えられるCO2の、分離回収・地中貯留(CCS)は、すでに確立された技術であり、現時点でも20件近くの大規模CCSプロジェクトが世界中で稼働している。一方で、CCSにより地下に圧入したCO2を貯留させておくだけでなく、有効利用(CCSU)しようという革新的な研究も近年、進められている。
本講演では、当該CCSU技術を目指した地下微生物利用メタン変換技術の最新動向について紹介する。
1.研究背景:CCS、CCSU技術の必要性
2.持続型炭素循環技術としてのバイオメタン変換技術
3.C02のバイオ変換技術の研究動向
4.実油ガス田への技術適用性評価
5.経済性評価
6.まとめ及び今後の展望
7.質疑応答・名刺交換
(前田 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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