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T.電力デジタル革命下のVPP、DER活用ビジネスの展望
〜制度設計とイノベーションの展望〜
電力デジタル革命の可能性が論じられるようになった今日、わが国はVPPをはじめとする需要側資源活用ビジネスの具体化が視野に入る時期に入りつつある。VPPマネタイズの鍵を握る需給調整市場やERABの方向性、さらには新しい需要側資源活用ビジネスや価値創造戦略について展望する。
1.電力デジタル革命とは何か
・電力デジタル革命はなぜ「革命」なのか
・DER/DSR(分散型エネルギー資源)の誕生と拡大
・関西電力のVPP(バーチャル・パワー・プラント)の取り組み
2.VPPマネタイズの展望
・VPPマネタイズ(稼ぐVPP)の四つのモデル
・2020年電力市場改革と需給調整市場でのVPPのポテンシャル
・VPPの出口戦略(リソース参加者が準備すべきこと)
3.需要側資源デジタルベンチャーは現れるか
・需要側資源イノベーションは何が鍵か
・顧客サービスとしての需要側資源ベンチャー
・日本で成功するDERベンチャーとは
4.質疑応答・名刺交換
(西村 氏)
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12:40 | 13:40
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U.横浜型VPP構築事業の展開
横浜市では、横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)の「実証」成果を生かして、「実装」の取組を推進している。
「実装」の取組の1つである「横浜型VPP構築事業」について、平成28年度から29年度の2か年の取組と今後の事業展開について紹介する。
1.YSCP「実証」から「実装」へ
2.横浜型VPP構築事業の概要
3.現在の取組と今後の展開について
4.質疑応答・名刺交換
(岡崎 氏)
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13:50 | 15:20
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V.中部電力グループ経営ビジョンとVPPなど新しい成長分野確立に向けての
具体的な取組み
当社は、本年3月に発表した「中部電力グループ 経営ビジョン」において、新しい成長分野の確立を謳う大幅改定を行い、これまでのエネルギー事業領域を超えた「新たな価値の創出」を目指しています。
ここでは、ビジョンで目指す成長の方向性や新しい成長分野の確立に向けた足下の取り組み事例を紹介し、その文脈の中でVPPをどうとらえているか、また、豊田市を舞台に進めているVPP実証・V2G実証の取り組み状況を報告します。
1.中部電力が目指す新成長分野の文脈の中でのVPP
・ローカルグリッドの将来像
・中部電力グループ 経営ビジョン 〜新しい成長分野の確立〜
・【他取組事例(宅内)】:「ご家庭向けIoTサービス」
・【他取組事例(屋外)】:「こども見守りサービス」
・【他取組事例(屋外)】:「スマートポール」
・【他取組事例(情報)】:「地域型情報銀行」 等
・中部電力が目指す新成長分野の文脈の中でのVPP(まとめ)
2.豊田市VPP実証
・豊田市VPP実証の概要
・実証内容I:再エネの地産地消に向けたエネルギーリソースの活用
・実証内容U:送配電事業者への調整力提供
・実証内容V:配電系統の運用高度化
3.V2G実証
・V2G実証の概要
4.質疑応答・名刺交換
(曽山 氏)
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15:30 | 17:00
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W.分散化時代の将来を見据えた東京電力グループのVPPへの取り組み
今後の分散型電源の大量導入に備え、系統負荷を軽減した形での再生可能エネルギー最大活用ならびに需要家設備の有効利用を可能とするリソースアグリゲーションが重要となる。
アグリゲーションビジネスに取り組む背景、分散型電源の全体最適運用を可能とするアグリゲーションコーディネーター(AC)の役割、実現に向けた東京電力グループによる取り組みについて紹介する。
1.アグリゲーションビジネスに取り組む背景
・Utility3.0へ向けた電気事業の変化
・分散型リソース拡大の影響
2.アグリゲーションコーディネーター(AC)の役割
・電力自由化を支えるアグリゲーションコーディネーター
・アグリゲーションビジネスの目指す世界観と展望
・アグリゲーションコーディネーターが果たす役割
3.東京電力グループによるVPP実証への取り組み
・多様なリソース特性を考慮した運用手法検討
・低圧リソースを対象としたベースライン評価の高度化
・地域電力と協調したV2G実証の推進
4.アグリゲーションコーディネーターの実現に向けて
・アグリゲーションコーディネーターに想定される要件
・事業化に向けた課題と対応
・今後の実証グループの取り組み
5.質疑応答・名刺交換
(田中 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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