<セミナー詳細>

セミナーコード:20190209   このセミナーの受付は終了しています


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2024年12月10日・20日「灰【バイオマス灰、石炭灰、焼却灰】等の有効利用」セミナーはこちら


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰、汚泥焼却灰)の有効利用への取組みと
 技術・研究開発動向について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★2月14日のみ、2月21日のみのご受講も受け付けております。

灰【石炭灰,バイオマス灰,焼却灰(ゴミ・汚泥)】の
有効利用への取組みと技術/研究開発動向
●講 師 電源開発(株) 茅ヶ崎研究所 上席研究員
立命館大学 客員教授
石川嘉崇 氏
●講 師 一般財団法人 電力中央研究所
地球工学研究所 上席研究員
山本武志 氏
●講 師 (株)森のエネルギー研究所
チーフプランナー
大矢 仁 氏
●講 師 広島大学 大学院
工学研究科 化学工学専攻 教授
福井国博 氏
●講 師 千葉大学 大学院工学研究院
地球環境科学専攻 都市環境システムコース 准教授
和嶋隆昌 氏
●講 師 国立研究開発法人 国立環境研究所
資源循環・廃棄物研究センター
循環利用・適正処理処分技術研究室 室長
肴倉宏史 氏
●講 師 早稲田大学
理工学術院(創造理工学部環境資源工学科) 教授
大和田秀二 氏
●講 師 三菱マテリアル(株)
環境リサイクル事業部 リサイクル統括部 部長補佐
矢島達哉 氏
  ※恐縮に存じますが、都合により、講師を変更させて頂くことになりました。
  (講演内容の変更はございません)


               
●講 師 三菱マテリアル(株)
中央研究所 都市資源リサイクル研究部 主任研究員
林 浩志 氏
●講 師 太平洋セメント(株)
中央研究所 業務グループ 研究推進チーム 主席研究員
今井敏夫 氏
●日 時 2019年 2月 14日(木) 10:00〜16:30
2019年 2月 21日(木) 10:10〜16:10
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆2日間(2月14日と21日)受講 79,920円
  【1名につき(※受講者が2月14日 と 2月21日で異なる場合でも可)】
◆2月14日のみ受講 49,680円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】
◆2月21日のみ受講 49,680円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】
※上記全てテキスト代、消費税を含む。
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
2月14日(木)
10:00
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11:00
T.フライアッシュ概論・フライアッシュコンクリートの性状および長期耐久性

 PART1では、フライアッシュについて基本的な情報を解説するとともに、フライアッシュのJISの変遷と問題点、実際の市中JIS品の性状の統計値、各地域でのフライアッシュ利用の取組み等について解説する。PART2では、フライアッシュコンクリートの特徴・諸性質、土木学会・日本建築学会での規格、フライアッシュコンクリートのデメリットである初期強度の低下を改善するための研究成果について解説する。

 1.フライアッシュ概論
  (1)石炭火力発電所の分布
  (2)フライアッシュの発生工程・発生量統計
  (3)フライアッシュの性状・反応他
  (4)フライアッシュJIS規格の変遷と問題点
  (5)JIS品フライアッシュの統計値(10年間の見直しを含めて)
  (6)各地域でのフライアッシュ利用に関する取組について
 2.フライアッシュコンクリートの性状およびフライアッシュの初期強度改善研究
  (1)土木学会・日本建築学会におけるフライアッシュコンクリート
  (2)フライアッシュコンクリートの特徴と耐久性
  (3)フライアッシュコンクリートの初期強度改善研究
 3.質疑応答・名刺交換
(石川 氏)
11:10
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12:10
U.コンクリート用材料としてのフライアッシュ利用拡大に向けて

 フライアッシュをコンクリート用混和材(コンクリートに混ぜて利用)として利用する量は、国内では年間約20万トンに留まっている。しかし、その利用状況は、活況を呈している地域とそうではない地域とに二分されている。この状況の背景と、利用拡大に向けて有効と考えられる事例等を紹介する。併せてフライアッシュを主材料としたセメントを使用しないコンクリートの開発状況を紹介する。

 1.フライアッシュ
  (1)発生量と利用状況
  (2)混和材としての基本特性
  (3)品質管理指標と現状
 2.フライアッシュの利用例
  (1)利点の活用例
  (2)課題
 3.質疑応答・名刺交換
(山本 氏)
13:10
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14:10
V.木質バイオマス燃焼灰の利用可能性について

 100ヵ所以上の木質バイオマス発電が稼働を開始し、各地で熱利用も増加しているが、 副産物として発生する燃焼灰の処理が課題となっている。  木質バイオマス燃焼灰は一定の条件を満たせば再利用できることから、 それらの条件整理を行い、行政による利用指針策定状況や実際の利用事例などを紹介する。

 1.有効利用のための条件整理
 2.行政による利用指針策定状況
 3.燃焼灰の利用事例
 4.質疑応答・名刺交換
(大矢 氏)
14:20
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15:20
W.分級を利用した木質バイオマス発電燃焼灰の成分調整と再資源化

 木質バイオマス発電プラントから排出される燃焼灰を有効利用・再資源化するためには、必要とする成分を安価に濃縮することが重要である。そこで、燃焼灰中の成分が粒子径に依存することを利用した成分の濃縮技術を提案しプラントスケールで実証した結果を紹介する。また、成分を調整した燃焼灰を肥料やゼオライトの原料として再資源化する研究についても紹介する。

 1.バイオマス燃焼灰中の成分の粒子径依存性
 2.成分調整したバイオマス燃焼灰の肥料・ゼオライトへの再資源化
 3.質疑応答・名刺交換
(福井 氏)
15:30
|
16:30
X.製紙スラッジ焼却灰の有効利用

 製紙スラッジ焼却灰を有効利用・再資源化するための灰の物性評価を水質浄化への利用を目的とした製造プロセスの検討を中心に研究成果を紹介する。

 1.製紙スラッジ焼却灰の特性
 2.製紙スラッジ焼却灰からの高機能ゼオライト製造プロセス
 3.質疑応答・名刺交換
(和嶋 氏)
2月21日(木)
10:10
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11:20
T.都市ごみ焼却残渣の有効利用に関する課題と展望

 PART1では、都市ごみ焼却残渣の発生と有効利用の現状について基本的な情報を解説するとともに、焼却過程における有用・有害元素の挙動について解説する。PART2では、海外における焼却残渣の有効利用の実態について、欧州と台湾を主な事例として紹介する。PART3では、今後の展望を示す。

 1.都市ごみ焼却残渣の発生と有効利用の現状と課題
 2.海外における焼却残渣の有効利用の実態
 3.都市ごみ焼却残渣有効利用の今後の展望
 4.質疑応答・名刺交換
(肴倉 氏)
11:30
|
12:40
U.都市ごみ焼却主灰からの金属濃縮技術

 一般廃棄物の焼却主灰中には比較的多くの重金属類(金を含む)が濃縮されており、欧州では焼却をリサイクルの重要な前処理と位置づけて“Thermo-Recycling”とも呼ばれ始めている。本講演では、こうした欧州の事例の一部を紹介するとともに、国内で筆者が主査として3年間にわたって(2015〜2017年)行ってきた研究会の成果、特に焼却主灰からの金属類の破砕・選別による濃縮プロセスの一部を紹介する。主たるテーマは以下のようである。

 1.スイス・イギリスにおける都市ごみ焼却主灰からの重金属回収プロセス
 2.日本の焼却主灰の特性
 3.焼却主灰の破砕・粉砕技術概論
 4.焼却主灰破砕物の選別プロセス
 5.粒度別選別の重要性
 6.エアテーブル・渦電流選別の適用性
 7.まとめ
 8.質疑応答・名刺交換
(大和田 氏)
13:40
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14:50
V.都市ごみ飛灰の脱塩処理プロセスの開発

 水洗処理を中心に都市ごみ飛灰の脱塩特性を紹介する。また、特許等で公開されているプロセス技術を紹介する。

 1.都市ごみ飛灰の脱塩特性
 2.特許等によるプロセス技術
 3.質疑応答・名刺交換
(林 氏)
15:00
|
16:10
W.汚泥焼却灰の特徴と焼成肥料化技術

 下水およびし尿汚泥焼却灰は、将来に向けた有望な未利用リン資源である。前半では、下水汚泥焼却灰の組成上の特徴およびその変動要因について説明する。後半では、その焼却灰を適切に成分調整して焼成すると、より有効な肥料に作り変えることができることを紹介する。

 1.リン資源をとりまく状況
 2.下水汚泥(焼却灰)の肥料化利用
 3.下水処理場におけるリン濃度の季節変動
 4.下水汚泥焼却灰の組成
 5.焼成肥料化技術
  〜焼成肥料化の原理、鉱物組成と肥料特性、有害成分の挙動
 6.し尿汚泥焼却灰の特徴
 7.質疑応答・名刺交換
(今井 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。