<セミナー詳細>

セミナーコード:20190211    このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、PKS(パームヤシ殻)、EFB(パーム椰子の空果房)などパーム由来ならびに、
 木質・廃棄物系の炭化を含めた燃料化と発電利用技術などについて、斯界の最前線でご活躍中
 の講師陣に詳説頂きます。
★2/19のみ、2/20のみのご受講も受け付けております。

バイオマス発電及び燃料に関する事業と技術開発動向
●講 師 イーレックス(株) 燃料部長 上手大地 氏
●講 師 東京工業大学 環境・社会理工学院 教授 吉川邦夫 氏
●講 師 東京農工大学 大学院工学研究院 教授 銭 衛華 氏
●講 師 住友重機械工業(株) エネルギー環境事業部
ボイラ技術部 基本設計グループ GL
中谷好宏 氏
●講 師 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
木材研究部門 木材加工・特性研究領域 木材乾燥研究室長
吉田貴紘 氏
●講 師 一般財団法人 電力中央研究所 企画グループ 上席 市川和芳 氏
●講 師 信州大学 繊維学部 化学・材料系 教授 高橋伸英 氏
●講 師 一般財団法人 石炭エネルギーセンター
技術開発部 実証調査グループ 主任
角間崎純一 氏
●日 時 2019年 2月 19日(火) 13:00〜16:50
2019年 2月 20日(水) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆2日間(2月19日、20日)受講 75,600円
  【1名につき(※受講者が2月19日 と 2月20日で異なる場合でも可)】
◆2月19日のみ受講 43,200円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき37,800円)】
◆2月20日のみ受講 49,680円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】
※上記全てテキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
2月19日(火)
13:00
|
14:10
T.輸入バイオマスを燃料とした発電事業

 2013年からPKS専焼発電を運営し、将来的に年間100万トン以上のバイオマスを輸入する発電事業者の立場から、オペレーション事例と燃料の安定調達への取り組みについて紹介する。

 1.当社のバイオマス発電所について
  (1)土佐発電所
  (2)佐伯発電所
  (3)新規プロジェクト概要
   〜豊前、大船渡
 2.発電事業者から見たPKSの現状
  (1)運転への影響
   〜PKSの品質など〜
  (2)調達の安定性
   〜価格・需要動向、安定調達への取組み〜
 3.課題と今後の展望
  〜PKS以外の燃料
 4.質疑応答・名刺交換
(上手 氏)
14:20
|
15:30
U.加水分解技術を用いたEFBなど各種廃棄物・未利用バイオマス資源の
  高品質燃料化と石炭との混焼の可能性


 微粉炭火力において、バイオマスや廃棄物との混焼を行う場合、破砕性や成型性の向上、灰の融点低下を招くアルカリ金属類の除去、発熱量の向上等を図る必要がある。本講演では、前処理されていない各種廃棄物・未利用バイオマス資源の高品質燃料化が可能な加水分解技術の概要と、国内外ですでに商用化されているか、商用化が計画されている事例を紹介する。

 1.加水分解技術とは
 2.都市ごみの燃料化(石炭代替燃料製造)
 3.下水汚泥・畜糞の燃料化(高効率乾燥)
 4.パーム椰子空果房(EFB)の燃料化(カリウム除去、発熱量向上)
 5.加水分解処理生成物の石炭混焼特性
 6.加水分解技術の経済性と今後の展開
 7.質疑応答・名刺交換
(吉川 氏)
15:40
|
16:50
V.パーム由来の様々なオイルの改質技術の開発現状と今後の展望

 パームオイルの精製工程において、様々な低品位オイルが副生され、これらを改質し、液体燃料油へ変換する技術は盛んに研究開発されている。その中パーム酸オイル中の遊離脂肪酸を選択的に除去し、ディゼールエンジン発電用燃料に適用する燃料油を製造する技術の特徴、研究開発状況、及び今後の展望を紹介する。

 1.パーム由来の様々なオイルの性状
 2.パーム由来オイルの様々な改質技術の開発現状
 3.固体酸触媒を用いたパーム酸オイルの改質によるディーゼル発電用燃料油の製造
 4.課題と今後の展望
 5.質疑応答・名刺交換
(銭 氏)
2月20日(水)
10:00
|
11:00
W.循環流動層ボイラ技術によるバイオマス・廃棄物系燃料の発電利用と事例

 1.循環流動層ボイラ技術
 2.バイオマス・廃棄物系燃料の燃料特性と利用事例
  (1)建設廃材系木質バイオマス燃料
  (2)森林系未利用木材
  (3)海外輸入バイオマス(PKS、EFBなど)
  (4)廃タイヤ燃料(非バイオマス)
  (5)廃プラスティック系燃料(RPF:非バイオマス)
  (6)農業系バイオマス燃料
  (7)その他 汚泥(高水分スラッジ)等
 3.バイオマス・廃棄物系燃料の発電利用への課題と対策
  (1)高効率利用へのアプローチ
  (2)安定運転・操業へのアプローチ
 4.質疑応答・名刺交換
(中谷 氏)
11:10
|
12:10
X.トレファクション(半炭化)による木質燃料の高性能化技術開発

 木質燃料の高性能化技術として250℃前後で熱処理する「トレファクション(半炭化)」が注目されている。本技術の特徴、研究開発状況、利用事例紹介、国際規格化の状況、および今後の展望を述べる。

 1.木質燃料の特徴
 2.トレファクション(半炭化)の特徴
 3.トレファクション燃料の導入状況
 4.トレファクション技術の応用事例
 5.木質燃料(固体バイオ燃料)の国際規格
 6.課題と今後の展望
 7.質疑応答・名刺交換
(吉田 氏)
13:10
|
14:10
Y.バイオマスの炭化燃料化と発電利用評価技術

 石炭火力発電所におけるバイオマス利用拡大に向け、炭化技術に注目が集まっている。炭化技術の概要ならびに技術動向を解説するとともに、当所が開発をすすめる炭化技術について紹介を行う。

 1.バイオマス発電の現状
  (1)バイオマス利用の意義
  (2)国内バイオマス発電と石炭混焼発電の現状
 2.バイオマス炭化技術
  (1)バイオマス炭化技術の概要
  (2)炭化技術の種類と国内外の動向
  (3)炭化燃料利用の課題
 3.電力中央研究所の取り組み
 4.質疑応答・名刺交換
(市川 氏)
14:20
|
15:20
Z.木質バイオマスの炭化およびタール回収による高収率高密度な炭化物燃料の製造

 木質バイオマスの混焼利用の課題を解決する前処理技術として、炭化とタール回収を組み合わせた高収率な高密度燃料製造プロセスについて紹介する。

 1.木質バイオマスの混焼利用における課題
 2.炭化およびタール回収プロセスの概要
 3.タール回収炭化燃料の特徴
  (1)炭素収率、熱量収率
  (2)粉砕性
  (3)成型圧縮による高密度化
 4.連続式製造プロセス
 5.タール回収炭化燃料のコスト評価
 6.質疑応答・名刺交換
(高橋 氏)
15:30
|
16:30
[.未利用・廃棄物系バイオマスの収集と多原料バイオコークス(BIC)への
  変換及び活用に関する取組み


 石炭コークスを代替可能な再生可能エネルギーとして「バイオコークス」が注目されている。環境省 CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業内で取り組んでいる技術開発状況、普及に向けた課題及び今後の展望について述べる。

 1.バイオコークスとは?
 2.実証事業の目的と技術開発内容
 3.多原料バイオコークスの製造
 4.一般廃棄物処理施設でのバイオコークスの利用
 5.キュポラでのバイオコークスの利用
 6.課題と今後の展望
 7.質疑応答・名刺交換
(角間崎 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。