<セミナー詳細>

セミナーコード:20190407   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、ゼオライトのもつ機能を十分に引き出し、工業製品として活用するために
 基礎物性・特性・評価手法と合成技術、ならびに各用途への応用展開、開発事例まで、
 斯界の第一線でご活躍中の楢木氏、吉田氏、両講師より実際に使用する視点から詳しく
 解説頂きます。

ゼオライトの特性制御・合成技術と
その応用展開及び実際のポイント
●講 師 東ソー株式会社 無機材料研究所
ゼオライト第1グループリーダー
博士(工学)
楢木祐介 氏
●講 師 東ソー株式会社 無機材料研究所
ゼオライト第2グループリーダー
博士(工学)
吉田 智 氏
●日 時 2019年 4月 18日(木) 10:20〜16:20
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
<受講対象>

 工業製品としてのゼオライトについて知見を深めたい方。
 実際の使用を検討されている方。など

<習得知識>

 ゼオライトの基礎知識(種類、物性・特性、長所・短所)
 ゼオライトの合成技術
 ゼオライトの技術開発動向
 ゼオライト利用のヒント

<講演要旨>

 本講演では、特に工業製品としての合成ゼオライトの情報を中心に、ゼオライトの基礎物性・特性と合成技術、その用途事例について概説する。
 またそれらをどのように実用機能に繋げるのかについて弊社での開発事例をもとに、評価手法や製造技術等の関連技術を交えて解説する。
 ゼオライトの機能を活用した製品開発や実際に使用する上での着眼のヒントとして頂けたら幸いである。

<プログラム>

1.ゼオライトとは

 (1)ゼオライトの発見と工業化
 (2)ゼオライトの構造と分類
  - 化学組成、三次元構造、機能の発現
  - 合成ゼオライト・人工ゼオライト・天然ゼオライトの比較
  - 様々なゼオライト構造と代表的構造
  - 理論構造
 (3)工業製品としてのゼオライト(当社のゼオライト製品例から)
 (4)公開情報ソース
  - ゼオライト調査に有用なweb情報源、論文誌等


2.ゼオライトの基礎物性・特性と評価手法

 (1)組成と親疎水性
  - SiO2/Al2O3比及びゼオライト構造と水・有機物吸着特性との関係
 (2)耐熱性
 (3)酸性質
  - ゼオライトの固体酸性質の発現
  - アンモニア吸着昇温脱離法(NH3-TPD)
  - プローブ吸着IR法
 (4)イオン交換特性
 (5)吸着・分子ふるい特性
 (6)触媒特性
  - 酸触媒
  - 窒素酸化物還元(アンモニア選択還元)
 (7)特性制御の事例(炭化水素吸着特性を例に)
  - SiO2/Al2O3比の影響
  - ゼオライト構造の影響
  - 吸着特性改良の試み


3.ゼオライトの合成技術

 (1)ゼオライト合成の基本
  - 合成フローと基本操作
  - 原料
  - 有機構造指向剤(Organic Structure Directing Agent:OSDA)
  - 結晶化機構
 (2)ゼオライト合成の主要因子
 (3)種々のゼオライトの合成技術と最近の技術動向
  - フッ化物イオン添加
  - Charge Density Mismatch(CDM)
  - ゼオライト転換
  - OSDAフリー合成
  - ドライゲルコンバージョン・無溶媒添加合成
  - Assembly-Disassembly-Organization-Reassembly(ADOR)
  - リン酸塩系ゼオライト
  - 階層構造(ミクロ-メソ-マクロ細孔)ゼオライト
  - 金属含有ゼオライト合成


4.ゼオライトの主な用途事例

 (1)吸着剤用途
  - 乾燥剤、VOC吸着剤、自動車排ガス用吸着剤
 (2)触媒用途
  - 石油化学触媒、自動車排ガス触媒、環境浄化触媒
 (3)イオン交換剤用途
  - 水処理剤


5.ゼオライトの材料設計:当社の開発事例から

 (1)自動車排ガス浄化触媒用ゼオライト
 (2)結晶サイズ制御ゼオライト
 (3)酸素圧力スイング吸着(PSA)用吸着剤


6.まとめと展望


7.質疑応答(適宜)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。