<セミナー詳細>

セミナーコード:20190418   このセミナーの受付は終了しています


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★工場・事業所排水に起因する水質汚濁及び有害な汚染による水生生物等への悪影響を
 未然かつ効率的に防止するため、排水中の多様な化学物質の影響を総和的に管理する
 生物応答を用いた新しい手法が注目されています。
★本セミナーでは、その管理手法についての概要説明、国内外の動向、予想される課題と
 今後の展開、企業での準備事項・対応、今後の展望などについて、斯界の最前線でご活
 躍中の山本博士にわかりやすく解説頂きます。

生物応答を利用した排水の試験・評価・管理手法と適用例
〜新しい排水管理手法・WET(Whole Effluent Toxicity)の
国内外の動向・運用などについて〜
●講 師 国立研究開発法人 国立環境研究所
環境リスク・健康研究センター 副センター長
博士(学術)
山本裕史 氏
  環境省関連の分科会(排水管理,生態リスク、化審法、農取法ほか20程度)委員
日本水環境学会バイオアッセイ研究委員会委員長
日本環境化学会幹事・「環境化学」編集委員、日本環境毒性学会幹事

【略歴】
1995年3月 京都大学衛生工学科卒業
1997年3月 京都大学大学院工学研究科環境地球工学専攻修士課程修了
2002年5月 テキサス大学オースチン校大学院工学研究科博士課程修了
2002年6月 国立環境研究所環境ホルモン・ダイオキシン研究プロジェクト
        NIESポスドクフェロー
2004年4月 徳島大学総合科学部助手
2007年4月 徳島大学総合科学部准教授
2009年4月 徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部准教授
2016年4月 国立環境研究所環境リスク・健康研究センター生態毒性研究室長
2017年1月 東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境専攻 客員准教授
2019年2月 同客員教授

【所属学会】
SETAC、日本水環境学会、日本環境化学会、日本環境毒性学会、
International Water Association、アメリカ化学会
●日 時 2019年 4月 23日(火) 13:15〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 39,960円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき34,560円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【(推奨)受講対象】

品質保証や環境/化学物質法規制への対応/CSR担当者
自社工場、事業所の排水管理、処理担当者
排水処理に関連する業務従事者
環境調査、分析担当者
環境コンサルタントの方々
環境系NPO、NGOの方 など
【(想定)習得知識】

日本版WETの内容理解
日本版WETで求められる法的・制度的要求事項
対応の考え方
【プログラム】

1.はじめに

2.海外の動向
 −米国、欧州、韓国等のケース

3.日本版WETとは?
 −現行の排水管理・化学物質管理
 −導入意義、必要性、目指している理念は?
 −規模や対象など、海外との相違
 −懸念事項
 −メリット、デメリット

4.生物応答を用いた排水管理手法
 −全体像と試験法検討案
 −WETの概要・考え方
 −試験の流れ
 −生物応答試験の手法(魚類試験法、甲殻類試験法、藻類試験法など)
 −生物影響要因の探索とその除去方法(TRE TIEなど)

5.日本における企業の対応
 −事業所排水の試験結果
 −環境水の試験結果
 −TRE/TIEの実施例

6.環境省での取り組み
 −スケジュール
 −今後の展望

7.質疑応答(適宜)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。