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T.排ガス及び排水からの水銀除去技術
味の素精製工程で培った吸着材技術を応用した水銀吸着材について紹介する。
1.会社紹介
2.活性炭と味の素
3.気相用水銀吸着剤
4.液相用水銀吸着剤
5.実績紹介
6.現在の取り組み
7.質疑応答・名刺交換
(坂本 氏)
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10:30 | 11:40
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U.エポキシ樹脂を用いた廃水銀処理物の固型化技術の開発
廃金属水銀処理物の長期安全処分を考えた場合、金属水銀を硫化物に変換するだけでなく、処理物を固型化して水や酸素などとの接触を遮断することが有効な方法である。改質硫黄を用いた固型化技術以外の方法として、本研究ではエポキシ樹脂を用いた技術を検討した結果を報告する。
1.廃金属水銀の処理・処分枠組み
2.廃金属水銀の硫化方法
3.エポキシ樹脂を用いた廃水銀処理物の固型化方法
4.固型化物の評価
5.今後の展開・国際動向
6.質疑応答・名刺交換
(高岡 氏)
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12:40 | 13:30
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V.令和元年における水銀除去技術の動向と今後の展望
〜IHテクノロジーの技術を中心に〜
日本は第四次産業革命のうねりの中で万葉集に由来した令和の時代の幕開けとなった。遥か万葉集が編纂された時代、当時の最先端の水銀鍍金技術で民衆のすべてが、仏に見守られるようにとの願いで奈良の大仏さま(毘盧遮那仏/びるしゃなぶつ)が造立されている。 さて、時代は一気に飛び、平成29(2017)年8月16日に水俣条約が発効し、国内外の水銀への関心が一気に高まり、条約開催国の日本をはじめ世界で水銀対策が加速度を増している。 弊社は2000年に石油製品から水銀除去装置を開発し、国内の全ての石油会社・石油化学会社で稼動させている。2010年から本技術の応用範囲として、天然ガス、コンデンセートの水銀除去技術を東南アジア諸国、中東諸国に紹介している。最近は火力発電の排ガス中の水銀除去、地下資源掘削設備等の排水中の水銀除去の検討依頼が舞い込んでいる。
1.水俣条約発効に伴う水銀対策
(1)国内の動向
(2)海外の動向
2.IHテクノロジー(株)の技術
(1)水銀除去技術の詳細
@顧客に適合した装置導入方法
A顧客に適合した除去剤の開発・製造
B顧客に適合した装置の設計・建設
C顧客に適合した水銀処理後の除去剤廃棄
(2)石油学会技術進歩賞及びオマーン王立大学功労賞の受賞
(3)愛媛県スゴ技に認定
3.水銀除去の今後の展望
4.質疑応答・名刺交換
(幾島 氏)
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13:40 | 14:40
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W.微粉炭燃焼排ガスに含まれる水銀の排出抑制
微粉炭焚き火力プラントなど水銀を排出する設備からの水銀規制動向について解説する。また微粉炭焚き火力プラントを例に、水銀のプラント内での挙動と各種の水銀除去技術について、その原理と特徴を述べる。IHIが取り組んでいる微粉炭焚き火力プラント排ガスからの水銀除去技術についても紹介する。
1.水銀排出に関する規制動向
2.微粉炭焚き火力プラント内での水銀の挙動
3.水銀除去技術の原理と特徴
4.IHIにおける水銀除去の取り組み
5.質疑応答・名刺交換
(鎌田 氏)
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14:50 | 15:50
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X.マルチエミッション規制に対応するAQCS(Air Quality Control System)と水銀除去技術
火力発電所にて世界的に排出規制が強化される傾向にあるNOx,ばいじん、SOx並びに水銀を除去する総合排煙処理技術について紹介する。また水銀処理技術に関して、弊社の高水銀酸化型脱硝触媒及び脱硫酸化還元電位制御を用いた水銀除去システムを紹介する。
1.石炭火力発電所での排煙処理システムと水銀挙動
2.高水銀酸化型脱硝触媒(TRAC®)の特徴
3.高効率な水銀除去に適した最新の排煙処理システム
4.弊社での具体的取り組み事例
5.纏め・質疑応答・名刺交換
(神山 氏)
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16:00 | 17:00
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Y.飛灰からの水銀溶出挙動とその抑制対策について
弊社は廃棄物焼却設備から生じる排ガスや飛灰の適正処理を目的とした薬品・制御システムを提案・販売している。
水俣条約の発効に伴い、排ガスへの水銀規制が導入された中で顕在化してきた、飛灰からの水銀溶出という課題に対する取組を紹介する。
1.飛灰からの水銀溶出に関する背景
2.飛灰の水銀不溶化の課題
3.水銀不溶化を目的とした手法の紹介
4.まとめ
5.質疑応答・名刺交換
(米山 氏)
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17:10 | 18:00
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Z.水銀廃棄物の取扱いと処理について
1.水銀、及び水銀廃棄物の取扱い
2.水銀、及び水銀廃棄物の法規制
3.水銀廃棄物の処理とその課題
4.他国の水銀廃棄物管理
5.質疑応答・名刺交換
(藤原 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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