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T.世界のCCS最新動向と今後の展望
〜政策、プロジェクト、技術開発状況、Global CCS Instituteの取組みなど〜
2018年10月、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、待ち望まれていた『地球温暖化に関する1.5℃特別報告書』(SR15)を発行し、その中で気候変動に打ち勝つためにCCS(Carbon Capture and Storage: 炭素回収・貯留技術)が果たす役割を強調した。 Global CCS Instituteは、『世界のCCSの動向:2018』 において、「この現実に真剣に取り組もうとするならば、CCSの活用が必要不可欠である」と述べている。世界では、既に23の大規模CCSプロジェクトが操業中あるいは建設中であり、回収・貯留されるCO2は、年間4,000万トンに達する。さらに20以上の新規プロジェクトが計画段階にある。将来展望も含め、世界のCCSの動向について概観する。
1.CCSとは
2.Global CCS Instituteについて
3.低炭素技術とCCS
4.世界のCCSの現状と今後
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(南坊 氏)
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U.二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)の最新動向とRITEの取り組み
昨年公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の1.5℃特別報告書では、産業化以降の気温上昇を1.5℃内にする様々な温暖化対策シナリオが検討されており、これらのシナリオにおけるCCSによるCO2削減量は、2060年時点で5〜15Gt/年とされている。CCSは、大規模排出源からのCO2削減に有望な技術であるが、コストなど導入のための障壁も存在する。 本講演では、まずCCSが地球温暖化対策として、どの程度期待されているのかを述べ、次に、分離・回収技術、地中貯留技術に関するRITEの研究開発の取組みを紹介する。
1.CCSへの期待
2.CO2回収技術の最新動向(RITEの取組紹介)
・化学吸収法、固体吸収法、膜分離法 等
3.CO2貯留技術の最新動向(RITEの取組紹介)
・マイクロバブル技術、圧入管理システム 等
4.質疑応答・名刺交換
(清水 氏)
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13:40 | 15:00
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V.CO2EORとCCS技術展開と設備課題(設備コストを含む)
CO2EORの開発運用は約50年の歳月を経て、成功・失敗の経験を生かした改良技術が確立している。この技術は、温暖化対策のためのCCS技術ともに成熟し、CO2EORと組み合わせたCCS事業の促進のための技術革新及び研究開発が進められている。 本講義は、近年のCO2EOR/CCS設備に関する技術動向及び克服すべき課題等について、具体的な事例を挙げて解説する。
1.CO2EORとは、CO2/CCSEORに適合する油田の特性(油層、原油特性条件等)
2.CO2EORの技術と開発動向
3.CO2EOR/CCS設備技術と稼働状況
4.CO2/CCS設備の課題(陸上、及び海洋の適用性等)
5.今後の展望
6.質疑応答・名刺交換
(冬室 氏)
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W.日揮のCO2分離・回収技術とCCS、CO2-EORへの取り組み
温室効果ガス排出削減のためのCCSの普及には、CO2の有効利用(Utilization)による収益化が不可欠である。その代表例として期待されるCO2-EORプロジェクトでは、CO2回収・精製プロセスにおいて、より効率的なCO2分離技術が求められている。 本講演では、CCS・CO2-EORプロジェクトの普及に向けた日揮の取り組みを紹介し、独自のCO2分離技術の適用による収益改善の可能性について報告する。
1.日揮株式会社の紹介
2.CCUSプロジェクトへの期待と当社の取り組み
3.CCS・CO2-EORプロジェクトに貢献する技術開発
(1)HiPACT®
(2)DDR型ゼオライト膜
4.今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
(岡崎 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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